(朝鮮日報 2018/01/01)

金正恩氏、新年の辞で「平昌五輪」「核のボタン」に言及

 トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が1日に発表した「新年の辞」で「米国本土全域を射程圏に収める核のボタンが私の机の上にある」と主張したことについて「様子を見よう」と述べた。トランプ大統領は12月31日(現地時間)、フロリダ州に所有する「マララーゴ」リゾートで取材に答えた。

 ホワイトハウスだけでなく米国務省、国防総省も即座に反応を示すことはなかった。北朝鮮が「核の完成」と「南北対話」の二つのカードで韓米関係に揺さぶりをかける可能性があるとの判断からだとみられる。

 CNNやワシントン・ポストなどの米国メディアは、対話の可能性に言及しながらも「核のボタン」に焦点を合わせて報道した。CNNは専門家の言葉を引用し「金正恩氏は妥協する様子を見せながらも、核とミサイルの生産を加速化させると言った。(金正恩氏の提案は)以前と変わった部分はない」と報じた。

 中国国営のメディアは金正恩氏の新年の辞のうち、平昌五輪参加についての部分を中心に報じた。新華社通信は、新年の辞の終了直後「金正恩氏が冬季五輪に代表団を派遣する意思があると表明した」「南北当局が緊急会談を実施する可能性がある」と報じた。

 同通信はまた、金正恩氏が、五輪を盛大に行うために南北間の軍事的緊張を緩和し平和的な環境をつくるべきと述べた、と報じた。

 ただし同通信は、金正恩氏の発言のうち、核関連の内容については報じなかった。ほとんどの中国メディアが、平昌五輪への参加意思表明という見出しで金正恩氏の新年の辞を報じた。

 日本の主要紙は、金正恩氏の意図に注目した。朝日新聞は「核を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)の威力を背景に(北朝鮮の体制にとって)直接の脅威である在韓米軍を撤収させる起点をつくる狙いがある」と指摘した。同紙は「韓米が平昌五輪後に韓米合同演習を延期することを出発点に、徐々に在韓米軍を縮小から撤退へと追い込む流れを作る狙いがあるとみられる」と分析した。

読売新聞は「北朝鮮が今後、韓国に対して対話攻勢に出て、韓米日の連携にくさびを打とうとしてくる可能性もある」と指摘した。

TBSは「北朝鮮は(米国に対抗する)核抑止力を確保したと主張すると同時に、韓国との関係を改善し、経済協力を引き出そうとしている」と報じた。


ムン大統領は米韓合同軍事演習の延期(中止)をアメリカに求める口実がよりはっきりして喜んでいるんでしょうね。