(聯合ニュース 韓国語 2018/07/09)

・韓流に便乗してムムソなど破竹の勢いで事業拡張…「韓国のイメージ毀損憂慮」
・グローバルマーケティング・アウトソーシングの一種…待ったをかけることは難しい」意見も

「ムムソが中国系ですって? 当然韓国ブランドだと思って友達と一緒に来たのに…」

トルコ最大都市イスタンブールのアジア側にある大型ショッピングモール『テペナウティルス』(Tepe Nautilus)で聯合ニュース取材陣と会った消費者は、生活用品ブランド『ムムソ』(MUMUSO)が韓国ブランドではないという言葉に目を丸くした

これらがショッピングしに訪れたムムソ店舗の看板には『コリア』(KOREA)の単語とウェブサイトアドレスで韓国を表わす『ドットケイアール』(.KR)の表記が鮮明だった。

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▲「韓国ブランドではなかったとは」…“偽韓国店舗”前のトルコの消費者
最近、トルコ,イスタンブールのアジア側テペナウティルスショッピングモールに入店した“偽韓国ブランド”ムムソ店舗の前で会った現地消費者が、聯合ニュース取材陣に「ムムソが中国ブランドだなんて信じられない」と答えている。看板には『KOREA』と『.KR』表記が鮮明だ。

陳列棚には韓国語で名称が書かれた化粧品と生活用品が並んでいる

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▲でたらめな韓国語だらけ…トルコまで拡張した“偽韓国ブランド”
トルコ,イスタンブールのアジア側テペナウティルスショッピングモールに入店した“偽韓国ブランド”ムムソ店舗の陳列台。製品名は韓国語だが意味が分からなかったり、でたらめな表現だらけだ。香水(左側)の商品名は『したが』であり、洗顔用品(右側)の製品名には『すがすがしくて毛穴収縮毛穴収縮』というぎこちない文面が書かれている。タオル製品(中)の名称は『韓国スンミョンタオル』だ。漢字表記を見るち『韓国純綿タオル』(韓式純綿毛巾)の誤記と見える。

しかし、ムムソは韓国では名前さえ聞きなれない中国流通業者のブランドだ

これら“偽”店舗は、国際社会でますます高まる韓国大衆文化の人気に便乗して、ベトナムやフィリピンはもちろん、オーストラリア、トルコや中東、メキシコ、ロシアなどにまで次から次へ進出していると把握された。

◇拡散する“偽”韓国店舗

ベトナムで韓国の店舗をまねたムムソ(MUMUSO)とイラフィ(ilahui)など中国系商店はほぼ100店に達するとファイナンシャル・タイムズ(FT)が大韓貿易投資振興公社(KOTRA)資料を引用して報道した。

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▲ベトナムで韓国店舗のように見せかけた中国系生活用品店舗。


『木槿生活』というハングル商標と韓国を意味する『Kr』をブランドに付けたムムソは、2016年12月にベトナムに進出、ハノイとホーチミンなど全域に27店舗を開いた

ムムソはウェブサイトに韓服を着た女性を載せながら、「ムムソはファッションに特化した韓国ブランド」と紹介している。

実際には2014年に上海で設立されたムムソは、また「韓国、オーストラリア、フィリピン、中国、マレーシアなど数多くの国にチェーンがある」としながら、韓国特許庁から受けたものとしてホームページに『ムムソ』と『木槿生活』の商標登録証を載せてもいる。

2016年9月にベトナムに進出したイラフィも、『Korea』(韓国)をブランドに付けたまま、現在28店舗を開設した。イラフィは「2010年に設立し、アジアに1千か所以上の店舗がある」と主張した。

フィリピンでもムムソは同期間に38店舗を開いた。フィリピン,マニラの店舗のある従業員は、ソウルに置いた会社の住所が偽りであることが明らかになったにもかかわらず、「私たちは韓国の会社」という主張を展開したとFTは伝えた。

