(朝鮮日報 韓国語 2017/08/16)

第72周年光復節だった去る15日、バレーボール選手キム・ヨンギョン(金軟景)さん(29)のファンクラブインスタグラムに掲示物一つが上がってきた。この日、フィリピンのアロンテ(Alonte Sports Arena ビニャン市)で開かれた第19回アジア女子バレーボール選手権大会の8強戦でキム選手が履いていたシューズを撮った写真だった。シューズに付いていたテープには『8・15大韓独立万歳!』という文面が書かれていた。

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ネチズン(ネットユーザー)の反応は概ね好評だったが、一部では残念という声も出た。写真に撮られた商品のほとんどが日本製品だったためだ。ソックスには日本スポーツブランドのアシックスの商標が施されており、シューズも日本スポーツブランドであるミズノで生産した商品だ

これはスポンサーのために避ける道理なしに起きた問題という。キム選手が所属するマネージメント社PPAP関係者は「アシックスは女子バレーボール国家代表のチームスポンサー、ミズノはキム・ヨンギョン選手の個人スポンサー社のため、この服装を着て試合を行うしかなかった」とした。アシックスは去る2006年から大韓バレーボール協会を後援しており、キム選手は2014年5月に韓国ミズノと協約を結んで以来、ずっとスポーツシューズを提供されてきている。

それでも、この日だけは国産スポーツシューズを履いたらどうだったのだろうか。PPAP関係者は「キム選手をはじめとするプロ選手は、自分の体形と最も合うスポーツ用品を作る企業とスポンサーシップを結ぶのが普通であり、このために他の会社の商品を使えば実力発揮に支障が生じる場合が多い」とした。国家を代表して試合場に立つ選手の立場では、愛国心を表現するという名分で試合力を放棄する選択をすること難しかったのだろう。この日、キム選手は第1セット14-14同点の状況で連続3得点を取って機先を制し、第3セットで9-15に押された状況で16-16の同点の状況まで導くなど活躍し、セットスコア3-0の完勝を牽引した。

実際、試合力を離れても、どんな状況でもスポンサーの物品を使うことはプロ世界の重要なルールの一つだ。アメリカ広告業界で伝説とされるレオ・ブルネット(Leo Burnett)(1891~1971)は低血糖で倒れ、大急ぎで糖分を摂取しなければならない状況でも、当時広告主であった『ネッスル』(Nestle)の製品だけを持ってきてほしいと固執したという。ブラジルのサッカー選手ロナウジーニョ(Ronaldinho)は、去る2012年、記者会見中に前に置かれたペプシコーラをなにげなく飲んで、当時のスポンサーであったコカコーラからスポンサー契約を破棄され、100万ポンド(当時の為替レート基準で約18億ウォン)を失う侮辱を受けた。

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そうとはいえ、光復節の日に日本商品を堂々と見せるのも、とても堪え難いことでもある。キム選手はシューズにあるミズノマークの上にテーピングしてこの問題を解決した

もちろん、先立って話したようにプロならばどんな状況でもスポンサー物品を際立たせるのがプロ業界の常識だが、今回だけはミズノに別に了解を求めたという。PPAP関係者は「光復節の日であるためそのようにするという了解をスポンサーにあらかじめ求めて商標を隠したこと」と明らかにした。

写真に出てきたニコンのカメラ商標まで指摘するネチズンもまれにいるが、あの写真は観覧客が撮った写真なのに加え、カメラもその観覧客の所有物なのでキム選手とは関係がない。

とにかく、この日のバレーボール試合ではキム選手のシューズだけが話題になったが、実際には女子バレーボール国家代表チーム選手団全員が光復節を迎えるセレモニをしたという。これらは試合を終えた後、一か所に集まって『光復72周年8.15 その日の喊声を忘れずに記憶します』と書かれたプラカードを持って記念写真を撮った。(機械翻訳 若干修正)

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↓の続報です。
2017年08月16日