(アジア経済 韓国語 2017/10/19)

海兵隊が独島防衛のための鬱陵部隊を2018~2020年の間に創設する予定だ。

19日、海兵隊は忠清南道の鶏龍台海軍本部で行われた国会国防委員会の国政監査業務報告を通じて「鬱陵部隊が編成されれば、平時または有事の際に独島に接近する不特定の脅威勢力を遮断する任務を遂行する予定」と話した。これとともに、北西島嶼防衛中心から周辺国の脅威にも同時に備える戦略島嶼防衛司令部への転換を推進する中国と日本など周辺国の上陸戦力増強に応じた先制的対策を講じるためだ

このため、来る2021年に航空団を創設し、垂直離着陸型無人航空機(UAV)と師団・大隊級部隊偵察用UAV、装輪装甲車、高速戦闘船艇、130㎜誘導ロケット-Ⅱ、局地防空レーダーなど戦力を補強する予定だ。

海軍も2023年を目標に周辺国の戦力増強などに対応した機動艦隊と航空司令部を創設することにした。航空司令部は、海上哨戒機と海上作戦ヘリコプターが追加で導入される時期に少将級部隊として創設されることが分かった。

3個の機動船団で構成される機動艦隊は、2020年代初期に追加で建造されるイージス駆逐艦(7,600t級)3隻と『ミニイージス艦』(6,000t級)と呼ばれる次期駆逐艦(KDDX)などで構成される。3個の機動船団は東海・南海・西海にそれぞれ配置され、独島と離於島領有権の守護に大きな役割をすると期待される

2020年代中盤に建造されるKDDXは、対空および弾道弾の防衛、対地攻撃ミサイルなどで武装する。計6隻の次期駆逐艦(KDDX)を建造して戦力化する計画だ。

KDDXは、現在6隻が運用中である4,200t級韓国型駆逐艦(KDX-Ⅱ)よりは規模が大きいが、海軍機動部隊の主戦力である7,600t級イージス駆逐艦(KDX-Ⅲ)よりは規模が小さいという点で『ミニイージス艦』と呼ばれ、機動船団に配属される。

海軍は「海上基盤の韓国型3軸システム(キルチェーン・韓国型ミサイル防衛・大量反撃報復)の実行案を講じる」とし「北朝鮮指揮部と北朝鮮の弾道ミサイル作戦区域(BMOA)内の核心標的を打撃する能力と海上基盤の対弾道弾・対地攻撃能力および対潜水艦戦実行能力を重点的に向上する」と明らかにした。

北朝鮮のミサイルの脅威に対応して去る9月から海軍本部に弾道弾対応タスクフォース(TF)を運用中であり、来年2月に弾道弾防衛システム課を海軍本部に新設する計画だ。戦闘型無人水上艇(USV)と水中で北朝鮮潜水艦を探索する無人潜水艇(UUV)、空中に長期間滞空して対地攻撃が可能な無人航空機(UAV)も開発すると海軍は説明した。

海軍は「2007年に4万1,000人で定員が凍結されて以降、新規戦力運用のために海・陸上部隊から3,700人余りを捻出し、一部部隊で組織運営に困りきっている」としながら「来年から2030年までに3,000人余りの追加兵力の所要が予想されるが、これを解決する方策が必要だ」と明らかにした。(機械翻訳 若干修正)