‘ワンダフル’三星・LG、日本で苦戦する理由

(中央日報 2006/09/21)


グローバルベストセラーになった韓国製平面テレビ。

米国をはじめとする主要市場で驚くほどのペースで伸びている韓国製自動車。

すでに世界的な名品グループに入った韓国製携帯電話。



このように世界的な韓国商品が唯一、日本では輝かない理由は何か



  専門家らは日本での不振理由を「日本市場の特性」に見いだしていると、韓国日報が21日報じた。 同紙は、他国では好調でも日本に入れば力を失うのは韓国だけでなく、米国・欧州など他の国の製品も同じだ、と指摘した。



  市場調査機関および業界によると、今年第2四半期、日本テレビ市場における三星(サムスン)電子の販売量は6100台にすぎず、全体テレビブランドで14位だった。 これは前年同期(6200台)に比べてむしろ減っており、シェアではわずか0.3%。 平面テレビ分野の世界的強者であるLG電子も第1四半期は善戦して販売量1万台を超えたが、第2四半期には3600台に減った。 これに伴い第2四半期のシェアは0.2%に終わった。



  自動車も同じだ。 現代(ヒョンデ)車が日本に輸出を始めたのは01年。 しかし5年が過ぎた今年まで年間輸出量は3000台を超えていない。 04年は2667台、昨年は2409台とむしろ減っており、今年も1-8月の販売量が1223台と前年同期比で17.9%も減少している。



  携帯電話も三星電子が3月にボーダフォンを通じて、LG電子が4月に移動通信事業者NTTドコモを通じて日本市場に間接進出した状態だが、成否はまだ未知数だ。



  日本国内での不振の最も大きな障害は日本の流通網。 LG電子の関係者は「日本の家電売り場や量販店は非常に長い間、製造業者と深い関係も築いてきたため、外国業者はなかなか入っていけない」と語った。 韓国流通網もそうだが、日本はもっと閉鎖的ということだ。



 また日本では電子と自動車産業に対する国民的自負心が非常に高く、「技術や品質で日本製品が良いのに敢えて外国製を使う必要はない」という認識が根付いている



  韓国企業は日本市場に食い込む方法を探し続けている。 三星電子は日本流通市場の障壁克服戦術としてインターネットに注目した。 三星電子は最近、三星日本ホームページ(www.samsung.co.jp)で32・40インチ「ボルドー」液晶テレビの予約販売を始めたが、予想以上に反応が良いという。 LG電子は、放送中でも番組を一時停止して再度視聴できる「タイムマシンテレビ」を前面に押し出しながら、日本市場の再攻略を推進している。



  LG経済研究院のイ・ジピョン研究委員は「日本企業が提供できない差別化した価値を提供してこそ、韓国製品が日本でシェアを伸ばすことができる」と語った。







日本で日本製品が売れるのは『安心感』があるからですよ。

それか、おもいっきり割安感のある商品です。



それに、これ↓ですからね・・・


LG経研「部品・素材部門で日本との格差解消必要」

(中央日報 2006/03/27)

 

 LG経済研究院は半導体や自動車など韓国の主要輸出について、中核設備と部品を日本に依存する限り、輸出は拡大しても対日赤字は増えると指摘した。



 27日同研究院が発表した報告書によると、70~80年代以降も部品・素材産業の育成には成果がなく、依然として国内経済は対日赤字の状態から抜け出せずにいる。昨年の対日貿易赤字は240億ドルで、そのうち66%に当たる161億ドルが部品・素材部門で発生している。



各業種別原材料の輸入依存度は00~05年の5年間で、



半導体が78.8%

液晶ディスプレーが67.7%

無線通信機器が66.8%

コンピュータ・周辺機器が50.9%に達している。



 同研究所は「部品や素材産業の競争力を向上させなければ国内経済の改善は期待できない」と指摘した。また、韓日自由貿易協定(FTA)を締結すれば、競争力の弱い韓国の部品・素材分野が崩壊する恐れがあり、同部門での日本との格差を縮小する対応策を講じる必要があるとした。







中身が同じで、価格がほとんど変わらないのに、わざわざ保証やメンテの受けにくい海外製品を買う人は少ないですよね。

















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