(釜山日報 韓国語 2018/03/05)

イチゴはバラ科に属する多年生の植物である。最初の原産地はアメリカだが、今のイチゴは18世紀にヨーロッパで園芸種として改良されたものである。韓国には20世紀始めに日本を通じて入って来て、本格的な栽培は1960年代に京畿道水原近郊から行われた。過去には春季にだけ会うことができたが、1980年代以降、ビニールハウス栽培が一般化したことで、全季節で食べることができるようになった。

時ならぬイチゴ論争が韓日間に広がっている。平昌冬季オリンピックに参加した日本女子カーリング代表チームの選手が「ハーフタイムのおやつ時間に食べた韓国イチゴがびっくりするほどおいしかった」とほめたのが発端だ。「ヨンミヤ」でスターになった韓国代表チーム『チーム・キム』に劣らず日本で人気を呼んだ日本女子カーリング代表チームなので、波紋が大きかった。斎藤健日本農林水産相は記者会見までしながら「日本代表チームの選手たちが食べた韓国産のイチゴは、日本から流出した品種」と主張した。日本の一部のネチズンの間では、日本で開発した品種保護のための対策準備を要求する声も出た。

事実、イチゴをめぐる韓国と日本の“戦争”はすでに長い間激しく続いている。わずか10年余り前までは、私たちが食べていたイチゴは、ほとんど『章姫』や『レッドパール』という名前の日本品種だった

韓国が国産イチゴの品種開発に乗り出したのは2000年代初めからで、日本がイチゴ品種の使用ロイヤリティーで年間数十億ウォンを要求する嫌がらせをしたことに対応するためであった。その結果、出てきたのが最初の独自品種で輸出専用である『メヒャン(梅香)』、現在国内イチゴ流通の80%以上を占めている『ソルヒャン(雪香)』などである。

以後、韓国産イチゴが国内市場を席巻し、海外でも高級イチゴとして脚光を浴びて日本の競争相手になると、日本側で「韓国がイチゴの新品種を作る能力があるのか」と疑って出た。しかし、遺伝子検査までした結果、今は韓国独自品種であることが立証された状態だ。市中で見ることができるイチゴのうち、先が細長い三角形の形状のが日本品種の章姫で、それより先が若干丸みを帯びているのが韓国のソルヒャンである。日本選手たちが食べたイチゴもソルヒャンである可能性が高い。日本の長官(大臣)が「日本代表チームの選手の皆様には、是非日本のイチゴを食べてほしい」と話したことまで何かしら言うつもりはないが、まるで韓国がイチゴの“品種泥棒”をしたかのように是非を論じたことは笑止なだけである。(機械翻訳 若干修正)


農水相の発言は↓

(農林水産省 2018/03/02)一部抜粋

記者
(略)韓国のイチゴに関してなんですけれども、カーリングの女子の選手がですね、あの話って結構、知的財産の保護といいますか、流出防止というのが非常に重要だと思うんで、その辺りの受け止め等お聞かせください。

大臣
(略)それから韓国の例のカーリングのイチゴの話ですけど、まず、銅メダルとにかくおめでとうございますということと、選手の一人の方がですね、韓国のイチゴはおいしいと発言されて随分それがキャリーされたわけでありますけど、日本のですね、農林水産大臣といたしましては、女子カーリングの選手の皆様にはですね、日本のおいしいイチゴをですね、是非食べていただきたいなというふうに思います

今回の御発言と切り離してですね、お話をしますと、一般論ですけれども、韓国で生産されているイチゴは、以前に日本から流出した品種を基にですね、韓国で交配されたものが主であるというふうに承知をしておりますので、むしろですね、我が国の優良品種の種苗の海外流出という問題に直面をするわけであります。

なので、海外での知的財産権を確保してですね、仮に流出が発見された場合に、栽培や販売の差し止め請求等を行なうことができるようにするということが重要であるというふうに考えておりますので、農林省としては、こういう重要な品種について海外で植物品種の育成者権等を取得するということが大事なので、それを支援するためにですね、29年度の補正予算においても、この植物品種等の海外流出防止対策を行うとともに、30年度予算においても同対策費を計上してるところでありますので、これらの対策通じてですね、この韓国のイチゴの話もありますので、しっかりと対策を講じていくことの必要性を改めて認識をしたということであります。


[集中企画]  FTA時代、輸出で活路を見出す…③東南アジア市場順風-イチゴ
(農水畜産新聞 韓国語 2016/06/13)

(略)国内のイチゴ栽培面積は昨年基準で約6985ha、生産量は23万3000トンに迫っている。だが、2005年まで国内で栽培されるイチゴ品種の90%以上が日本導入品種で『章姫』と『レッドパール』品種が大半を占めていた。イチゴが農家の主な所得源であるにもかかわらず、国内には研究資料も不足しており、栽培技術も日本の技術に依存している状況だった。

これに伴い、1994年の論山イチゴ試験場の開場を出発点として持続的なイチゴ品種の育成に邁進し、『栃の峰』と『章姫』の交配組み合わせで、活力が優れ果品質に優れた個体を選抜し、生産力検定と農家特性検定、地域適応試験を経て、2001年、ついに高品質輸出用イチゴ『メヒャン(梅香)』が誕生することになる。

『メヒャン(梅香)』は休眠時間が短く、早期生産が可能で、糖度と硬度が非常に高くて長期の流通に有利な品種で、現在、輸出されているイチゴの90%以上を占めている

多収性の『ソルヒャン(雪香)』も注目されている品種だ。『ソルヒャン(雪香)』は従来の栽培品種のうちで最も数量性が優れる『章姫』品種を代替すために『章姫』と『レッドパール』を1998年に交配し、2005年に農村振興庁の職務育成新品種として登録された。『ソルヒャン(雪香)』は従来の『レッドパール』より20%以上数量性が高く、大果が多く生産される。冬季にも生育が旺盛で白粉病(うどんこ病)に強くて栽培が容易で、国内栽培品種の81%以上を占める国内代表のイチゴ品種だ。短所としては肉質が強くなく、長期間の流通が難しいという点を挙げることができる。

これにより、2005年には日本品種一色だったイチゴ品種栽培割合は、昨年基準で国産品種が90%を越え、日系7.4%、その他1.9%を見せて、イチゴの種子主権を完璧に実現することになったのだ。パプリカなど主要作物の種子が輸入に依存し、莫大なロイヤリティーを支払っている状況と比較すると、イチゴは輸出をしながらも海外に種子ロイヤリティーを一銭も支払わない、まさに身土不二の品目といえる。(略)(機械翻訳 若干修正)