(KBSニュース 韓国語 2018/05/11)

イ・スンチョル記者

流行り言葉で『光を売る』という言葉がある。本質は放置して脇に挟んで利益だけ見ているという程度の意味だと見れば合おうか?

9日に行われた韓中日3か国首脳会談を見ると、韓国政府としては『板門店宣言』を支持する共同声明を引き出すなど成功裏に幕を下ろしたが、日本政府は北朝鮮をめぐる急激な対話局面の中、どうにか韓中日会談を通して自分たちに有利な部分だけ貫徹する、いわゆる“光(?)”を売ろうとするということを如実に確認した席でもあった

□ 共同宣言難航…。日本、放置したい“歴史”問題

各国首脳間の会談を行う場合、最終的には『共同宣言』でその内容を縮約して出すことになる。しかし、10日の韓中日首脳会談では、ムン大統領が帰国した深夜12時になって内容に合意をして公開された

これについて外交関係者は、日本と中国双方でそれぞれ難色を示した部分があると伝えた。日本が中国と韓国の立場に反対を示して固執した部分は“歴史認識”に対する表現だった。

この関係者は、過去2015年11月に行われた3か国首脳会談で〈歴史を直視して未来に前進する〉という部分が共同宣言文に含まれたが、この中の「歴史を直視する」という表現に日本側が異議を提起し、変更に固執して難航していたと説明した

安倍日本総理が李克強(リーコーチアン)中国首相を相手に直接説得に出るほど、日本政府は“歴史関連表現”を緩和(?)させるのに全力を尽くした。それで出てきた表現が〈3国が悠久の歴史及び久遠の未来を共有していることを再確認する〉という表現だ。

□ どうにか韓国と中国を“拉致問題”に絡めて入れたい日本

歴史問題の他にもよく知られた通り、北韓(北朝鮮)の核をめぐる表現を置いても韓中日は意見の差を見せた。〈完全で検証可能かつ不可逆的な非核化(CVID)〉を入れようとする日本と、これに反対した韓中が折衝を行い、最終的には〈我々は、韓半島(朝鮮半島)の完全な非核化にコミットしている〉という表現で挿入された。

そしてもう一つ、日本の本音が明らかになった部分があったと外交関係者は交渉過程を説明した。

まさに、日本で最も敏感に考える『日本人拉致問題』で、この部分については日本案に中国が反対を強く示し、最終案が完成するのに時間がかかったという

外交事案を国内政治に利用したい安倍総理は、共同宣言に〈韓中日3か国が拉致問題の解決に共同対処する〉という式の表現を入れたがったが...拉致問題において韓国と中国まで一束にして北朝鮮に解決を促す構図を組むことで、日本国内的に外交的成果として包装されうるほどの部分だ

「歴史問題は放置して、拉致だけ手にしたい」...と? 日本軍慰安婦問題とともに人類の普遍的倫理に外れる明白な人権破壊問題などについては、どうにか責任を免れようとしながらも、日本国内で政治的に役立つ『拉致問題』は自分に有利な姿を作りたい本音だ

結局、最終的な表現は〈中国及び韓国の首脳は、日本と北朝鮮間との間の拉致問題が対話を通じて可能な限り早期に解決されることを希望する。〉程度で調整された。

“光”を売りたくても、いつもそれは勝手にはならないことだ。そして光のみ売ろうとすれば憎らしく見えるのが人の常だ。(機械翻訳 若干修正)


 深夜にずれ込んだ日中韓共同宣言 歴史と拉致、日中攻防
(朝日新聞 2018/05/11)

 2年半ぶりに開かれた9日の日中韓首脳会談で、3首脳の合意事項をまとめた共同宣言の発表が大幅に遅れ、深夜にずれ込んだ。歴史認識と拉致問題の表記で日本と中国の主張が対立。調整が難航したためだ。

 共同宣言は、日本語訳の文書でA4の6ページ分。当初は9日午前11時20分すぎから迎賓館で行った3首脳による共同記者発表に間に合わせる予定だったが、発表は12時間以上遅れ、日付をまたぐ直前の午後11時50分にずれ込んだ。

 複数の関係者によると、まず中国は日本の歴史認識にクギを刺す「歴史を直視し」との文言を盛り込むよう求め、日本が拒んだ。これまでの日中韓会談の文書で歴史認識の文言は、中韓が議長国の時には盛り込まれ、日本が議長国の時には入らなかった経緯がある。日本政府関係者は「未来志向の表現を入れることにこだわった」と話す。

 一方、日本は文書に「拉致問題」を明記するよう求め、中国が反発した。過去の首脳会談の共同文書に拉致問題が盛り込まれたことはなく、中国は「拉致問題はあくまで日朝間の問題」(中国外交筋)との立場。これに対し安倍政権は南北会談での言及に続き、米朝会談での提起につなげるためにも今回の共同宣言で明記にこだわったという。

 最終的に日本が提示したのは、最初の「3国間協力」の項に「悠久の歴史」という表記を入れることで中国の主張に一定配慮。最後の「地域情勢」の項に中韓首脳が「日本と北朝鮮との間の拉致問題が対話を通じて可能な限り早期に解決されることを希望」とする妥協案を示した。

 歴史認識を対日政策のカードに使ってきた中国政府が好んで使う未来志向の表現で前向きな印象を打ち出しつつ、拉致への協力を取り付ける――。日本政府関係者は「歴史と拉致はディール(取引)だった」と振り返った。(略)