トルコでも昨年に営業を開始したムムソは盛業中だ。ムムソは最近、有力現地メディア『ヒュッリイェト』(Hurriyet)で『韓国ブランド』として紹介された

トルコのムムソアジア(テペナウティルスショッピングモール)店舗で会ったミライ(22・女)は聯合ニュースに「映画に出てきた韓国人俳優を見て韓国に関心を持った」とし「韓国のものと期待していたこの店舗が中国系だというのが信じられない」と話した。

この他、ムムソはアラブ首長国連邦(UAE)のホームページでは堂々と韓国ファッション店だと広報しており、昨年にはロシアとメキシコでも活動に入った

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▲中国企業のムムソのアラブ首長国連邦のホームページ。

韓国アイドル歌手の音楽を終日流しているこれらの店舗は、粗雑な韓国語が書かれた中国産の低価格製品を大量に販売しており、相当数は韓国と日本の有名商品を模倣しているのが実情だ。

現地の人たちは、これらの店舗がハングルを使用しているなど、あたかも韓国企業が運営しているものと勘違いしており、韓国ブランドのイメージ毀損まで憂慮されている。

韓国人留学生チョン・チャニョク氏(24・イスタンブール大学)は「滑稽な表記をした低価格製品を見ると品質も疑わしい」としながら「韓国や韓国産製品に関する誤解が生まれかねない」と懸念した。

◇“韓国店舗”偽装、なぜ?

中国系企業が韓国企業に偽装する理由としては、アジア内の韓流の拡散が挙げられる。最近、韓国の音楽と映画、ドラマは特に東南アジアで大きな人気を集めている。

韓国コンテンツ振興院によれば、特に最近人気が上昇している韓国化粧品の場合、全世界の売り上げが2009年の4億5千100万ドル(5千億ウォン)から昨年には40億ドル(4兆4千500億ウォン)と急増した。

フィリピン,マニラのムムソ店舗を韓国ブランドと思って訪れたメイル・タブーラはFTに、人々が韓国の人について話す時は「高品質ビューティー製品を思う」とし、韓国人の肌を先に思い浮かべると話した。

Kポップファンというハイジ・コフェズも、ブランドのために店舗を訪れるようになったとし、「韓国の雰囲気のために店舗に入った」と明らかにした。

韓流以外に韓国が日本と異なってこれらの地域と歴史的なしこりが少なく、中国のように領土紛争に巻きこまれない点も人気を呼ぶ要因だ

◇対策はないか?

韓国貿易関係者たちは、すくなくともベトナムでは韓国店舗に偽装している現実に対し、これといった対応策を出していないとFTは伝えた。

KOTRAは最近の報告書で「韓国企業の知的財産権を侵害するコピー製品の流通を完全に遮断することはほとんど不可能」と話した。

ベトナムの場合、知的財産権に対する認識がまだ初歩段階であり、これを強力に取り締まることは難しいというのだ。

先立って、KOTRAホーチミン貿易館関係者は「韓国や韓国製品に対するイメージ、評判が悪くならないように特許庁がベトナム市場管理局、知識財産権局と局長級会談などを通じて緊密に協力している」と話した。

彼はまた「当局の調査の結果などを基に、化粧品など一部製品が中国系店舗から撤収している」としながら「ベトナムも根本的な問題解決のために調査を拡大するものと見られる」と明らかにしたことがある。

このような中国資本の商法はでたらめだが、明らかにコピーした製品の他には別に不法営業ではなく、競争力がある韓国業界が進出するほかに、まったをかけるような手段がないのが実情だ

イスタンブールのムムソ店舗で会ったマネジャーのケレムは「ムムソは、デザインは韓国で、生産は中国でしていると聞いた」としながら「前に働いていた『エイチアンドエム』(H&M)のようなグローバルブランドもすべてグローバルソーシング(国際分業)をしているのに、企業のそのような方式が問題になると思わない」と話した。(機械翻訳 若干修正)

2018年07月02日