(聯合ニュース 韓国語 2018/04/25)

・バンク、誤り正すため『記憶せよソン・ギジョン』プロジェクト展開

グーグル(英文)や国際オリンピック委員会(IOC)など海外有名サイトが、1936年ベルリンオリンピックのマラソン金メダリストであるソン・ギジョン(孫基禎)選手の名前を『キテイ・ソン』(Kitei Son)、国籍を『日本』と表記していると25日、サイバー外交使節団『バンク』が明らかにした。

グーグルの英語サイトで検索語に『Sohn Kee-chung』(ソン・ギジョン)と『Kitei Son』を入力すると、それぞれ8万7千個と10万5千個の情報が出てくる。このうち最初のページの右側の『知識グラフ』(ナレッジグラフ Knowledge Graph)は、当時の写真を載せながら、その下に日本名である『キテイ・ソン』と書いた資料の出処は百科事典である『ウィキペディア』と表記した。

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▲グーグル検索で『Sohn Kee-chung』を入力した時、最初の画面に出てくる結果。

しかし、いざウィキペディアで検索をすると、韓国名である『Sohn Kee-chung』が現れる。また、英語名の後には括弧を使って『Korean:ソン・ギジョン(ハングル表記)』と説明を付けた。

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▲百科事典サイト ウィキペディアのソン・ギジョン説明。

グーグルは2012年から使用者が検索窓に単語を入力すると、結果窓の右側にウィキペディアなどと独自収集した情報を百科事典の形で教えてくれる『知識グラフ』サービスを提供している。

これとは異なり、グーグルコリアで『ソン・ギジョン』を検索すると、韓国名が正しく表記されている

パク・ギテ,バンク団長は「韓国サイトでは韓国名を使い、外国人を対象にした英文サイトでは日本名を使うグーグルのダブルスタンダードは、日本帝国主義を経験した韓国人の情緒と感情を全く配慮しない行為と見ることができる」と指摘した。

引き続き「日帝強占期に日本国籍でキテイ・ソンとして記録したとしても、時代が変わって韓国が独立した今も、このように表記されるのは問題」とし「少なくとも名前を併記(キテイ・ソン/ソン・ギジョン)でもしなければならないのではないか」と反問した。

グーグルだけでなく、IOC(www.olympic.org)、オリンピック情報を集めたオリンピックデータベース(www.olympicdatabase.com)、画像情報サイト『ゲッティイメージ』(www.gettyimages.co.uk)でも、ソン・ギジョン選手の名前は『キテイ・ソン』であり、国籍は『日本』と出てくる。

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▲国際オリンピック委員会(IOC)サイトの『キテイ・ソン』

パク団長は「IOCがソン・ギジョン選手の名前を日本式で表記することは、オリンピック精神と帝国主義に反対する国際社会の正義と平和思想にもそぐわない」としながら「去る2004年から進めている是正キャンペーンである『記憶せよソン・ギジョン』プロジェクトをさらに積極的に推進する」と明らかにした。

バンクは、このプロジェクトを通じて、2005年に百科事典出版社である『ブリタニカ』と歴代オリンピックの英雄を紹介するサイト(isoh.org)などで日本名を『ソン・ギジョン』に、国籍を『韓国』に変える成果を上げた。(機械翻訳 若干修正)


出ました「併記論」。「ソン・ギジョン」に変えるのが難しいと実感しているようですね。