(ニューシス 韓国語 2017/10/23)

慰安婦問題から日本の改憲推進まで、行き詰った韓日関係を解く解決策として韓国政界の一部で日本の明仁日王の訪韓カードをまさぐっており、その実現に関心が集まっている。

消息筋によれば、韓国政界でこのような流れを主導する人々は、主に与党の日本通議員だ。共に民主党のカン・チャンイル(姜昌一)議員、ウォン・ヘヨン(元恵栄)議員などが現在、日王訪韓のために水面下で動いているという

日本でも一部の野党議員が行事出席を名分に最近訪韓し、与党議員らと接触したことが確認された。この議員は、明仁日王訪韓を希望する韓国側の意志を日本に伝えたという

訪韓が実現する場合、その影響は少なくないものと予想される。日王が日本社会で占める地位に照らしてみると、慰安婦問題をはじめ、両国の政界が解けない問題に対する解決策の糸口を見つける端緒になり得るという意味だ。

韓国政界で明仁日王訪韓カードに触れるのは、ムン・ジェイン(文在寅)政府発足後、韓日間葛藤がなかなか解消される兆しを見せていないためであると分析される。韓日間の12.28慰安婦合意をめぐり、『国民情緒』を取り上げる韓国側と『不可逆性』を口にする日本との隔たりが狭められていなかい状況だ

退位を控えた明仁日王が代表的な『護憲論者』という点で、彼の訪韓が実現される場合、その象徴性も少なくないと分析される。日王は明治時代『陸海軍』を統帥する万世一系の存在で、太平洋戦争敗戦後『日本国の象徴であり日本国民統合の象徴』と、その地位は縮小されたが、依然として官民に及ぼす影響力は絶対的だ。

明仁日王は、先立って去る1991年、東南アジア諸国を対象に過去の歴史への謝罪歴訪をしている。また、翌年の1992年10月23日、日本歴代天皇で史上初めて中国を公式訪問し、「中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました」としながら、中日戦争など過去の歴史を謝罪している。

明仁日王は早ければ来年末に退位する予定であり、訪韓が実際に行われるかは未知数だ。彼は息子である徳仁王世子に王位を譲る予定だ。だが、日王が先月20日午後、埼玉県日高市にある高麗神社を歴代日王の中で最初に訪問したということに期待をかける人もいる。高麗神社は1300年余り前、高句麗から渡ってきた若光を記念するために建てられた寺刹だ。

韓日間の長年の懸案を一挙に解きほぐすカードとして、日王訪韓カードを初めて取り上げた人物は、今は他界した朝日新聞の若宮啓文元主筆であると知らされた。キム・ジョンナム(金正男)と150通以上のEメールをやりとりし、2回もインタビューして本を出版した日本東京新聞の五味洋治編集委員も、日王訪韓問題を頻繁に取り上げていると、別の消息筋は伝えた

日本専門家であるユン・ソンジュン,ダイントゥプラス代表は「天皇が韓国に来て韓日関係が悪くなることはない。韓国に来て慰安婦おばあさんに謝罪する可能性もある。(天皇は)政治的に解くことができないことを解くことができる」と指摘した。彼は「日本右翼が(天皇の訪韓を)好まないだろう」としながら「むしろ韓国で訪韓を要請する国民的な動きがあることを願う」と付け加えた。(機械翻訳 若干修正)


行かれたいお気持ちはあるのかも知れませんが、デモに甘いムン政権下では、訪韓のニュースを見て嫌韓がさらに広がることになりそうですね。