(聯合ニュース 2018/05/02)

 日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像(徴用工像)(韓国版の元記事ではそのまま「強制徴用労働者像」)の設置場所がどこになるか注目が集まっている。韓国の市民団体は1日、徴用工像を南部・釜山の日本総領事館前に設置する計画だったが、警察に阻止された像は2日現在、総領事館近くの歩道に置かれており、警察官約25人と警察車両1台によって囲まれている

↓白い壁が日本総領事館。歩道右奥の緑の建造物の手前に『少女像』。
PYH2018050218900005100_P4_R

20180502000412_0_R

 徴用工像の設置を進めていた市民団体「積弊(積み重なった弊害)清算・社会大改革釜山運動本部」の強制徴用労働者像建立特別委員会は、現在、徴用工像が置かれている場所が、最終的な設置場所になるとの見解を示している

 ただ、本来の計画通り、総領事館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像の隣に置くべきとの声も市民団体の一部から出ている

 市民団体側が徴用工像を総領事館前へ動かそうとすれば、警察が阻止する可能性が高い。

 総領事館前の警備を管轄する東部警察署の関係者は「政府がウィーン条約により、外交公館を保護しなければならないと要請しているため、像の設置を防いだ。今後も(総領事館前への設置を)防ぐしかない」と説明した。

 領事館前の道路を管轄する釜山市東区の朴三碩(パク・サムソク)区庁長は「政府や釜山市が(事実上反対の)立場を発表したため、そこから逸脱することができなかった」と説明。現在、像が置かれている場所は歩道の中央で、今後移動を求める要請が増えることが予想されるため、総領事館から近い場所にある鄭撥(チョン・バル)将軍像の近くに移す方向で市民団体と協議するとの方針を明らかにした。

20161029002

 だが、外交部は鄭撥将軍像周辺についても総領事館と距離が近いため、認めないとの立場を東区に伝えたことが分かった。

 また市民団体側も現在の位置よりも総領事館から遠ざかるため鄭撥将軍像周辺に徴用工像を設置するつもりはないとの立場を明らかにしている。

 市民団体はメーデーの5月1日に合わせ、前日夜から像の設置を試みたが、外国公館の周囲100メートル以内での集会や行進が禁じられていることなどを理由に警察に阻止された。その際に、もみ合いが起き、市民団体メンバー約10人が負傷した。

2018年05月01日