韓米首脳会談:盧大統領、ブッシュ大統領に明確な発言促す
(朝鮮日報 2007/09/08)
   

 ブッシュ米大統領は7日、韓米首脳会談終了後にメディアに対し会談の結果を説明した際、北朝鮮の核問題解決後の構想を比較的詳細にわたり説明した。これは、今までの6カ国協議の過程でも出た話ではあるが、米大統領が述べたという点で、大きな意義があると評価されている。

 まず、ブッシュ大統領は「(盧武鉉〈ノ・ムヒョン〉大統領が)北朝鮮の指導者と(南北)首脳会談で会うなら、北の指導者にわたしたちと交わした約束を履行し続けてほしいと伝えてほしい」と述べた。そして「北朝鮮の指導者が彼らの核開発計画をすべて申告し解体するなら、大きな変化が起きるだろう。北東アジアにおいて平和体制を新たに設定することになると思われる。今後わたしたちがすべきことはまだ多いが、それらについて前向きに考えている」と述べた。

 この話を聞いた盧大統領は何か物足りないと感じたのか、「韓半島(朝鮮半島)平和体制または終戦宣言に関する話が抜けているようだが…。わが国の国民はそれを聞きたいと望んでいるので、明確に話していただきたい」と語った

 ブッシュ大統領が「わたしが言いたいのは、わたしたちが平和体制の提案をするかどうかは金正日(キム・ジョンイル)総書記にかかっているという点が重要だということ。武器をなくし、検証を可能にしなくてはならない。そうした目標に向け進んでいるが、いずれにせよ決断はあちらが下さなければならない」と答えた。

 盧大統領は「まだ十分でない」と感じたのか、ほほ笑みながら「まったく同じ話だ。金正日総書記や韓国の国民はその次の段階の話を聞きたがっている」と再び発言を促した

 これに対しブッシュ大統領は「これ以上どう明確にお話しできるというのか分からない。わたしたちは韓国での戦争を終わらせることができる。しかし、金正日総書記は核の検証を可能にし、廃棄しなければならないと思う」と述べた。

 盧大統領が2回繰り返し尋ねたことで、ブッシュ大統領は「不快」に感じているとの見方もある。大統領府はこれについて、「通訳の際、意思疎通に問題があった」と述べ、会談でのブッシュ大統領の実際の発言を一部公開した。ブッシュ大統領は会談で「わたしの目的は平和条約を通じ韓国戦争(朝鮮戦争)を終結させることだ。(戦争を)終わらせなければならないし、終わらせることはできる。金正日総書記は検証が可能なように(核開発)計画をなくすべき」と述べた、と大統領府側は伝えている。

 また、会談でブッシュ大統領は「平和条約」と「平和協定」という言葉を両方使い、「安全保障装置」という言葉も合わせて使ったとのことだ。

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写真は別ソース




来月、将軍様に会うまでにポイントをためときたいのかな?



この件に関しては日本のメディアも取り上げています。




読売新聞 2007/09/07

米韓首脳、北朝鮮が核放棄なら和平体制構築方針で合意

 ブッシュ米大統領と盧武鉉(ノ・ムヒョン)韓国大統領は7日、シドニー市内のホテルで会談し、北朝鮮が核放棄した場合、朝鮮戦争の休戦協定に代わる永続的な和平体制の構築を目指すことで合意した。

 一方で、ブッシュ大統領は会談後の記者会見で「(和平体制の基本となる)平和条約を締結できるかは、金正日(キム・ジョンイル)(総書記)が検証可能な方法で(核)兵器を廃棄するかどうかにかかっている」と話し、あくまで北朝鮮の核放棄が先決との考えを強調した。

 両首脳は会談で、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の進展を歓迎。盧大統領は、「南北関係と6か国協議は相互に強化しあうべきだ」と述べ、10月に予定される南北首脳会談で6か国協議の一層の前進を促したいと表明した。ブッシュ大統領は、盧大統領が金総書記に6か国協議の合意を引き続き履行するよう促すことを求めた。

 両首脳は、法的には依然戦争状態にある朝鮮半島での新たな和平体制の構築についても協議したが、記者会見では、盧大統領から「戦争終結」への意思表明を求められたブッシュ大統領が「核放棄が先」と反論するなど、米韓の微妙な温度差も浮き彫りとなった



