(釜山日報 韓国語 2017/08/02)

「これはイワシか、どこがサバですか? 本当にしてもあまりにもひどいです。」

1日未明、釜山市西区の共同魚市場委販場(セリ場)。床いっぱい敷かれた子供のサバを見守る水産関係者たちの嘆きがあふれた。15㎝前後の、ボールペンよりも短く、ライターより少し長い子供のサバが床におびただしかった。海でもう少しよく育てて獲ったとすれば、高くて味の良いサバになっただろうが、この状態ではうまく行って飼料用で、でなければすべて廃棄処分にしなければならない水準だった

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▲1日午前、釜山共同魚市場に大挙委販されたサバの稚魚。ライターより少し大きいサバ(右側写真)が箱ごとにおびただしくて現場で非難世論が激しかった。

禁止体長を検査して管理する韓国水産資源管理公団と釜山共同魚市場によれば、この日400g(体長22~23㎝)未満の子サバ(ガルコドゥンオ)が498t、2万7,692箱が委販された。全体委販量の68.4%がこのように幼いサバだったが、分類上では子サバに属しているが実際には子サバの大きさにも満たないさらに小さなサバも全体の30%に迫った

現行法上、サバの捕獲禁止体長は21㎝だだが、大型巻き網船会社の場合、海洋水産部(省に相当)と漁業者協約を結び、今年の場合、全体の30%以内は禁止体長未満を獲っても委販が可能だ。割合は来年25%、再来年20%と徐々に減らしていくというのが漁業者協約の内容だ

韓国水産資源管理公団関係者は「実質的に群成熟体長(半分が産卵に参加)は28㎝だが、漁民の反発と現実を考慮してひとまず21㎝に決めたものなのに、これよりも小さい魚をとても多く獲って、現場で非難が激しい」としながら「私たち皆の海洋資源を利用する業界が自ら反省し、自浄努力を展開しなければ、遠からず国民の公憤を買うことになるだろう」と話した。

委販現場にいた水産業界のある関係者も「現場に海洋水産部で派遣したオブザーバーがおり、見る目がこのように多いのに、想像を越える水準の子供の魚を獲っている」としながら「巻き網業界の認識が改善されないならば、近いうちサバ資源は種が滅びることになるだろう」と嘆いた。先月初めにも多大浦と甘泉の委販場でサバの稚魚が大挙委販されてひとしきり大騷ぎだった。

一部では、韓日漁業協定の長期決裂による被害と、サバ、アジの漁獲不振で大型巻き網が瀬戸際に立たされながら避けられない選択をしたという同情世論もあるが、「自らムチを打つようなもの」という非難世論がはるかに激しい

これに伴い、大型巻き網水産協同組合はこの日午前、直ちに各船会社に現在操業中の漁場から移動することと、稚魚の漁獲禁止を指示した。大型巻き網水産協同組合関係者は「水資源管理が必要だという政府の政策に業界も共感しており、自主的に休漁期を2~3か月に増やそうという議論が活発に行われている」と述べながらも「船主だけで決めてできることではなく、1,700人余りの船員を代表する労組の同意も必要で、容易ではない」と話した。(機械翻訳 若干修正)


サバ・アジの漁獲不振↓だからと漁獲禁止サイズまで獲り、
2017年05月12日
2017年07月25日

日本EEZで漁ができなかったからと、産卵期のため昨年から禁漁期にしたのに緩和(20年ぶりの豊漁)、
2017年07月10日

ただでさえ環境破壊によって日本漁船の韓国EEZ内での漁獲量が減少しているのにね。

2017年02月13日


これで、ますます日本政府が漁業協定を締結する名分がなくなっていくようですね。