(朝鮮経済 韓国語 2017/09/05)

中国がサード(THAAD・高高度ミサイル防衛体系)配備を口実に韓国に経済報復をしている中、自動車・電気自動車バッテリー・化粧品・観光業などの中国市場において、韓国と競争関係にあるアメリカ、日本などが反射利益を享受している。

特に中国市場で韓国と日本の輸出競合度は約60ポイントに達し、韓国製品の市場占有率が下がると日本が最も多く恩恵を受ける状況だ。輸出競合度とは、海外市場で両国の競争品目が全体輸出額で占める割合で、100ポイントに近いほど輸出商品構造が似ているという意味だ。

◆中国、韓国産の電気自動車バッテリー補助金また除外…日本産は含む

中国工業和信息化部(工信部)は去る1日、今年に入って第8次のエコカー補助金リストを発表し、95社の完成車製造会社の273種の電気自動車モデルに補助金を支給することにした。しかし、サムスンSDI、LG化学など韓国産バッテリーを搭載した車両は1種もなかった。工信部は昨年12月29日に発表したリストから韓国産バッテリー搭載車両を除外してきた。今年の第1~8次の補助金リストに含まれた車両モデルは2,538種だが、韓国産バッテリー搭載車両はすべて除かれた。

反面、日本産バッテリー搭載車両は今年中旬に発表した第5次の補助金リストから含まれた。日本のAESC(オートモーティブエナジーサプライ)のバッテリーを搭載した車両の一部は第5次から今回の第8次までリストに名前を上げ、日本サンヨーエネルギーのバッテリーを搭載した電気バスも第7次と第8次に含まれた。サンヨーエネルギーは2009年にサンヨーと合併したパナソニックの関係会社だ。

中国経済紙『21世紀経済報道』と現地コンサルティング会社『WAYS』などによれば、中国の電気自動車バッテリー出荷量は2012年の0.66GWhから昨年には28.04GWhと大幅に増え、2021年には151.6GWhに達すると見通しだ。だが、自国企業を育成しようとする中国政府の方針と韓国産バッテリーに対する差別のため、韓国の対中国電気自動車バッテリー輸出は毎年減っている。KOTRAによれば、中国の韓国産電気自動車バッテリー輸入額は、2012年の15億7,598万ドルから昨年には10億191万ドルに減少し、今年はさらに大幅に減少すると推定される。

日本産電気自動車バッテリー輸入額は、昨年には6億5,856万ドルで韓国より少なかったが、前年(5億8,071万ドル)より13.4%増加した。また、去る4月にパナソニックが中国,大連地方に建てた車両用バッテリー工場が完成し、中国市場で日本企業のバッテリーの占有率はさらに増加するものと見られる。

◆自動車、化粧品も相次いで日本に市場奪われる

中国が韓国産製品に全方向的に規制を加えながら、自動車、化粧品など韓国の代表的な輸出商品が直接的に打撃を受けている。韓国貿易協会によれば、中国市場で日本との輸出競合度は2015年基準で57.5ポイントを記録した。これはアメリカ(32.7)やドイツ(29.8)より遙かに高い水準で、韓国企業の輸出が減れば日本企業が最も大きな利益を得る構造だ

今年に入って7月までの現代自動車、起亜自動車の中国販売量は50万964台で、昨年の同期間より45.5%減少した。日本企業などがこの空席を埋めた。7月までのトヨタと日産の自動車販売量は、昨年よりそれぞれ11%、11.2%増加し、ホンダは販売量が23.2%増加した。国内自動車企業は、2012年から日本企業の占有率を奪ってきたが、サード余波で再び奪われる状況だ

日本化粧品業界も反射利益を享受している。韓国観光公社によれば、7月に韓国を訪れた中国人観光客は28万1,263人で、昨年の同期間より69.3%減少した。この期間に日本を訪れた中国人観光客は78万800人で1年前より6.8%増加した。“大手”である中国人観光客が減少し、アモーレパシフィックグループ、エイブルシエンシなど国内化粧品会社は今年上半期の売り上げ、営業利益が大幅に減少したが、日本の主要化粧品会社は第2四半期の免税店の売り上げが二桁以上成長した

専門家たちは、中国のサード報復が長期化する可能性が大きいだけに、これに合う戦略をたてることが必要だと指摘した。シン・ヒョンス産業研究院研究委員は「サードがなくても、すでに中国市場はかつてのような高い輸出増加傾向を期待し難いため、輸出市場の多角化の努力をしなければならない」とし「消費財市場は反韓感情などで進出が難しいこともあるが、高級市場を中心に攻略する必要がある」と話した。(機械翻訳 若干修正)


>国内自動車企業は、2012年から日本企業の占有率を奪ってきたが、サード余波で再び奪われる状況だ。
これは日本車のシェアを奪ったのは韓国車の実力でなく、民主党野田政権の「尖閣諸島国有化」(2012年9月11日)による結果でしょうね。


中国の手のひらで転がされているのに「日本・・・」ですか。