(聯合ニュース 2017/07/12)

 外国人観光客は韓国と日本を類似した観光地と認識しているが、2回以上訪問した人の割合(リピート率)は日本が韓国を大幅に上回るとの調査結果が、12日発表された。

 韓国文化観光研究院と日本の観光庁などによると、昨年韓国を訪問した外国人観光客は1724万1823人、日本を訪問した外国人観光客は2403万9053人だった。

 それぞれの国へのリピート率は韓国が38.6%、日本が61.6%で、韓国は前年の46.1%から減少した一方、日本は前年の58.7%から上昇した

 韓国とほかの国との間で迷ったという訪韓観光客のうち、最も多い60.3%が韓国と日本を比較しており、観光客は二つの国を似通った観光地と認識していた。

 しかし、韓国へのリピート率が日本より低いことは、外国人観光客にとって韓国より日本がより魅力的な観光地であるためだと分析される。

 昨年の各国からの訪問観光客満足度は韓国が95.0%、日本が93.8%で韓国の方が高いが、リピート意向は訪日観光客が93.3%、訪韓観光客が84.1%と日本が上回った。

 昨年、韓国を初めて訪問した人の比率が高い国はマレーシア(84.3%)だったが、日本を初めて訪れた人の比率が高い国はスペイン(71.3%)で、日本は欧州など遠隔地での人気が高いと集計された。

 外国人観光客が韓国と日本で主に行う活動にも違いがあった。

 昨年韓国を訪れた外国人観光客が主に行った活動(複数回答)の1位はショッピング(75.7%)、2位は飲食(51.0%)だったが、日本では1位が飲食(95.0%)で、ショッピング(80.5%)が2位だった。

 昨年、訪韓観光客のうち1人当たりの支出額が最も少なかったのは日本人だったが、日本での1人当たりの支出額が最も少なかったのも韓国人だった。