(ソウル新聞 韓国語 2017/08/26)

北朝鮮が26日午前に発射したミサイルをめぐり、国内だけでなく外信も多大な関心を示している。問題はミサイルの落下地点の表記をめぐって依然として偏見および機械的中立の間で微妙な違いを表わしていて目を引く。 

イギリスメディア『デイリーメール』は、この日、北朝鮮ミサイル関連の速報を伝えながら〈北独裁者キム・ジョンウン、トランプあざ笑うかのように3発のミサイルを日本海に発射〉と表記した。記事本文でも引き続き日本海(the Sea of Japan)という表現を繰り返し使用した。

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また、やはりイギリスメディアである『インデペンデント』も〈北、威嚇的状況の中で日本海に未確認ミサイル発射〉という題名の記事で、北朝鮮が江原道東側から『日本海』にミサイルを発射して韓国およびアメリカを圧迫する一方、韓半島(朝鮮半島)の緊張状況を高めさせたと報道した。

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▲イギリスメディア『インデペンデント』の北朝鮮ミサイル発射関連報道。題名から堂々と『日本海』と表記している。

アメリカ『ABCニュース』もまた〈日本海にミサイルを発射した〉と表現しながら、従来の『日本海表記』の立場を繰り返した。 

一方、それなりに慎重に中立的表現を堅持したメディアもあった。

『ニューヨーク・タイムズ』は、この日、〈北朝鮮、東側海岸に短距離ミサイル発射〉(North Korea Fires Short-Range Missiles From Its East Coast)という題名のように、記事内容でもミサイルの向かった地点を淡々と〈東側海岸〉という客観的な表記をしながら状況を解いていった。

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『ワシントン・ポスト』もまた〈北朝鮮、ミサイル3発、海に発射…緊張を高めている〉(North Korea launches three missiles into sea,heightening tensions)という題名で報道した。東海と日本海表記間の緊張状況を認知したように、記事本文では〈韓半島と日本の間の海〉(the sea between the Korean Peninsula and Japan)という表現を使いながら韓-日間で機械的な中立姿勢を取った。

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▲緊迫した速報を伝えながらも、それなりに慎重な立場を取ってそのまま『海』と表記したワシントンポスト。

多くの外信は、この日午前に北朝鮮が発射した3発のミサイルがすべて飛行に失敗したという後続速報を送りだしながら安堵の立場を明らかにしたが、自分たちの報道が韓国社会の伝統的な不満をさらに刺激したことは十分に認知していない。(機械翻訳 若干修正)