(ニュース1 韓国語 2018/06/29)

アディダスが旭日旗を連想させるデザインのティーシャツを1年以上、堂々と販売してきたことが分かった。

アディダスは4年前にも旭日旗を連想させるブラジルワールドカップの日本チームのユニフォームを製作して苦労したことがある。韓国に進出した多数の海外ブランドが繰り返し国内で旭日旗関連の論議を呼んでいる。

29日、業界によれば、アディダスは公式ホームページを通じて、旭日旗を形象化したようなティーシャツを販売している。該当ティーシャツの名前は『アーカイブスウェット長袖ティー』で女性用ティーシャツだ。

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該当製品は2016年10月から製作を始めて昨年発売した現在はアウトレットなどを中心に流通しているアディダスが製造してアディダス・コリアが輸入して流通した

アディダスは商品説明を通じて「強烈な太陽が照りつけるロサンゼルスを思わせる多彩なグラフィックが目立つ女性用スウェットシャツ」と説明している。

旭日旗は第2次世界大戦に帝国主義時代の日本が使用した旗で軍国主義を象徴する。ドイツナチスのハーケンクロイツと同じ軍国主義侵略の象徴であり、当時日本に侵略された韓国と中国などアジア国民にはまだ忘れることはできない傷だ。

アディダスは2014年ブラジルワールドカップ当時にも、日本チームのユニフォームを旭日旗を連想させる形で製作して論議を呼んだことがある。問題のユニフォームは国際サッカー連盟(FIFA)のオンラインストアで販売したが、FIFAは商品紹介を通じて「昇る太陽から伸びていく光(A rising sun ray)」と描写した。

当時、ソ・ギョンドク(徐坰德)誠信女子大教授は、FIFA会長をはじめ、32か国のサッカー協会長とアディダスデザインチームに、日本チームのユニフォームから旭日旗模様を削除することを要請する郵便物を発送した。

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▲2014年に旭日旗連想論議を呼んだブラジルワールドカップの日本代表チームユニフォーム。アディダスが製造した。

アーカイブスウェット長袖ティーに対してアディダス関係者は「該当製品はLAの熱い熱気を再現した製品で、デザインコンセプトにおいて旭日旗・戦犯旗とは全く関係がない製品」と立場を明らかにした。

あるファッション業界関係者は、海外のファッションブランドが韓国で繰り返し旭日旗連想デザインで問題をもたらしていることと関連して「韓国ブランドが西洋に進出する時、当然、ナチスのハーケンクロイツを連想させるデザインを使用しなかったが、反対に西洋ブランドが韓国に進出する時は市場研究が不十分なようだ」と批判した。

引き続きそれよりもっと大きな問題は、韓国で流通する企業で旭日旗問題に対して警告するプロセスを備えていない点」と強調した。該当製品はアディダス・コリアが流通している。

オンラインでもアディダスの該当ティーシャツに対する指摘が提起されている。

昨年5月、あるネチズン(ネットユーザー)はオンラインに該当ティーシャツの写真を掲示して「服を買いに行ったが旭日旗が描かれたティーシャツを見て気分が良くなかった」とし「気持ちとしては燃やしてしまいたかった」という文を載せた。

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他のネチズンは「私たちもプロスペックス(Prospecs スポーツ用品などを扱うLSネットワークス社のブランド名)にハーケンクロイツをつけてドイツに売らなければならない」「作ったところも問題だが、それを受注した売り場の主人であれマネジャーでもどうしようもない」などのコメントをした。(機械翻訳 若干修正)