(聯合ニュース 韓国語 2017/08/09)

日本極右勢力が旧日本軍の慰安婦の強制連行を扱った歴史教科書を採択した中学校にハガキと電話テロを加えたと毎日新聞が9日、伝えた。

新聞によれば、テロにあったのは市民団体『子どもと学ぶ歴史教科書の会』が編集して東京にある出版社『学び舎』が発行した『ともに学ぶ人間の歴史』教科書だ。

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この教科書には、慰安婦の管理と慰安所の設置などに日本軍が関与し、強制性があったと政府が公式に認めた1993年の『河野談話』が紹介されている

同時に〈日本政府は強制連行を直接示すような資料は発見されていないとの見解を表明している〉という文章も入っている。

問題の発端は、極右指向の産経新聞が昨年3月19日、この教科書について是非を論じたことだった

新聞は〈(この教科書が)中学校の歴史教科書のうち唯一、慰安婦に関する記述を採用した〉、〈30以上の国立、私立中でこの教科書を採択した〉と報道した。

同時に兵庫県の私立灘中学校など、この教科書を採択した学校の名前も記事に載せた
※〈文部科学省によると、同社の歴史教科書の採択数は全国で約5700冊(占有率0・5%)。(略)採択したのは少なくとも国立5校、私立30校以上。国立は筑波大付属駒場中のほか、東京学芸大付属世田谷中▽同国際中等教育学校▽東大付属中等教育学校▽奈良教育大付属中。私立では灘中、麻布中など。産経新聞2016年3月19日

以後、この学校には卒業生や親と主張する匿名の抗議ハガキが舞い込み始めた

大部分は、中国で旧日本軍が入ってくる場面を人々が歓迎する場面と見られる写真を載せた絵葉書に抗議文を入れていた。

また、プリントで抗議文を印刷して発送人の住所と名前を明記したハガキも大量に届いた。

大部分が同じ内容であることから見て、特定勢力が組織的に介入したと推定される

一部は発送人を地方議員や自治団体長と主張したのもあった。抗議ハガキは6か月間に200通以上届いた。

自民党兵庫県本部は、この学校がこの教科書を採択することに決めた直後である2015年12月、「なぜ採択したのか」という叱責性の質問をしたりもした。

この学校の和田孫博校長は毎日新聞に「検定を通った教科書なのに政治家を名乗ってハガキを送ってきたり、この教科書を採択した学校の名前を挙げて問題視する新聞があったりして政治的圧力を感じた」と話した。

出版社である学び舎によれば、この教科書を採択した中学校は合計38校だ(毎日新聞が調べたところ)このうち11校が抗議のハガキや電話を受けたと調査された。

該当学校教師たちは「教育の独立性が脅かされる」、「大変な時代だ」と訴えた。

これらは「繰り返し抗議されたら、次の教科書採択に影響を受ける学校もあるのではないか」と懸念もしたが、これらの学校うち今年教科書を変更したところはなかった

ノンフィクション作家である保阪正康氏は「抗議の殺到は、戦争へと突き進んだ昭和初期の空気と似たものを感じさせる」とし「社会全体がそんな方向に流れているのかもしれない」と指摘した。(機械翻訳 若干修正)

反日教科書」執拗抗議 慰安婦言及本採択で 神戸・灘中など11校に 識者の話
(毎日新聞 2017/08/09)

◇レッテル貼り極端 ジャーナリスト・江川紹子さんの話

 採択に反対意見を言う自由はあるが、文部科学省の検定教科書に「反日的」とレッテルを貼るのは極端だ。集団的な抗議で醸し出された不気味な雰囲気に、和田校長が萎縮しなかったのはよかったと思う。

◇戦前の空気に似る ノンフィクション作家・保阪正康さんの話

 抗議の殺到は、戦争へと突き進んだ昭和初期の空気と似たものを感じさせる。社会全体がそんな方向へ流れているのかもしれない。和田校長の声はそうした動きへの「知的な歯止め」といえる。


中学歴史、具体的場面に力、先生が「脱暗記」教科書申請へ…
東京新聞 2014/01/07

 中学校で長年、歴史を教えてきた元教師や現役の教師三十人が執筆した中学歴史教科書が、二〇一四年度の教科書検定で初めて申請される。「教師が教え込み、覚えさせる教科書では、子どもに歴史を学ぶ楽しさは伝わらない。新しい教科書をつくりたい」という熱意が、元教師たちを動かしている。

申請するのは「子どもと学ぶ歴史教科書の会(学ぶ会)」(東京都清瀬市)。昨年一月に教科書出版社「学び舎(しゃ)」を設立し、五月の申請に向け、編集作業は大詰めを迎えている。

従来の歴史教科書でも執筆陣には教師が名を連ねているが、大半は研究者が執筆している。学ぶ会の教科書は全編にわたって元教師らが執筆。教壇の経験を踏まえた工夫を盛り込む。(略)

検定に合格し、教育委員会が採択すれば、一六年度から中学生に学ぶ会の教科書が届く。(略)