(SBSニュース 韓国語 2017/11/14)

数日間、アメリカ海軍の空母3隻が史上初めて東海(日本海)に集結したことで長安を騒がせました。アメリカ海軍が告知した空母3隻の合同訓練期間が今日(14日)で終わるため、空母はもう去っていくでしょう。ルーズベルト艦は中東に、ニミッツ艦はアメリカに行きます。レーガン艦は韓半島(朝鮮半島)と日本列島周辺、西太平洋を舞台に作戦を展開するでしょう。

アメリカをはじめとする外国メディアも空母3隻の東海集結を特筆大書しました。ところが、外信が使った写真は韓国メディアの写真と違いました。外信写真の中の訓練の陣容は、先頭にはレーガン艦が、やや後ろの左右にはルーズベルト艦とニミッツ艦が、その間には日本海上自衛隊のヘリコプター空母(護衛艦「いせ」)が、それぞれ位置しました。

何より目につく地点は空中です。グアムから出撃したアメリカ空軍の戦略爆撃機『B-1B』2機が空母をはじめとする多数の艦艇を指揮するように飛んでいます。B-1Bは、アメリカ海軍空母3隻と日本海上自衛隊との訓練にだけ参加した後、機首を回してグアムに復帰しました。アメリカ海軍空母は日本海上自衛隊を置いて急いで鬱陵島南方海上側に航海し、韓国海軍と合流しました。

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当初、空母3隻の東海訓練は韓米日合同訓練として企画されていましたが、韓国軍の反対で韓米、米日訓練と、それぞれ分かれて実施されました。韓米日3国がイージス艦の北朝鮮ミサイル探知訓練は一緒にしながらも、空母との訓練は別にしたのです。理由は何でしょうか?

●1日に同じ訓練2回するアメリカ空母

一昨日のことです。アメリカ海軍の空母3隻は午前には日本海上自衛隊と、午後には韓国海軍と合同訓練をしました。グアムから離陸したB-1Bは東海の日本側海域で米日海上訓練にだけ参加して戻りました。どうせ東海まで来たついでに韓国海軍との訓練にも参加したら良いのに…。.

午後に鬱陵島南側の海に来た空母3隻は、午前にしたように、ただ和を合わせる相手を日本から韓国海軍に変えただけで、空母護送作戦と対空防御射撃、海上監視、海上補給、戦闘機離着艦訓練を再び行いました。もちろん、B-1Bの地上爆撃を考慮した海空軍合同訓練は省略されました。アメリカ海軍の空母と乗組員の苦労も残念なことだが、韓国海軍がB-1Bとともに作戦を行う機会を失って残念な思いが色濃く残ります。

軍関係者は「中途半端な訓練のようで残念」としつつも「韓半島の全面戦争勃発時の日本自衛隊の役割を考慮した時、日本との東海での訓練は簡単に決めることはできなかった」と話しました。訓練場所が独島がある東海という点も日本海上自衛隊との同行を気まずくさせました。

●解けない韓日軍事問題

空母3隻が東海で訓練するということは、あえて軍の公式発表で強調をしなくても露骨に北朝鮮を狙ったものです。韓半島戦争勃発時の日本自衛隊の介入に関する論議を考えると、韓米日の対北朝鮮東海訓練は当初から難しかったです

2年前の10月末のことです。韓日国防長官(相)会談を終えた後、日本防衛相(中谷元)日本の記者たちに「朝鮮半島有事の際、自衛隊が北朝鮮に進入する時に韓国の同意を受ける必要はない」と述べて波紋を呼びました。ハン・ミング(韓民求)当時国防長官は「北朝鮮は憲法上、大韓民国の領土なので、自衛隊は韓国政府の同意なしに北朝鮮地域に入ることはできない」と反論しました。これに対し、日本防衛相は「韓国の有効な支配が及ぼす範囲は休戦ライン南側という一部の指摘もある」と言葉尻を取りました。

韓米日が連合すれば北朝鮮を捉えるのに大きな力を発揮できるだろうが、日本のこのような姿勢が障害です

自由民主主義体制間では戦争が勃発したことがなく、太平洋戦争の時に敵だったアメリカと日本も戦後には共通の敵を想定して完全な同盟関係に転換したことを見れば、日本を信じて日本と軍事交流をしなければならないと主張する学者もいます。日本の右傾化は韓米日協力の枠組みの中で解くことができると述べたりもします

傾聴すべき分析だが、日本のこれまでの行動を見ると、韓米日の緊密な協力が日本の右傾化を阻止し、軍事的影響力を韓半島に投射しようとする野心まで防げるのか疑問です

アメリカと日本は覇権国家として浮上する中国を牽制する必要性により、韓国は北朝鮮と対抗するために韓米日協力が必須です。日本がまず過去の歴史に対する率直な謝罪をし、それに相応する行動をすれば万遍なく良いはずだが…。行く道は遠いのに足取りはのろいです。(機械翻訳 若干修正)