(週刊東亜 韓国語 2018/03/06)

・韓国はもちろん、日本自衛隊と在日アメリカ軍まで牽制…空母・ステルス機など最新兵器も配備

中国,山東半島は海側で韓半島(朝鮮半島)と最も近いところに位置している。山東半島の端である栄成市で夜明けに鶏が鳴くと仁川市で聴こえるという話があるほどだ。実際、韓国の白リョン島から栄成市までは187kmしかない。山東半島は歴史的にも地理的にも古代から現在まで西海を通じて韓半島と密接な関係を結んできた。中国唐の蘇定方が660年、兵13万人を率いて百済を侵略した経路は山東半島東端の青城沖合から錦江河口、徳積島に至る海路であり、645年から3度にわたった高句麗‐唐戦争の時も唐水軍が山東半島から出発した。山東半島にはまた、新羅の人々の集団居住地域である新羅坊と新羅所などがあった。韓国の華僑はほとんどが山東半島出身だ。山東半島を管轄する山東省は、韓国企業が中国で最も多く進出している地域だ。現在、山東半島に居住する韓国人は20万人余りと推算されている。

山東半島は軍事的に見る時も韓半島はもちろん、東北アジア地域の戦略要衝地だ。特に山東半島は東北アジア最大規模のアメリカ軍基地がある京畿道平沢市の向い側にある。直線距離では300kmほどだ韓半島の急変事態が発生した場合、中国人民解放軍は北中国境だけでなく、山東半島からも出動する

◇空母山東号2019年に実戦配備

中国政府が昨年、人民解放軍の7大軍区体制を5大軍区体制に変え、韓半島を管轄する北部戦区に山東半島を含ませたのもこのためだ。山東半島は北部戦区が布陣している東北3省(遼寧・吉林・黒龍江省)とは陸路でつながっていない。それでも山東半島に駐留する陸・海・空軍の指揮権が北部戦区司令官の下へ入っているのは、韓半島で戦争が勃発した場合や北朝鮮急変事態に備えるための布石だ。

svg

山東半島には人民解放軍精鋭部隊である第80集団軍が駐留している。北部戦区は海軍の北海艦隊も管轄する。北海艦隊は山東省青島市に駐留している。中国唯一の航空母艦である『遼寧』号をはじめ、核潜水艦3隻、在来式潜水艦25隻、駆逐艦18隻などを保有している。中国が独自の技術で建造している空母『山東』号も2019年に実戦配備される予定だ。山東号は北海艦隊司令部がある山東省青島市の小口子港を母港とするものと見られる。北海艦隊は西海上の封鎖、海軍陸戦隊(海兵隊)の北朝鮮西部海岸上陸支援などの任務を遂行することができる。人民解放軍は昨年末、海軍陸戦隊旅団4つと海軍特典対旅団1つを新たに創設したが、このうち、海軍陸戦隊1旅団が韓半島を専門担当する。

5a9caef5047ad2738de6_R
▲遼寧号

中国政府が最近になってこのように山東半島の軍戦力を大幅に増強している。中国の意図は韓半島はもちろん、アメリカと日本の軍事力強化に対抗するためと見られる。特に中国は日本自衛隊と在日米軍の戦力が拡大することに敏感な反応を見せてきた。実際、日本自衛隊は2月24日、青森県にある航空自衛隊三沢基地で空軍用『F-35A』ステルス戦闘機の配備式を挙行した。日本自衛隊は今年末までに三沢基地にアメリカから導入する予定のF-35A、42機のうち10機を優先的に実戦配備する計画だ。小野寺五典日本防衛相は「周辺国が航空戦力の近代化と増強を急速に推進している」とし「F-35Aの配備は大変重要な意味を持つ」と強調した。日本はまた、ヘリコプターを搭載できる軽空母を改造し、垂直離着陸が可能な海兵隊用『F-35B』アメリカから導入することを検討している。日本はこれと共に、ミサイル防衛(MD)システムであるイージス・アショアの導入も決めた。アメリカは山口県岩国市の在日海兵隊空軍基地にF-35B、16機を配備している。さらに、アメリカは沖縄県嘉手納町の在日空軍基地にF-35A、12機とF-22、12機を配備している。在日米軍の横須賀海軍基地には空母『ロナルド・レーガン』号が寄港しており、佐世保海軍基地にもF-35Bを搭載できる4万t級強襲上陸艦『ワスプ』号が配備されている。このため、中国は日本自衛隊の主要基地はもちろん、在日米軍基地を打撃できる戦力を段階的に強化している。

