(ヘラルド経済 韓国語 2018/04/10)

‐国立山林科学院「日本の王桜の原産地は漢拏山」
‐ほとんどの“日本の花”と認識…かつて“排斥対象”に追い込まれ

「美しいが、ただ日帝残滓ではないのですか?」、「桜が日本の花だと思います。」

去る8日、京畿道安山市の花郎遊園地で、桜行楽に来ていた市民に桜の原産地を聞いた結果、大部分は「日本」と答えたこの日会った多くの賞春客(花見客)は、日本の花というのが気にかかるが、見事な桜並木が美しく見に来たと話した美しい桜を見ながらも心の片隅が重いという反応もあった。韓国国民に桜はまだ日本の国花『サクラ』のイメージ、日帝時代に王宮をはじめ、韓半島(朝鮮半島)の各地に強制的に植栽した花樹というイメージが強烈だ。

韓国の春を飾る見事な王桜(韓国ではソメイヨシノ=王桜と信じています。グーグルなどの機械翻訳も「ソメイヨシノ↔王桜」)の原産地は日本でなく済州島の漢拏山という学説が説得力を得ている

韓・中・日3国が桜の原産地攻防をかもしている中、去る2001年に国立山林科学院チョ・ギョンジン博士チームが、日本が原産地と知られた王桜のDNA指紋分析を遂行し、原産地が済州島だと明らかにした研究結果が注目を集めている

研究チームによれば、漢拏山、国内のその他の地域、そして日本の王桜のDNAを指紋分析した結果、漢拏山で自生した王桜が日本王桜より遺伝変移が2.5倍大きく現れ、変移も多様だった。研究チームは、このような近縁関係を通じて国内に植えられている王桜と日本産王桜の皆が済州島の漢拏山に由来するという結論を下した。

韓国人さえ知らなかった韓国文化の根を明らかにした研究結果だが、桜の原産地が済州という事実はまだ国民の間に広く知られていない。研究結果が出たのが17年前であるにもかかわらず、毎年、桜祭りだけ楽しむだけで、桜が韓国自生種という事実は知らない人が多い

このような誤解のため、桜祭りを楽しむ人達が時々批判の対象になることもある。

最近では、去る30年余りの間に韓国の国花であるムクゲの92%が消えたことが明らかになりながら、自国の国花は消えるのに日本の国花である桜だけ求めているという批判も出た。山林庁の『ムクゲ植樹および支援現況』資料によれば、1983年から33年間、植えられていた合計3366万本のムクゲが、去る2015年基準で全体の8%である298万本しか残っていないことが確認された。

桜の根が韓国という事実はまだ広く知られていない反面、桜と関連した日本の痕跡は広く知られている。

日帝強占期に韓半島の各地に日本の国花である桜を植えたという事実のため、桜はかつて排斥対象になったりもした。日帝が都市の美観のために植えたのが始まりと知られた慶尚南道昌原市鎮海区の桜も、かつて伐ってしまわなければならない木と認識され、1962年に植物学者など鎮海の桜の原産地は済州島であることを明らかにし、ようやく保存することができた。

この日、桜の原産地が済州という事実を聞いた市民イム・ソルヨン氏(31)は「桜も私たちの歴史で、文化なのに、恥とだけ習ったようだ」とし「桜の国籍を誤解することになった歴史的な背景は残念だが、根が韓国にあるだけに遠慮なく愛される祭りになれば良い」と話した。(機械翻訳 若干修正)

2017年01月19日
韓国済州島産の『王桜』が‘染井吉野’の起源とする説があるが異なることが明らかになった!


なぜか韓国観光公社の日本向け公式サイトの表記は、昨年の「ソメイヨシノ」から今年は「桜」に変わりましたね(ハングルはどちらも『済州王桜祝祭』)。

2017年
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2018年
sc0189794946000