日本テレビ 2007/09/07

米朝平和条約、核の確実放棄が条件~米国側

 オーストラリア・シドニーで7日に行われたアメリカと韓国の首脳会談で、ブッシュ大統領は北朝鮮が核兵器を確実に放棄した時に、米朝間の平和条約を結ぶとの考えを示した。

 ブッシュ大統領の発言は、カメラ撮影の最中に盧武鉉大統領が質問するという異例の展開の中で飛び出した

 盧大統領「朝鮮戦争の終結について、大統領の口から聞いたことがないのだが、どうなんですか」

 ブッシュ大統領「朝鮮戦争終結のため平和条約を結ぶには、北朝鮮は核兵器を放棄しなければならない。平和条約締結に向け展開するかは、金正日総書記次第です」

 しかし、盧大統領はなおも食い下がって話した。

 盧大統領「それではこれまでと同じです。もっとハッキリ言っていただかなくては…」

 ブッシュ大統領「大統領、私はこれ以上ないくらい、ハッキリ言っていますよ。朝鮮戦争の終結は心から願っていますが、それを実現するためには、北朝鮮が核兵器と核計画を放棄することが必要です」

 北朝鮮との関係改善を進めるアメリカだが、より積極的な韓国との間には温度差があり、ブッシュ大統領は、突然の質問に不快な表情も見せていたという

 会談後、ホワイトハウス高官は「相互理解の欠如だ」と感想を述べている。




産経新聞(共同) 2007/09/07

米韓首脳ぎくしゃく 記者を前に異様なやりとり 
 
 7日の米韓首脳会談後、盧武鉉大統領が記者団の前でブッシュ大統領に対し、朝鮮戦争の終結宣言や平和協定締結の見通しを明言するよう迫り、ブッシュ大統領が困惑した表情を浮かべる一幕があった。記者の前では友好関係を演出するのが首脳会談の通例だが、異様にぎくしゃくしたやりとりとなり、両国の微妙な関係を浮き彫りにした。

 雰囲気が変化したのは、盧大統領が平和協定締結の見通しを「明確に述べてほしい」と切り出してから。

 ブッシュ大統領は「(北朝鮮の)金正日次第だ」などとかわしたが、盧大統領は満足せず「金正日(国防)委員長や韓国国民はその次の話を聞きたい。もう少しはっきり言ってもらえれば…」とたたみかけた

 ブッシュ大統領は苦笑いしつつ、むっとした表情で「これ以上明確に話せない」と言明。同じ説明を繰り返した後「ありがとうございました」と握手を求め、強引に会談を打ち切った

 両政府は通訳上の問題があったようだと主張。「会談中も会談後も対立はなかった。みんな考えすぎだ」(ペリーノ米大統領副報道官)などと火消しに追われた。



フジテレビ 2007/09/08

APEC首脳会議開幕に先立ち米・ブッシュ大統領が各国首脳と相次いで会談

 APEC(アジア太平洋経済協力会議)は8日、オーストラリアで首脳会議が開幕する。

 それに先立ってアメリカのブッシュ大統領は、各国首脳と相次いで会談している。ロシア・プーチン大統領との会談では、ミサイル防衛システムのヨーロッパ配備問題で、ロシアが提案したアゼルバイジャンのレーダー基地視察をブッシュ大統領が承諾し、一定の歩み寄りを見せた。

 また、韓国・盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との会談では、北朝鮮の核廃棄後に朝鮮戦争を正式に終結させる方針を確認した。

 しかし、会談後に「国民はもっと明確な答えを望んでいます」と述べた盧武鉉大統領に対し、ブッシュ大統領が「これ以上はっきり言えません。われわれは朝鮮戦争の終結を望んでいます」と返す場面もあった

 一方で、ブッシュ政権の最大の課題がイラクのためか、ブッシュ大統領は「OPEC(石油輸出国機構)のホスト国に感謝します。いや失礼...APECでした」と言い間違うなど、アジアに目が向いていないとの批判を払しょくすることは難しいとみられる。

 7日夜には、日本の安倍首相も到着した。首脳会議は2日間開かれるが、ブッシュ大統領は初日の8日だけで帰国の途に就く。




毎日新聞 2007/09/07

韓国大統領:朝鮮戦争の終結、米に確認求める

 韓国の盧武鉉(ノムヒョン)大統領が7日のブッシュ米大統領との会談後、記者団の前で朝鮮戦争終結への道筋確認を繰り返し求め、ブッシュ氏が不快感をにじませる場面があった。12月の大統領選をにらみ、盧氏がメディアの前で「成果」のアピールを狙った可能性もある。

 冒頭、ブッシュ大統領は、核廃棄が実現すれば北朝鮮との平和条約締結も可能との米政府の立場を会談で確認した、と説明。盧大統領自身もこの問題が議題に上ったと述べた。

 だが、この後、盧大統領は通訳を介して「間違いかもしれないが、朝鮮戦争を終結させる宣言にブッシュ大統領が言及したのを聞いていない」「もう少しはっきり言ってもらえないか」とたたみかけた

