(聯合ニュース 韓国語 2017/08/25)

在日本大韓民国民団(民団)中央本部は、小池百合子東京都知事が慣例を破って関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式に追悼文を送付しないことにしたのと関連し、追悼文要請書を郵送した。

民団は25日午後、「日本の首都の責任を担う小池知事が知恵と誠意を持って追悼文をこれまでのように送付してくれることを強く要請する」という内容の文書を小池知事に送ったと明らかにした。

民団は要請書で「1973年、横網町公園に民間団体が建立した朝鮮人犠牲者追悼碑は、数少ない貴重な追悼碑の一つ」と説明した。

引き続き「関東大震災当時の朝鮮人虐殺犠牲者数については、様々な説がある」としながらも「しかし、事実は事実として日本政府も認めており、犠牲者数がどうかを持って朝鮮人虐殺の中心地である地方自治団体長が追悼の辞を断る理由としてはいけない」と強調した。

民団は「追悼の辞というものは犠牲者数がどうかと関係なく、彼らを追悼して再発を防止しようとする心がけを表わす心の問題」とし「虐殺の事実を隠そうとする潮流には断固とした態度を堅持することを願う」と呼びかけた。

先立って、小池知事は来月1日、東京都墨田区の横網町公園の朝鮮人犠牲者追悼碑の前で執り行われる関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼行事に追悼文を送付してほしいという主宰者側の要求を断ったと日本マスコミに報道され、議論になった。

これまで、改革を旗印に東京都民の支持を得ている小池知事が、これによって極右の本性を現したという評価が出ており、彼女のこのような行動を置いて関東大震災当時の朝鮮人虐殺を否定する動きを助長するという批判が提起されている。(機械翻訳 若干修正)


(東京都 2017/08/25)
(略)
【記者】共同通信の河村です。2点お伺いいたします。1点目です。毎年9月1日に都立公園で市民団体が主催で開催されている、関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文送付に関してです。これまで歴代の知事は追悼文を送ってこられたようですが、今年から知事が送ることを取り止めるということなので、これに関して、3月の定例会の一般質問でも、自民党の都議から慰霊碑の犠牲者数に疑義が呈されて、「追悼文の送付を考え直すように」という質問があったかと思うんですが、それも含めて、知事から改めて、どのようなお考えで追悼文の送付を取り止めるという決定をしたのかお聞かせください(略 都内の大学定員について)

【知事】まず、1点目のご質問でございます。横網町公園での追悼行事に関してのご質問だと思いますけれども、今年も私は3月に、関東大震災と都内の戦災遭難者慰霊大法要という、9月にも行われるわけでありますけれども、3月にはその大法要にも出席をいたしております。その場で都知事として、関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表したところでございます。ということで、この全ての方々に対しましての慰霊を行っているということで、今回、特出しの意味で行ったわけではございません。追悼文を送ったということではございません。それに尽きます。(略 都内の大学定員について)

【記者】朝日新聞の岡です。先ほどもあった朝鮮人の犠牲者の追悼式典に関して追加で伺いたいんですけれども、今、知事が「犠牲者全体への追悼の意を込めて」というようなお話、理由の説明がありましたけれども、一方、主催者側からは、一般の犠牲者、震災の犠牲になられた方と、それから、不幸にして、流言などによって虐殺をされた、人の手で殺された犠牲者の方への追悼というのは、これは意味が違うというようなことで意見も出されてるわけですけれども、この反論については、知事、どうお考えでしょうか

【知事】それぞれ主催をされる方々のお申し入れというのは、切り口は異なってるかと思います。しかし、いずれにしても不幸な死を遂げられた方に対しての慰霊をする気持ちには変わりません。ということで、3月と、それから、9月、都知事として、また、都として全ての方々への哀悼の意を表するということは、大変意味の深いことだと思っております。

【記者】そういう民族差別ってものが背景にあるような形で起きた不幸な悲劇について、特別にその追悼の文、追悼の辞を述べる、送るということについて、ここには何かしら特別な意味というのは見出されないですか

【知事】そこで民族差別という観点というよりは、私はそういう災害で亡くなられた方々、災害の被害、さまざまな被害によって亡くなられた方々に対しての慰霊をしていくべきだと思っております。

【記者】あと、ごめんなさい。去年も出されてるわけですけれども、去年出されて、今回は取り止めされたと。この判断の違いというのは、何か理由があるんでしょうか。去年は判断誤っていたという観点なんでしょうか。

【知事】一言で申し上げますと、こういう追悼文であるとか、さまざまなメッセージについては、都知事自らが案文を考えたりするわけではなく、また、慣例的に、そのまま事務的に繰り返し、日付だけ変えてかどうか知りませんけれども、送られるということもあるようでございます。昨年は慣例的に、事務的に戻していたといったことでございまして、それは後で、私はそのことについてたまたま知ったということから、今回は私自身が判断をしたということでございます。

【記者】送られたの知らなかったということですか、去年については。

【知事】そのような文言という、メッセージというのはあちこちからお申し出がございますので、知っているものと知らないものと、そして問題のあるものと問題のないものがあるかと思いますけれども、こういった背景と判断が必要なものについてはきちんと、それ以降、私自身に確認をとるようにということを伝えたところでございます。

【記者】ジャパンタイムズの大住です。先ほどの質問と関係ありますが、都知事が今年追悼文の送付を断られたことによって、朝鮮人コミュニティーの中では、「大震災のときに朝鮮人が殺害された事実は否定されることになる」という受け止めの声が、そういった批判の声が出てるんですけれども、それについては知事はどう思われますか。実際は、その事実、そういったことがなかったという批判に対してどう思われますか。

【知事】さまざまな歴史的な認識があろうかと思っておりますが、この関東大震災という非常に大きな災害、そしてそれに続くさまざまな事情によって亡くなられた方々に対しての慰霊をする気持ちは、これは変わらないものでございます。

(略 産経新聞が豊洲関連の質問)

【記者】東京新聞の森川です。追悼文について追加でお尋ねします。仮に、昨年の追悼文が慣例的であったとして、知事は今年3月の議会答弁で、「今後については私自身がよく目を通した上で適切に判断する」と答弁されています。追悼文を実際読まれたかと思います、昨年のやつを。一節を読みますと、この極度の混乱の中、多くの在日朝鮮人の方々がいわれのない被害を受け、犠牲になられたという事件は我が国の歴史の中でもまれに見る、まことに痛ましい出来事でしたとあります。追悼文の中身で、実際読まれて、ご自身として、内容についてはどのようにお考えであるのかと、内容に違和感があるのかないのか、あるいはどのようなご感想を持たれているのか、そのあたりはいかがですか。

【知事】基本的に関東大震災という大変大きな災害があり、そして、それに付随した形で、関連した形でお亡くなりになった方々っていうのは、国籍を問わず多かったと思っております。その意味で3月そして9月の大法要ということについては、全ての方々に対しての慰霊を行っていくという点については変わりがないわけでございます。
これまで毎年出していたということについては、そういう見方もあるだろうと思いますけれども、私は今回は、全ての方々への法要を行っていきたいという意味から、今回特別な形での追悼文を提出をするということは控えさせていただいたということでございます。多くの方々が被害に遭いました。
以上です。

2017年08月24日