(蔚山総合日報 韓国語 2018/05/15)

蔚山セブリ祭り推進委員会は、今年の蔚山セブリ(製鉄・鍛金・製鋼など鉄に関する作業全般を指す語。セ(鉄)+ブリダ(操る)?)復元実験で画期的な研究成果を収めることにより、断絶した朝鮮時代の製鉄技術を本格的に復元して活用できる転機をもたらすことになったと15日、明らかにした。

蔚山セブリ復元事業団は、第14回セブリ祭り期間である去る12日、北区庁広場で蔚山セブリの製鉄技術復元実験を行い、伝統製鉄技術を再現することに成功した

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▲蔚山セブリ復元事業団のイ・テウ蔚山セブリ保存会会長とイ・ウンチョル刀剣匠人が製錬炉から溶けた鉄を抜き出している。

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▲今回の実験で生産された銑鉄の姿。

去る2016年、国内の著名な考古学者と金属工学者、民俗学者などが蔚山セブリ音保存会会員たちと協力し、古代円筒形製錬炉を用いた製鉄作業を祭り期間に展示してきた。

今年は17世紀中葉の求忠堂イ・ウイリプ(李義立)先生当時の石垣型製錬炉と類似の方形製錬炉を作り、銑鉄(鉄鉱石から直接製造される鉄の一種)を生産する実験を行った

高さ220cm、下幅80cmの大きさの製錬炉で11時間の間、1300kgの炭と300kgの鉄鉱石を順に入れ、伝統的足ふいごで送風を行って溶けた鉄40kgを生産した。

このような方式の実験は国内で初めて実施したもので、今回の実験成功で現在政府で推進中の伝統金物技術の総合的復元事業に大きく寄与するものと期待される

北区は今後、蔚山セブリ復元実験を持続的に実施し、地域所在の製鉄遺跡発掘を通じ、断絶した伝統製鉄技術文化を復元する基礎を用意することに集中する計画だ。

復元事業団のイ・ナムギュ共同団長(韓神大学校考古学科教授)は「国内で初めて行われた今年の実験で、伝統製鉄技術を完全に再現し、朝鮮時代の製鉄技術を本格的に復元して活用できるようになった」とし「今回の実験結果を各種歴史文化コンテンツとして活用し、市民に積極的に提供する予定」と話した。

一方、今回の実験では、イ・ウンチョル刀剣匠人が不純物が多い塊錬鉄を精錬して鉄素材を製造する鍛冶作業を試演し、観覧客の呼応を得ることもした。(機械翻訳 若干修正)

2016年11月11日

文化財庁傘下の国立中原文化財研究所も“復元”を進めていますが、ニュースを聞かないですね。どうしているんでしょうね。

2014年10月06日
2015年05月26日