 ブッシュ大統領は結局、「朝鮮戦争が終結する日を望んでいる。金正日(総書記)が(核)兵器計画を廃棄したら、実現される」といら立った調子で述べた。



TBS 2007/09/07

米大統領、核放棄なら平和条約も

 アメリカのブッシュ大統領はAPEC=アジア太平洋経済協力会議が行われているオーストラリアのシドニーで、「北朝鮮が核兵器計画を断念すれば、平和条約を締結してもいい」と明確に発言しました。

 「平和条約を締結できるかどうかは金正日次第だと言いました。核兵器を放棄させ、検証しなければなりません」(ブッシュ大統領)

 ブッシュ大統領は会談後の会見で、ノ・ムヒョン大統領に促される形で、北朝鮮が核開発計画を断念すれば、現在、休戦状態にある朝鮮戦争を正式に終わらせ、北朝鮮との平和条約締結を検討する、との考えを示しました。

 しかし、ノ大統領はブッシュ大統領の言い方では曖昧だと感じたのか、更に明確に発言するよう促し、ブッシュ大統領が一瞬、苦笑いする場面もありました。

 「大統領、おっしゃったことをもう少し明確に話していただけますか?」(通訳)

 「これ以上、明確には言えないねぇ・・・」(ブッシュ大統領)

 このやり取りに、ライス国務長官らアメリカ側の代表団は一瞬、凍り付いたという事ですが、「もっと明確に」などと相手に促すことは、首脳外交の場面としてはかなり異例の出来事と言えそうです




朝日新聞 2007/09/07

「北朝鮮非核化すれば朝鮮戦争終結」ブッシュ大統領

 ブッシュ米大統領は7日、シドニーで韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、ロシアのプーチン大統領と相次いで会談した。盧大統領との会談後、ブッシュ大統領は、非核化が実現すれば北朝鮮との平和協定の締結が可能になるとの考えを記者団に表明。プーチン大統領との会談では、アゼルバイジャンにあるロシアのレーダー基地を米ロ軍関係者が合同で今月後半に視察することで合意した。

 ブッシュ大統領は記者団に「金正日(キム・ジョンイル)(総書記)が検証可能な形で核兵器計画を廃棄すれば、朝鮮戦争を終わらせることが出来る」と述べた。

 朝鮮戦争終結については韓国側の関心が高く、盧氏が記者団の前でブッシュ氏に「もう少しはっきり言っていただけないか」と促す異例の場面もあった

 プーチン大統領と合意した合同視察では、ロシアのレーダー基地がミサイル防衛(MD)に利用可能かどうかなどを調査する。

 米政府はポーランド、チェコにミサイル基地やレーダー基地を配備する計画だが、「新たな軍拡競争を招く」と猛反発したプーチン氏が旧ソ連のアゼルバイジャンにあるレーダー基地を使うよう提案していた。


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写真は別ソース


「言ってやったニダ! 将軍様、見ていてくれているニカ?」





朝日や毎日は、喜んでいるのか驚いているのかはわかりませんが、ノムタンの行動が異例(異常)なのは間違いないようですね。




この会談・会見をみて、日本の行く末を心配しているメディアがありました。


テレビ朝日 200/09/08

北朝鮮の核施設無能力化に向け米中ロ専門家が調査へ

 北朝鮮の核施設の無能力化に向けて、アメリカ、中国、ロシアの核専門家が北朝鮮の招請で、今月中旬に調査に入ることになりました。

 ブッシュ米大統領:「朝鮮戦争を終結させる平和条約に署名できるかどうかは、金正日(総書記)次第だ」

 APEC=アジア太平洋経済協力会議開催中のシドニーで行われた米韓首脳会談で、ブッシュ大統領は金総書記を名指しし、平和条約のあめを持ち出して核放棄の決断を促しました。

 一方、ヒル国務次官補は、今月11日からアメリカ、中国、ロシアの核専門家が寧辺(ヨンビョン)の3つの核関連施設を訪れ、年内の無能力化を実現するための方法について調査に入ることを明らかにしました。ジュネーブでの米朝作業部会で北朝鮮側が提案したもので、結果は直後に開かれる予定の6カ国協議に報告されます。

 ヒル国務次官補:「良い一歩だと思う。訪朝の結果を見なければなりません。無能力化の方法について合意できることを期待します」

 日朝作業部会で、拉致問題に進展がないなか、米朝の蜜月ぶりを改めて示した格好で、非核化の流れに日本がどのように関与するのか難しい対応を迫られることになります。 





あと、数ヶ月でいなくなってしまうとは悲しいことですね。








 

韓国が世界に誇る ノ・ムヒョン大統領の狂乱発言録
坂 眞

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