(聯合ニュース 韓国語 2018/02/23)

日本政府が、スイス,ジュネーブで去る22日(現地時間)に開かれた国連女子差別撤廃委員会の会合で、チョン・ヒョンベク(鄭鉉栢)女性家族部長官(相)が慰安婦問題に言及しながら『性奴隷』という表現を使用したと抗議した。

共同通信によれば、河野太郎外相は23日、現地で記者たちと会って「事実に反する言葉が使用された。 受け入れられず、極めて遺憾だ」と話した。

伊原純一ジュネーブ駐在日本大使も「日本として受け入れられない。極めて遺憾だ」として、チェ・ギョンリム(崔京林)ジュネーブ駐在韓国大使に電話をかけて抗議した。

これに対しチェ大使は「本国に伝える」と話したと共同通信は伝えた。

この日、チョン長官は、韓国の女子差別条約の履行状況を審査する国連女子差別撤廃委員会の会合に出席し、委員らと問答する過程で、慰安婦被害者に対する生活支援など韓国政府の活動を説明しながら『性奴隷』という表現を使用したと共同通信は伝えた。

伊原大使はこの会合の終了後、現地の日本記者たちに「性奴隷の言葉は事実に反し、使用すべきではないというのが日本側の考えだ」とし「日韓慰安婦合意の際にも韓国側と確認している」と主張した。

性奴隷という表現と関連しては、韓国政府の慰安婦合意検討タスクフォース(TF)の検討報告書でも言及されている。

日本側は韓国側に『性奴隷』表現を使用しないことを求め、韓国側は政府が使用する公式名称は『日本軍慰安婦被害者問題』だけだとしたことを非公開の部分で確認したと報告書は指摘している

日本外務省はこの日、別途資料を出して「日韓は2015年の慰安婦合意で、この問題の『最終的かつ不可逆的』な解決を確認したものであり、国連など国際社会において、慰安婦問題について互いに非難・批判することは控えることとされています」と主張した。

引き続き「日本は、性奴隷が事実に反するので使用すべきではないという考えであり、この点は日韓合意の際に韓国側とも確認した」とし「それにもかかわらず、韓国代表団がこの言葉を使用したことは、極めて遺憾」と付け加えた。(機械翻訳 若干修正)


合意検討タスクフォースを立ち上げてなければ、「『性奴隷』を使用しないことを了承」したことは公になってなく、「『性奴隷』の使用が『非難・批判』にはあたらない」とごまかせたのにね。

韓国政府はどう言い繕うんですかね。

2017年12月27日

【追記】
(聯合ニュース 2018/02/23)

スイス・ジュネーブで22日に開かれた国連の女性差別撤廃委員会で、韓国の鄭鉉栢(チョン・ヒョンベク)女性家族部長官が旧日本軍の慰安婦問題に言及し「性奴隷」の言葉を使ったことに日本側が抗議したことについて、同部は「韓国政府が公式に使用する言葉は日本軍慰安婦被害者だが、国連の報告書では性奴隷という表現を主に使用しているため、委員たちの立場を尊重する観点から性奴隷という表現を慰安婦という表現と共に並べた」と説明した。(略)


こんな詭弁を黙って聞いていたら、今後、「国際社会では国連の表現を使うニダ」となるだけですね。


 河野外務大臣会見記録
(外務省 2018/02/23)

冒頭発言

(1)女子差別撤廃委員会における韓国代表の慰安婦問題に関する発言

【河野外務大臣】昨日,ジュネーブで実施された女子差別撤廃委員会において対韓国の審査が行われましたが,その中で「性奴隷」という事実に反する言葉が使用されました。

 これは日韓合意の際に韓国側とも確認していたにもかかわらず,韓国代表団が今回「性奴隷」というような言葉を使用したことは我が国として受け入れられず,極めて遺憾です。

 今日未明,外務報道官談話を発出したとおり,日本政府として,韓国側が合意を「最終的かつ不可逆的」なものとして着実に実行するよう強く求めていきたいと思います。(略)

女子差別撤廃委員会関連

【記者】冒頭の女子差別に関連してなのですけれども,先日,康京和(カン・ギョンファ)長官が,日韓合意について本質を忘れた交渉だというふうに発言をされましたが,次の国連の人権理事委員会でも言及するというふうに思っておりますが,この一連の動きについて,また国と国の約束とも言いながらも,国際的な場でそういった発言をされるということについてはどのようにお考えでしょうか。

【河野外務大臣】文(ムン)大統領から安倍総理にもこの合意について言及がありましたが,「最終的かつ不可逆的」な,国際的な約束であるということを韓国側もしっかり認識をして,着実に履行していただきたい,日本側としては誠意を持ってこれを履行しておりますので,韓国側にも同様のことをやってくれる,そういうふうに期待をしております。

【記者】差別撤廃委員会で韓国代表団が,慰安婦像の設置の活動を支援する考えを表明しているのですが,このことについてはどう受け止めておられますか。

【河野外務大臣】追悼碑のことではないですか。ちょっとそれは確認します。

【記者】追悼碑についてはどうお考えですか。

【河野外務大臣】いずれにしろ,日韓合意を着実に履行してもらいたいというのが我が国の立場です。
(外務報道官談話)
平成30年2月23日

1 2月22日(現地時間)にジュネーブで実施された女子差別撤廃委員会69会期において対韓国審査が行われました。

2 日本政府は,慰安婦問題に真摯に対応しており,特に,2015年の日韓合意は,慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認したものであり,国連等国際社会において,慰安婦問題について互いに非難・批判することは控えることとされています。

3 日韓合意は国と国の約束であり,たとえ政権が代わったとしても責任をもって実施されなければならないことは国際的かつ普遍的な原則です。合意の着実な履行は両国の国際社会に対する責務でもあります。また,合意時点で生存していた元慰安婦の方々47名のうち,7割以上の方々が,合意に基づき,韓国政府が設立し,日本政府が10億円の拠出を行った「和解・癒やし財団」の事業を受け入れるなど,多くの韓国人元慰安婦の方々も合意を評価しています。

4 こうした中で,「性奴隷」という言葉は事実に反するので使用すべきではないというのが日本側の考えであり,この点は日韓合意の際に韓国側とも確認していたにもかかわらず,韓国代表団が今回「性奴隷」との言葉を使用したことは我が国として受け入れられず,極めて遺憾です。日本側は,合意で約束したことを全て誠実に実行しています。日本政府としては,韓国側が合意を「最終的かつ不可逆的」なものとして着実に実行するよう引き続き強く求めます。