(韓国毎日新聞 韓国語 2018/01/31)

韓国社会には性向が異なる3つの勢力が存在して、各勢力の韓国社会に対する見解と評価は非常に異なる。

第一は、産業化支持勢力で、彼らは世界で最も貧しくて疲弊していた韓国が世界10位圏の経済大国であり、先進国に成長したという事実に大きな自負心を持つ人々だ。

彼らにとって大韓民国は、第2次世界大戦後に地球上に生まれた140か国余りの新生国のうちで“最も成功した国”であり、半万年(5000年)の私たちの歴史で“最も輝く国”だ。そのような理由で、いかなる代価を払っても守って行かなければならない偉大な国だ。

産業化支持層は、現在の韓国社会が持っている欠陥よりは長所に注目する。したがって、彼らに韓国社会の欠陥は克服の対象であって、欠陥を理由に韓国社会の成功を蔑視したり、韓国社会を倒そうとする動きを容認しない。よく、彼らを右派または保守と呼ぶが、厳密に言うと彼らは保守の価値や右派の理念を共有しない

第二は、民主化支持勢力で、すべての行為の目的は“人間らしく生きよう”にあるため、経済発展を理由に『人の価値』を毀損してはならないという人々だ。1950年代に自由党政権に抵抗し、パク・チョンヒ(朴正熙)、チョン・ドゥファン(全斗煥)、ノ・テウ(盧泰愚)政府に対抗したり、選別的に支持を送ってきた勢力だ。

彼らは大韓民国を2つの視線で眺める。一方では“誇らしい祖国”であり、また一方では、不正腐敗と独裁にまみれた“恥ずかしい祖国”だ。

彼らは、韓国の経済発展が独裁政権の主導で行われたため、その過程であらわれた腐敗と貪欲をその政権の本質として認識する。また、貪欲と腐敗が資本主義経済の成長過程で表出したため、資本主義は貪欲的で、社会主義は清廉だと考える傾向がある。よく、彼らを進歩あるいは左派と呼ぶが、右派と見なされる韓国人が右派ではないように、彼らも左派でも進歩でもない。

第三は、親北朝鮮共産勢力だ。産業化支持層と民主化支持層は重心は異なるが、韓国を肯定するという点で共通分母を持つ。しかし、親北朝鮮共産勢力は、初めから大韓民国を生まれてはならない“国家”と見なす。それで彼らにとって、イ・スンマン(李承晩)は建国大統領ではなく分断主義者、パク・チョンヒは近代化を導いた指導者でなく親日独裁者、資本主義は経済発展の原動力になったシステムではなく“不平等”の根源だ。

彼らの念願は、韓国の失敗と北朝鮮の成功だ。しかし、彼らの願いとは裏腹にアメリカ・日本と手を握った韓国は成功し、中国・ソ連と手を握った北朝鮮は失敗した。そして、彼らはアメリカ・日本に敵対的で中国に友好的だ

2002年に米軍装甲車に女子中学生がはねられて死亡した事故を米軍の故意と煽り、セウォル号沈没を米軍潜水艦の衝突に、狂牛病事態を反米と反政府デモに、他の国との自由貿易協定には黙って『韓米自由貿易協定』には反対するのも、すべての韓国人がアメリカを敵として認識するようにするためだ。産業化支持層を『親日派』と罵倒するのもそのためだ。反米・反日運動は必然的にアメリカの反韓と日本の嫌韓をもたらし、韓米不信と韓日反目は韓国を危うくする。これは親北朝鮮勢力が念願するところだ

親北朝鮮共産勢力は韓国社会の主流勢力ではない。そのため彼らは、韓国社会の短所の改善に関心が高い民主化勢力の後に隠れて反政府闘争を繰り広げる。おかげで彼らの声はたびたび民主化勢力の声を通じて増幅される。

平昌オリンピックが開かれる間、親北朝鮮共産勢力はオリンピックの雰囲気と同胞愛を掲げてムン・ジェイン(文在寅)政府を圧迫するだろう

これにムン・ジェイン政府が態度の変化を試み、背信を感じたアメリカが韓国に手荒く出ることを、そしてそのようなアメリカの態度に韓国人が怒ることを待っている

韓国内の反米感情が増幅されれば、親北朝鮮共産勢力の目標の通り、北朝鮮の核廃棄ではなく核凍結と北米平和協定、米軍撤収は現実になる。圧倒的武力格差の中の平和協定は空念仏に過ぎないが、その道を行こうという者が勢力を拡張している。(機械翻訳 若干修正)