(メディアウォッチ 韓国語 2018/02/11)

『キム・イルソン仮面』をそのまま放っておく場合、日本人たちが平昌オリンピックで『旭日旗』で日本選手団に対して応援戦を繰り広げる時、これを何の論理で防げるだろうか。

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▲北朝鮮応援団が平昌オリンピックで『キム・イルソン仮面』を使って応援をしている場面。統一部と左傾メディアは、この仮面が北朝鮮では『ハンサム仮面』で通用しているので問題にならない主張している。

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▲太平洋戦争で旭日旗が日本軍の軍旗として使用された関係で、韓国を含む東アジア諸国で旭日旗は戦犯旗のイメージを与えている。

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▲キリンチャレンジカップ2008,ボスニア-ヘルツェゴビナ戦で旭日旗を振って応援する日本サッカー応援団の様子。

いわゆる『キム・イルソン仮面』と関連し、実際、北朝鮮の人々はこれをキム・イルソン(金日成)と認識しておらず、単に『ハンサム仮面』と認識しているという主張が台頭しながら、これまで『キム・イルソン仮面』を問題視した人々が、とんでもない色論者(色=政治·理念上の傾向)と罵倒されている。

だが、キム・イルソンを唯一神と尊ぶ北朝鮮で、ハンサムの標準モデルがまさに戦犯キム・イルソンであることは事実であり、何より『キム・イルソン仮面』をどのように認識するかにおいて、北朝鮮の基準ではなく韓国の基準でみるべきだという反論も根強い。なぜなら、戦争犯罪の象徴と認識されて論議を呼ばざるを得ない象徴物の場合、しかも、被害国で行われる行事では、通常、被害国側の認識を尊重することが普通であるためだ

統一部と左傾メディアは『キム・イルソン仮面』が北朝鮮現地では、とりあえず『ハンサム仮面』と認識されているので問題にならないという調子だ。だが、このようなやり方なら、日本現地では『運数大通(開運)を象徴する伝統模様』に過ぎない『旭日旗』に対しても、少なくとも平昌オリンピック期間には問題にしてはいけないという論理もいくらでも可能で、これに対し、ややもするとより深刻な外交問題を呼びかねないという点を考えてみなければならない。

すでに平昌オリンピックでこのようなジレンマ問題が一つ二つ発生している。先日、フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の西伸幸(32)選手がスロベニア選手と挨拶を交わす様子として、国際オリンピック委員会(IOC)の公式インスタグラムに登場しながら、旭日旗を連想させる帽子をかぶっているという理由で韓国ネチズン(ネットユーザー)から非難を受けた。

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▲国際オリンピック委員会(IOC)の公式インスタグラムに登場して、旭日旗を連想させる帽子をかぶって論議を呼んだ西伸幸選手

韓国ネチズンの強い抗議のため、西伸幸選手は日本共同通信とのインタビューを通じて「スイスで買った帽子で、悪いという認識はなかった。いろいろなところでご迷惑をかけて申し訳ない」と謝罪の立場を明らかにしなければならなかった。日本オリンピック委員会(JOC)は西伸幸選手に日本スキー連盟を通じて「誤解を招く服装は慎むように」と注意までしたという。

だが、旭日旗に問題を感じていなかったという西伸幸選手の抗弁がまったく間違っていないのが本当で、日本現地では旭日デザインを日本軍国主義の象徴や日本帝国主義の象徴として受け入れる場合は殆どない

旭日デザインは現地では単に昇る太陽を象徴するデザインと受け止められており、様々な店の看板としてもよく見ることができ、新年挨拶カードにも広く使われている。江戸時代から民間社会でも広く使われてきたもので、日本の漁村では旭日旗を豊漁を祈る大漁旗にも使い続けており、日本の代表的な親左派新聞朝日新聞もこれを社旗に使っている

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▲江戸幕府末期の代表的な浮世絵(日本式版画、風俗画)作家として知られた落合芳幾の作品の一つ。後に旭日デザインが鮮明に見える。

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▲豊漁を祈願する意味の大魚旗として使用されている旭日旗

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▲日本朝日新聞の社旗

西伸幸選手は旭日旗デザイン帽子を日本でなくスイスで買ったという。ナチスデザインとはまったく違い、西洋でも旭日デザインを戦犯旗と認識するケースは殆どないということを示す証拠だ。ユーチューブなどを検索してみれば、西洋人の多くが旭日デザインを単なる“日本を思わせる象徴”とだけで受け止めていることを示すインタビュー動画などを探すことができる。

