(韓国経済新聞 韓国語 2018/6/28)

キム・テワン論説委員

北韓(北朝鮮)地域に初めて建設された鉄道は、1906年に開通した京義線(ソウル~新義州)だ。韓国地域の最初の鉄道である京仁線より7年ほど遅れた。しかし、日帝強占期に北朝鮮の鉄道は韓国よりはるかに多く建設された。鉱物など地下資源が豊富であり、日本の大陸侵略の兵站基地の役割をしたためだ

1945年8月、解放当時、北朝鮮の鉄道総延長は3,797kmで、韓国(2,725km)に比べて1.4倍長かった。解放後、北朝鮮は1,500kmを越える鉄道を新たに敷き、1973年には韓国より1年先に平壌に地下鉄を開通した。今でも北朝鮮の鉄道総延長は5,235kmで、韓国の3,825kmよりもはるかに長い

しかし、中をのぞいてみれば北朝鮮の鉄道は韓国に比べくもない。北朝鮮の鉄道はほとんどが単線だ。複線化率が2.9%にしかならない。韓国はそこそこ重要な路線は複線、複々線になっている。鉄道軌道で言えば韓国は9,000kmを越える。

北朝鮮の鉄道は、鉄路(レール)が錆びて地盤が弱い上、信号システムもめちゃくちゃなので、平均運行速度が時速20kmに過ぎない最も施設が良いという平壌市~北京市間の国際列車の平均時速が45kmだ。電力不足で列車が止まる場合も日常茶飯事だ。北朝鮮に行ってきたアン・ビョンミン韓国交通研究院選任研究委員は「鉄道と枕木をクギ一つだけで固定し、列車の荷重を分散する砂利は敷かれていないところも多く、列車がひどく揺れる」とした。北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)が4・27首脳会談で「ムン・ジェイン(文在寅)大統領が(北朝鮮に)いらしたら、率直に心配なことがあるが、私たちの交通が不備で不便をするかもしれない」とし「(平昌五輪に行った人たちが)平昌の高速列車が良いと言っていたが、南側のこのような環境にて、あとで北に来たら不便なこともある」と話した背景であろう。

一昨日、韓国と北朝鮮は京義線・東海線の鉄道連結および現代化事業のための現地共同調査をすることで合意した。また、京義線(文山~開城)、東海線(制震~金剛山)区間連結のため、設計、工事方法などを議論した後、早期に着工式も行うことにした。

専門家たちは南北鉄道を活用するには、事実上、北朝鮮の鉄道をすべて取り壊して新たに建設しなければならないものと見ている。韓国鉄道技術研究院は京義線と東海線の連結と補修だけで6兆ウォン以上のお金が必要と推定した。そのため、信号システムだけでも現代化して平均時速を50~60kmに引き上げ、経済性を持たせることが急がれるという主張もある。

北朝鮮の鉄道は、中国とロシアを通じて大陸に連結される。京義線が通じればソウルから新義州を経て北京に行くことができる。東海線はヨーロッパまで続く。

1936年、青雲の夢を抱いてベルリンオリンピックに参加したソン・キジョン(孫基禎)選手が、そのようにしてヨーロッパに行った。彼は釜山駅を出発して新義州~ハルビン~モスクワを経てベルリンに到着した。遠い将来、南北鉄道が連結されれば彼の足跡についてヨーロッパに行ってみる夢を見てみるのも楽しいことだ。(機械翻訳 若干修正)


>1945年8月、解放当時、北朝鮮の鉄道総延長は3,797km
>解放後、北朝鮮は1,500kmを越える鉄道を新たに敷き
>今でも北朝鮮の鉄道総延長は5,235km
>南北鉄道を活用するには、事実上、北朝鮮の
鉄道をすべて取り壊して新たに建設しなければならないものと見ている

大好きな『日帝残滓の清算』ができそうで良かったですね。