(CNBニュース 韓国語 2018/02/06)
・外国人観光地の真ん中に…韓中関係“青信号”なるか

ソウル市麻浦区の弘益大学前の通りに、日帝強占期に強制連行された若い女性たちの魂を賛える『平和の少女像』の設置が推進中であるとの事実をCNBが単独確認した。ここは中国人観光客(遊客)の必須観光コースになっているだけに、少女像が設置されれば韓中関係に新しい突破口となるのか注目される。中国と韓国はともに慰安婦と強制徴用など日本から大きな苦痛を受けた歴史を持っているという点からだ。(CNB=ト・キチョン記者)

・遊客で賑わう弘大通りに少女像設置
・麻浦区内の中高校11校が募金運動に参加
・韓中の青少年“恥辱の歴史”に共感

会社員、主婦、インディーズバンド、動物保護団体、市民運動活動家など、様々な麻浦区住民たちで構成された『少女像建立推進委員会(代表チャ・ギョンスク)』は、来る3.1節(独立運動記念日 3月1日)に合わせ、弘大前の『歩きたい通り』に少女像を立てる予定だ

少女像を企画した彫刻家オ・ジョンソン氏(51・韓国民族芸術人総連合選任理事)は5日、CNBと会って「外国人の観光聖地に位置する弘大通りが最適な場所だと考えた」とし「弘大商人会の同意を求めているところで、予定通りに3.1節に除幕式を行う計画」と明らかにした。

今回設置される少女像は、横50㎝、縦60㎝、高さ163㎝の大きさの青銅材質だ。『座っている少女像』と『立っている少女像』の2つで議論した末、『立っている少女像』に最終決定された。製作は彫刻家シン・ソンミン氏が担当した。

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▲来る3.1節に合わせて、弘益大学前の『歩きたい通り』に設置される予定の『立っている少女像』の仮想イメージ。背景はソウル市麻浦区上岩洞に復元された昔の『日本軍官舎』だ。(彫刻家シン・ソンミン氏提供)

特に今回の少女像は、弘益大近隣の中高校の生徒たちが約1年間、募金したお金で設置されるという点で意味が大きい。

少女像推進委の会員たちと青少年は、昨年3月から麻浦区内で街頭署名、基金用意コンサート、一日喫茶店など様々な活動を行ってきたた。一週間に2~3回、麻浦区管内の中高校を巡回しながら、生徒たちを相手にキャンペーンを行った結果、募金に参加した参加した学校が上岩高、弘益大付属女子中高、ソウルデザイン高、光成中高、新水中、倉天中など11校に達する。募金額3千万ウォン余りは今回の銅像製作に全額使われる

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▲昨年10月、弘益大付属女子中高前での署名運動の様子。
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▲昨年11月、少女像設置に志を同じくするミュージシャンが弘大通りで才能寄付コンサートを開いている。エクアドル民俗楽団カウサイ(KAWSAY))、ギターリストのキム・グァンソク、コメディアンのヒョン・ビョンソクらが参加した。エクアドル楽団は我々のように外勢に支配された弱小国という点から共にしたと明らかにした。
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▲少女像設置を最初に提案したイ・ポンス麻浦区議員(右側)、署名運動を主導した弘益大付属女子高生徒会長キム・ヘス氏(中)などが少女像基金用意コンサートで一緒にポーズを取っている。

少女像を設置しようという発想は、昨年3月、イ・ポンス麻浦区議員の提案で区議員9人が決議案を出して始まった。彼らは決議文で「誤った過去を否定し、心のこもった謝罪がなく、お金ですべてを解決したと言う日本政府を強く糾弾する」とし、麻浦区内に少女像を設置すると明らかにした。

慰安婦被害者法(日帝下の日本軍慰安婦被害者に対する生活安定支援および記念事業などに関する法律)第11条よれば、地方自治体は日本軍慰安婦被害者に関する記念事業、歴史的資料の収集・保存・管理・展示および調査・研究、教育・広報および学芸活動、名誉回復のための国際交流および共同調査など国内外での活動などを遂行できる。区議会で決議されただけに管轄地方自治体である麻浦区庁も少女像設置を積極的に支援している

