(国際新聞 韓国語 2018/05/08)

韓日漁業交渉が、9日に行われるムン・ジェイン(文在寅)大統領と安倍晋三総理の韓日首脳会談の中で議論されると予想されながら、地域水産業界に交渉妥結に対する期待感が高まっている。

8日、青瓦台(大統領府)関係者によれば、ムン大統領が漁業交渉と関連して、韓国漁民の苦痛を早く解消することが重要だということを日本側に強く伝えながら、今回の韓日首脳会談の中で議題として話し合われる見通しだ

現在、海洋水産部(省に相当)は、韓日漁業協定交渉の妥結のための局長級会議を開催するために、日本側に日取りを提案した後、待っている。漁業協定交渉は、局長級会議を経た後、室長級会議で合意して最終的に妥結する。これに先立ち、ムン・ジェイン大統領は先月11日、日本の河野太郎外相に会った席で「2年近く漁業交渉が妥結されず、韓国漁民の苦痛が大きい状況」とし、日本政府の関心と協力を要請した。

大型巻き網船会社のある関係者は「最近、対馬の周囲にアジ漁場が大挙形成されて、日本巻き網が集まって操業している。例年通りなら私たちも行って操業したが、現在は絵に書いた餅」としながら「休漁期直前まで大多数の船会社が済州島の周囲だけで燃料費を浪費しながらぐるぐる回って操業を終えた」と話した。

大型巻き網船会社の多くが休漁期(6,7月の2か月)内に交渉が妥結し、7月からは日本海域に入って操業ができるだろうという期待感で、お金を工面して(倒産しないよう)持ちこたえているという。

だが、首脳間の会談後も交渉妥結が遅延しかねないという懸念もある。かつての交渉妥結当時、韓国は春夏に日本海域でアジを獲り、日本は冬に韓国海域でサバを獲った。したがって、日本は冬が来るまで時間的余裕があり、急いで交渉テーブルに座る理由がないわけだ

海水部キム・ヨンチュン(金栄春)長官(相)は、先月までに韓日漁業協定が速やかに妥結されなければ“決断”を下すとしながら、WTOへの福島水産物輸入禁止の上訴とも関連した問題だと明らかにした。

キム長官の発言以降、日本現地メディアは協定遅延の理由として△韓国タチウオはえ縄漁船の繰り返される不法操業△韓日中間水域海底の漁具放置△日本漁船への操業妨害△タチウオ漁船の減隻の不充分な対応などを挙げて、日本政府は韓国政府の速やかな妥結の目標に合わせられないと明らかにした。

水産業界のある専門家は「はえ縄漁船が日本海域で位置・漁獲量の虚偽報告などを常習的に犯し、日本がこれに対して数年間改善を要求してきたことも誰でも知っている事実なのに、これを放置して日本にやみくもに交渉を妥結しようという韓国政府も誤りが大きい」と指摘した。引き続き彼は「国内漁船の不法操業に対して処罰の程度を高め、操業監視センター(FMC)の範囲も近海まで広げて事前対策を設けてこそ、繰り返される日本、中国との漁業交渉でも優位を占めることができるだろう」と付け加えた。(機械翻訳 若干修正)


韓国政府は楽観的のようですね。

(聯合ニュース 韓国語 2018/05/08)

(略)カン・ジュンソク(姜俊錫)海洋水産部(省に相当)次官は8日、政府世宗庁舎で行われた記者懇談会で(略)

なかなか妥結されないでいる韓日漁業協定は近いうち韓国側に有利な状況が展開されるだろうと予想した。

カン次官は「これまで漁業の他にも政治外交状況まで組み合わさって絡まってきた」とし「最近、南北首脳会談など周辺の影響もあって日本の態度が少しずつ変わっているようだ」と話した。

それと共に「最近、韓国と日本が局長級協議に合意した事実に期待感がある」とし「下半期からは漁場が日本から韓国側に移って来ることも韓国側に有利と見る」と付け加えた。(機械翻訳 若干修正)