中国が山東半島に配備した最新鋭の戦力の中で最も目につくのは、射程距離が1,000kmである『東風16(DF-16)』中距離弾道ミサイルだ。沖縄の在日米軍基地を打撃できる(?)DF-16は、核兵器を含めて1,000kgの弾頭を装着することができ、目標物に10m以内に着弾が可能なほど精密度が高い。DF-16は世界初の多弾頭搭載中距離ミサイルで、アメリカの『PAC-3』迎撃ミサイルを突破することができるという。中国官営英字紙『チャイナデイリー』は2月6日、DF-16ロケット(ミサイル)部隊の訓練の様子を公開したりもした。中国はすでに射程距離が600~1,000kmである『DF-15』短距離弾道ミサイルと射程距離1,770~3,000kmである『DF-21』中距離弾道ミサイルをそれぞれ実戦配備している。DF-15は90kt級戦術核弾頭1基の搭載が可能で、韓半島全域を核攻撃することができる。DF-21は200~500kt級核弾頭を最大5基まで搭載することができ、日本全域を射程圏に置いている

167646974984

◇3年以内にJ-20、100機の実戦配備計画

中国はまた、1月、最新鋭ステルス戦闘機である『殲20(J-20)』を山東半島をはじめ、3か所の空軍基地に実戦配備した。中国はアメリカのF-22とF-35に対抗するため、1990年代末からJ-20を開発してきた。J-20は2011年に初飛行に成功し、2016年11月、珠海国際エアショーで初の公開飛行を実施し、昨年7月、内モンゴルで行われた人民解放軍建軍90周年閲兵式にも参加した。中国が保有する戦闘機のうちで最新鋭であり、最強の戦闘機であるJ-20は、昨年11月に模擬空中戦を行った結果、『J-10』、『J-11』、『SU-30』の既存の戦闘機に10対0の完勝を収めた。J-20の性能は、世界最強であるF-22には及ばないが、F-35には劣らないという評価を受けている。作戦半径が空中給油を受けなくとも2,000kmに達するため、韓半島はもちろん、日本全域を打撃することができる。また、最大速度がマッハ2.5(約時速3,060km)で山東半島から日本まで30分以内で行くことができる。中国は3年以内にJ-20、100機を実戦配備する計画だ。

5a9caef91c37d2738de6_R
▲J-20

中国はまた、山東半島に極超短波(UHF)レーダーである『JY-26』と『HQ-19』地対空迎撃ミサイルを配備するなど、MDシステムまで構築している。JY-26は探知距離が500~600kmだが、中国はこのレーダーでF-22とF-35戦闘機も探知することができると主張している。射程距離200kmであるHQ-19は中距離ミサイルを迎撃することができる

5a9caef1062dd2738de6_R
▲JY-26レーダー

中国はこれと共に、ロシアと30億ドル(約3兆2,500億ウォン)規模の『S-400トリウームフ』3機の砲台輸入契約を締結し、2019年までに導入を完了する予定だ。『ロシア版サード(THAAD・高高度ミサイル防衛システム)』と呼ばれるS-400は、世界最強の防空システムという評価を受けている。射程距離は40~400kmで、100個の標的を追跡し、同時に6個を撃墜することができる。迎撃ミサイルの最大速度はマッハ5.9で、レーダー探知距離は最大700kmだ。

3機の砲台のうち、1次分は台湾と隣接した福建省地域に、残りの2次と3次分は山東半島と遼東半島一帯に配備される予定だ
。中国はこれまで、在韓米軍のサード配備が東北アジアの戦略の均衡を破る行為だと非難してきたが、実際には山東半島にサードより強力なMDシステム構築に総力を挙げている。文字どおり『私がすればロマンス、他人がすれば不倫』であるわけだ。(機械翻訳 若干修正)