(聯合ニュース 韓国語 2018/01/15)

過去の歴史の反省にケチな安倍晋三日本総理がヨーロッパ歴訪の中、『日本版シンドラー』と呼ばれる自国人士の記念館を訪れ、誇らしいと話す、矛盾する行動を見せた。

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ヨーロッパ6か国を歴訪中である安倍総理は14日(現地時間)、リトアニアのカウナスを訪れ、杉原千畝元リトアニア駐在日本総領事(副領事)の記念館を訪問した

杉原元総領事は、第2次大戦中、日本政府の訓令を無視して6千人のポーランド出身のユダヤ人に日本のビザを発行して脱出させたことで知られる人物だ

安倍総理は記念館訪問後、記者たちに「世界で杉原氏の勇気ある人道的行動は高く評価されている。日本人として誇りに思う」と褒め称えた

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帝国主義日本の慰安婦被害者に対しては「(おわびの手紙の発送は)毛頭考えていない」、「(慰安婦合意は)1㎜も動さかない」と妄言を吐き出し続けながら、帝国主義ナチスドイツの蛮行を記憶する記念館を訪れる二重的な歩みを繰り広げたのだ

“世界の高い評価を受ける人が日本人”という点を掲げながら愛国心を強調する安倍総理に、杉原元総領事の業績を鏡として自国の過去の誤りを反省する姿はなかった

安倍総理はエストニア、ラトビア、リトアニア、ブルガリア、セルビア、ルーマニアを訪問する今回のヨーロッパ歴訪で、北朝鮮のミサイルの脅威を強調し、恐怖感の醸成に奔走している。

産経新聞によれば、彼は前日、サウリウス・スクバルネリス(H.E. Mr. Saulius Skvernelis)リトアニア総理と会った席で「北朝鮮はビリニュス(リトアニアの首都)も射程圏に入る弾道ミサイルを発射するなど、ヨーロッパ全体にとって脅威だ」と強調した。

一方、安倍総理は、昨年のノーベル平和賞受賞者で、日本を訪問中の核兵器廃絶国際キャンペーン運動(ICAN)のベアトリス・フィン(Beatrice Fihn)事務総長との面会を回避しており、批判を受けている。

NHKによれば、フィン事務総長側は首相官邸で安倍総理との面会を要請したが、日程調整が難しいという返答を受けた。安倍総理がヨーロッパ歴訪を終えて17日に帰国し、フィン事務局長が18日まで日本に留まる計画なため時間上では面会が可能だが、事実上、拒絶をしたのだ。

これには、ICANが日本が参加していない『国連(UN)核兵器禁止条約』が採択されるのに決定的な役割をした団体なため、フィン事務局長は安倍総理が会うのに気まずい要人という事実が背景にある。

日本は、世界唯一の原爆被爆国と自分たちの被害事実を強調しながら、肝心の核兵器の全面廃絶と開発禁止を目標にするこの条約には参加していない。

「核保有国の理解を得られない条約は実効性が低い」というのが不参加の理由だが、これに対してICANと一緒に反核活動をしている日本国内の被爆者団体の批判が強い。

フィン事務局長は「(条約賛否国間の)橋渡しとをすると主張する日本の総理と核兵器禁止条約について意見交換をしたかったが、次の機会に期待したい」と述べ、日本原水爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長はこれに対して「残念だ」と批判した。(機械翻訳 若干修正)

2017年12月26日