特に麻浦区でこうした雰囲気が醸成されたのは、管内に日本関連施設が幾つか存在するためだ。

麻浦区上岩洞には、1930年代に日本軍京城師団が尉官級将校のために作った『旧日本軍官舎』2棟が、住民たちの強い反対にもかかわらず、復元されている。

その向い側には、生徒数400人余り規模の日本人学校が位置している。住民たちは、この学校が日本軍官舎が復元された時点である2010年9月に開校したという点で、宅地開発当時、SH(ソウル住宅都市公社)が日本人学校を誘致するために日本軍官舎を復元したのではないかという疑惑を今も抱いている。

また、麻浦区と接している水色駅一帯は、京義線を通じて戦争物資を輸送した大規模日本軍兵站基地があった場所であった。

このような日帝残滓は相対的に麻浦区で少女像設置運動が点火される契機になった。

イ・ポンス麻浦区議員はCNBと会って「政党や全国的な市民団体と手を握って推進することもできたし、一緒にしようという提案も多くの所から受けたが、すべて丁重に退けた」とし「麻浦区が恥辱の歴史を抱いている所であるだけに、この地域の青少年の手で少女像を設置することが意味が大きいと考え、去る1年間、管内の学校を歩き回ってキャンペーンを行った」と明らかにした。

弘益大付属女子高の生徒会長キム・ヘス氏(19)はCNBに「弘大通りが‘遊興のメッカ’のように認識されているが、少女像が設置されれば、通りのイメージが大きく改善される契機になる」とし「特に私たちのような青少年が辛い過去を記憶することができる少女像が必ず必要だと思う」と話した。

◇若い遊客の歴史名所になるか

今回、少女像が設置される弘大通りは、一日の流動人口が数十万人に達する“ホットプレイス”だ。外国人観光客の必須訪問コースである上、10~20代の若年層が主をなしているため、『少女像』が青少年教育と歴史文化観光に寄与するものと期待される

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▲10~20代の若者たちと外国人観光客で不夜城をなしている弘大前の『歩きたい通り』の5日夕方の様子。ここに少女像が設置される予定だ。


特に今年は、平昌冬季オリンピックと中国政府のサード報復措置緩和などで、中国人観光客数が前年に比べ大きく増えるものと予想されるが、これらに『弘大通り』は欠かせないコースだ。観光業界は今年、国内に入ってくる遊客が前年より68%増の700万人に達すると予想している。

最近、初めて始まった中国青少年の韓国修学旅行で“弘大”が主要コースになるだろうという点も鼓舞的だ。中国研学旅行工作委員会所属の海外委員会である(株)KCKによれば、中国,北京所在の小中学校の奨学生など63人が最近、修学旅行日程としては初めて済州島を訪問した。工作委は中国青少年の国内外の修学旅行を活性化するために設立された政府機構だ。

KCK関係者はCNBに「北京所在の1,000校余りの学校を対象に韓国修学旅行団を募集しているが、中国で韓流人気が高いだけに、弘大探訪は必ず日程に入れようとしている」と明らかにした。

弘大に少女像が設置されて中国青少年が訪れることになれば、韓中関係にも肯定的な影響を及ぼす見通しだ。

弘大前で会った中国人留学生の趙氏(21)は「ムン・ジェイン(文在寅)大統領が昨年末に中国を訪問した初日に南京大虐殺問題に言及したし、初めて駐中大使(ノ・ヨンミン(盧英敏))が『南京80周年追悼式』に参加したということで、中国と韓国は日本から同じ被害を受けたという同質意識が高まっている」とし「こうした時に若者たちの通りに少女像が設置されるなら、必ず除幕式に参加してみたい」と話した。(機械翻訳 若干修正)