(聯合ニュース 韓国語 2017/10/22)

ディーゼルゲート(排出ガス操作事件)の影響とハイブリッド(エンジン+電気モーター)を前面に出した日本車の反撃にもかかわらず、BMW・ベンツなどドイツ車に対する韓国人の愛情は冷めていない。

昨年末と今年の初めにかけて発売された新型BMW5シリーズ、ベンツEクラスが、隣国日本はもちろん、本土ドイツより韓国で多く売れているるほどだ。

あわせて、ベンツSクラス、フェラーリ、ロールスロイスなど価格が最低数億ウォンに達する最高級車も韓国市場で飛ぶように売れている。

◇GDP12位の韓国、世界2~3位のBMW5・ベンツE市場

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▲BMWニュー5シリーズ『ラグジュアリースペシャルエディション』

22日、BMWコリアによれば、去る9月の韓国市場での5シリーズ販売量は約3,200台で、アメリカ(3,600台)に続き世界2位を占めた。

これは、3位のイギリス(約2,500台)、4位のBMWの故郷ドイツ(約1,500台)より700~1,700台も多いだけでなく、5位の日本(約800台)の4倍に達する販売量だ。中国の場合、市場の特性上『5シリーズ・ロングボディ』モデルを販売しているため、直接比較のために順位から外された。

結局、国内総生産(GDP)基準で世界12位(1兆4,981億ドル)の韓国が3~5位の日本・ドイツ・イギリスをすべて抜き、1台の価格が6千万~9千万ウォン台に達する高級中型セダンをより多く消費しているという意味だ。

今年1~9月の累積基準でも、韓国のBMW5シリーズ販売量はグローバル市場で2位圏という。この傾向の通りならば、今年の全体でも去る2015年以来、2年ぶりに再び韓国がアメリカと共にBMW5シリーズの二大“大口”に浮上する見込みだ。

BMWコリア関係者は「BMW本社が最近、韓国での販売実績好調を格別に言及して励ますほど」と伝えた。

ベンツも韓国市場で疾走している。

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によれば、ベンツは先月5,606台を販売し、4か月連続、韓国輸入車市場でブランド順位のトップを記録した。

去る上半期(1~6月)、韓国人は“高級車”の代名詞ベンツ車を3万7,723台も販売し、国家別ベンツ販売量の順位でも韓国が中国・アメリカ・ドイツ・イギリスに続き5位に上がった。昨年まで韓国よりベンツ販売量が多かったイタリア(6位)、日本(7位)、フランス(8位)をすべて抜いたのだ

特に主力セダンであるEクラスの上半期の韓国販売量はドイツ本土より多かった

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▲ベンツのニューEクラス『E350d』

ベンツは韓国市場で中国、アメリカの次で3番目に多い1万8,453台のEクラスを販売した。昨年上半期の順位(5位)より2階段上昇し、ドイツ・イギリス・日本が4~6位で韓国の後に続いた

◇フェラーリ・ロールスロイスなど億台スーパーカーにも韓国は大口

これだけではなく、モデル別の最低価格が1億ウォン台中盤に達する大型セダンのベンツSクラスも、去る上半期、韓国で約2,500台も販売された。やはり中国、アメリカの次に多い販売量だ。8千万~1億4千万ウォン台のスポーツセダンであるベンツCLSモデル市場でも韓国は中国、アメリカと共に3大“大口”だった

最高級“スーパーカー”ブランドも韓国高級車市場で急速に領域を広めていっている。

イタリアのフェラーリの場合、わずか5年前には約50台に過ぎなかった年間韓国内販売量が、昨年には2倍以上である120台を越えたという。フェラーリモデルの国内最低販売価格は2億9千万ウォン台(カリフォルニアT)に達する。

中国を除いたアジア-太平洋市場で韓国は昨年の販売量基準で、日本、オーストラリア、アラブ首長国連邦(UAE)に続き4位に上がった。200台前後であるオーストラリア、UAE販売量との格差も早いテンポで縮まっている。

フェラーリ関係者は「全般的に韓国人の所得・消費水準が高くなり、『ヨロ(一度だけの人生)』指向も強まり、自分のドリームカーを果敢に購入する消費者が増加している」と説明した。
※ヨロ:YOLO you only live once。カナダ出身のラッパー、俳優・ドレイク(Drake)の『The Motto』の歌詞から。本来の意味ではなく韓国式に解釈した韓国式外来語の流行語で「人生は一度しかない」「後のことは考えない」など将来に悲観的な意味を持つ語。

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▲フェラーリ『812スーパーファスト』

“世界最高の車”として広く知られるロールスロイスも韓国市場の成長速度に驚いている雰囲気だ。韓国で販売されるロールスロイスの価格は最も安いモデルが4億9千万(コンバーチブル『ドーン』)水準だ。

ロールスロイスは去る17日、詳細モデル別最低価格が6億3千万ウォンであるロールスロイス『ニューファントム』を韓国消費者に初めて公開した。

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▲ロールスロイス8代目『ニューファントム』

この席でポール・ハリス,ロールスロイス・モーターカーズアジア・太平洋総括ディレクターは「韓国はアジア太平洋地域で最も急速に成長している市場の一つで、すでに今年9月までの販売量が昨年の販売量を越えた」と伝えた。(機械翻訳 若干修正)


ヒュンダイ車だけでは高級車需要を受け止めるには荷が重いんでしょうね。


韓国の若者たちが「レクサス」を欲しがる背景
(東洋経済 2017/09/03)

(略)韓国の自動車市場で輸入車が占める割合は、14.36%(2016年度、韓国輸入自動車協会)。ちなみに日本は11.79%(同、日本自動車輸入組合)というから、韓国のほうが市場規模が小さいことを考えるとその人気の高さが伺える。

◇韓国で急上昇中の日本車人気

韓国の輸入車の中の日本車占有率は7月に22.5%となり、「輸入車の5台に1台が日本車」、「日本車快進撃」とちょっとした話題になった。2014年(10.85%)と比べると2倍以上に伸びていて、人気が急上昇していることがわかる。 

韓国で定番の人気の輸入車といえば、なんといっても欧州ブランドだった。人気御三家は、メルセデスベンツ、BMW、そしてフォルクスワーゲン(VW)またはアウディ。

2015年9月に米環境保護局によって暴かれた独VW社のディーゼルエンジン排出規制不正事件後でも、韓国ではその人気が目に見えて衰えることはなかった。そんな傾向の中でも「レクサス」をはじめトヨタ自動車、ホンダも輸入車販売台数でここ数年10位圏内に入るなど健闘を続けていたが、2016年8月に韓国でVWとアウディ車の一部人気モデルの販売が中断されると、「レクサス」は一気に3位に躍り出た

日本車で韓国での一番人気は、ハイブリッド車の「レクサス ES300h」だ。同モデルは2016年、輸入車全体でBMW、メルセデスベンツに続いて最も売れたベストセラー車となり、今年5月と7月にはハイブリッド車としては初めて1位を飾り、韓国でのハイブリッド車市場を牽引しているとまでいわれるようになっている。(略)