オリンピック参加国の認識を尊重しようという基準で、西伸幸選手がそもそもする必要もない謝罪をし、日本オリンピック委員会も与える必要がない注意を与えたならば、今後『キム・イルソン仮面』に対しても同じ基準を適用することを考慮することもできる。

だが、韓国はすでにオリンピック主催国の認識を尊重しようという基準で西伸幸選手の謝罪を受け取ったし、日本オリンピック委員会からも措置を受け取った。北朝鮮応援団の『キム・イルソン仮面』だけは例外で置こうというならばダブルスタンダード論議を避けることは難しくなる。公正なものさしで北朝鮮応援団の選手と北朝鮮オリンピック委員会の措置を必ず受け取らなければならないことだ。

『キム・イルソン仮面』をそのまま放っておく場合、日本人たちが平昌オリンピックで『旭日旗』で日本選手団に対して応援戦を繰り広げる時、これを何の論理で防げるだろうか。統一部と左傾メディア、そして韓国オリンピック委員会はこれに答えなければならない。(機械翻訳 若干修正)


いくつかの韓国メディアにあがっていた若いころのキム・イルソン(金正成)とお面の比較。


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(中央日報 2018/02/12)

  北朝鮮の応援団が10日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪女子アイスホッケー南北合同チームの試合の際に使った「男性のお面」と関連し与野党の攻防が加熱している。当時北朝鮮応援団は北朝鮮歌謡の『口笛』を歌いながらこのお面で顔を隠したが、これをあるインターネットメディアが「金日成(キム・イルソン)のお面をかぶって応援する北朝鮮応援団」という見出しで報道し議論が発生した。 

  これに対し「正しい政党」の河泰慶(ハ・テギョン)議員がフェイスブックに記事リンクをシェアして「文在寅(ムン・ジェイン)大統領をカモと考えていなければあり得ないこと」と主張した。

これに対し統一部はすぐに資料を出し、「『金日成のお面』報道は誤った推定だ。該当のお面は北朝鮮の『美男のお面』」と釈明した。

結局該当記事は11日明け方に削除され、該当メディアは「報道が事実ではないことが判明した」として謝罪文まで出した

青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者も記者らと会って「北側の文化上、金日成の写真を傷つける行為はありえないという。金日成のお面でないというのが北朝鮮の説明。応援団が移動するを止めて金正日(キム・ジョンイル)委員長と金大中(キム・デジュン)元大統領の握手の写真が掲示されているのを見て『印刷した』とかなんとか言うのに金日成のお面に目を開けるだろうか」と話した。

「共に民主党」のペク・ヘリョン報道官は「依然として見苦しいけちをつけることと理念論争で応酬する野党の形態は玉に瑕だ。北朝鮮で最高尊厳とされる金日成主席の顔を応援道具に使うということは北朝鮮の体制と文化を考慮すれば絶対不可能なこと」と述べた。 

  だが、河議員は11日に国会で記者会見し、「統一部の発表のように美男の顔にすぎないとしても、その美男が金日成を連想させるという点はだれも否定できない。北朝鮮で最高美男の基準がまさに金日成のため」と反論した。彼は「金日成を連想させるお面をこれ以上使用できない措置を取らなければならない」と付け加えた。

自由韓国党のチョン・ヒギョン報道官も「だれが見ても金日成の顔なのに統一部の目にだけは別に見えるのか。黒いものを白いと言っても信じなければならない北朝鮮式の思考方式までわれわれが注入されなければならないのか」と非難した。 

  国民の党のキム・チョルグン報道官も「韓国政府は『金日成のお面』が金日成ではないと防御するのに汲々としている。国民感情を考慮した応援になるよう適切な措置が必要だ」と論評した。 

  これと関連し統一部ではなく「共に民主党」のキム・ビン報道官が金日成のお面の記事を書いた記者らに「記事を直ちに削除し謝罪文を掲載した後に回答メールを送るよう望む」とメールを送ったことがまた別の議論を呼んだ。該当記者がメール内容を公開し、河議員はこれを取り上げ「政府が言う言葉がすべて真理なのになぜメディアは政府の話を聞かないのか責め立てる」と批判した。チョン・ヒギョン報道官も「これが政府とメディアの正常な関係で、これまで口さえ開けば保守政権のメディア掌握云々した人たちの姿か」と問い詰めた。