(聯合ニュース 韓国語 2017/11/11)

韓民族のチョンイチョプキ(チョンイ=紙 + チョプキ=たたむ。以下「折り紙」)の源流はコッカル(紙頭巾)であり、その歴史は日本より当然先んじているという研究結果が11日、発表された。
※前の記事までは「チョプキ」を「折る」と訳していましたが、今回は記事の内容により「たたむ」にしました。

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▲折り紙の始原であるコッカル関連資料

チェ・クムソク淑明女子大教授はこの日、ソウル市汝矣島の国会議員会館大会議室で開かれた『第1回大韓民国チョンイチョプキ歴史フォーラム』で「韓半島(朝鮮半島)の紙の起源は紀元前1世紀以前からなされたと考えられる」とし「その後、高句麗嬰陽王21年(AD 610年)に使臣として行った僧侶曇懲を通じて製紙術と紙文化が日本に伝えられたので、紙を日本に伝えたのは古代韓国であり、したがって韓民族の折り紙の歴史は当然、日本より先に存在する」と明らかにした。

チェ教授は〈コッカル・折り紙〉という主題の発表で「折り紙の歴史は紀元前にすでに伝来していた紙が、呪術用や儀礼用として利用され、たたむという意味では『畳』と『摺紙』という単語が共に使われた」とし「我が国のたたむ形の源流はコッカルをかぶることに見つけることができ、中国に『折風』を流行させた韓流の元祖」と説明した。

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▲11日、国会議員会館では第1回大韓民国チョンイチョプキ歴史フォーラムが開かれた。

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▲11日、第1回大韓民国チョンイチョプキ歴史フォーラムが開かれた国会議員会館大会議室の前のロビーでは紙作品展示会が開かれた。

コッカルというのは『弁』の韓国語解釈であり、その語源は尖角。突出部を意味する『コ』と頭にかぶる物を意味する『カル』の組み合させた『とがった冠帽』という意味だという。

彼は「私たちの民族は古代時代からコッカルが風俗として受け継がれてきたが、コッカルを織物から紙に変えて作り始めながら折り紙が大衆化した」とし「三国時代に呪術や儀礼が韓半島を経て日本に伝来し、日本では神を意味する『カミ』が紙になった」と紹介した。

チェ教授は「折り紙は四角形を始め、四角形と三角形で紙の面をたたんで裏返したり、捻って回す方法を利用することにより、比始原的な韓国固有の思想体系を表現する」とし「これは古代から宇宙を表象化する造形技法で面を曲げたり、組んだり、捻って、前後、左右、上下もない比定向的な性格を扱う現代科学の非ユークリッド幾何学的特性を持っていると言え、これを通じて韓国上古時代から伝えてきた折り紙文化に内在した思惟体系がどれほど科学的かを知ることが出来る」と伝えた。

イ・オリョン韓中日比較文化研究所理事長は歓迎の辞の原稿で「中国で作られた囲碁が日本を通じて西洋に知らされたように、折り紙も日本の『オリガミ』を通じて西洋に広がっていった」と明らかにした。

しかし、折り紙には『オリガミ』とは異なる特性がある。彼は「オリガミの『オリ』は折るという意味で『ガミ』は紙だが、“たたむこと”と“折ること”は概念が異なる」とし「“折ること”は断絶を意味するが、折り紙の“たたむ”“広げる”はお互いが一つに繋がれる」と説明した。

イ理事長はまた「コッカルはたたむことで終わらず、最後には広げなければならない。それでコッカルは実際に頭の上にかぶることができる」としながら「コッカルをたたむということは空いた空間を作る、形状を作るのではなく、その形状の中にすべてを入れることができる空いた空間を作ること」と強調した。

この日のフォーラムでは、キム・テヨン大邱大名誉教授が〈喜怒哀楽が盛り込まれた、紙花〉という主題で紙花の使い方、民間儀礼と宗教儀礼、宮中儀礼の中の紙花、製作技法などを紹介した。

ク・ミレ東方文化大学院大学教研究教授は〈チョンイチョプキで作った神位、紙榜と紙衣〉、クム・ポクヒョン清曲扇研究所所長〈百摺扇と大輪扇〉、イ・クァンヨン韓瑞大教授は〈陞卿図と折り紙〉を主題に発表した。

イ・グヮンホ国立民俗博物館学芸研究官を座長にユク・ヒョチャン,ソウル文化芸術大教授、イ・ヒョンモ在外同胞新聞代表、パク・アムジョン,ソウル特別市博物館協議会会長、パク・ギテ,バンク団長、イ・ギルベ文化財庁伝統文化課長がパネルとして参加して討論を繰り広げた。(機械翻訳 若干修正)


2017年10月23日
2017年11月07日