(聯合ニュース 2017/06/27)

韓国政府は27日、新古里原発5、6号機(蔚山市)の建設工事を一時中断し、国民的な議論の対象にする方針を決定した。洪楠基(ホン・ナムギ)国務調整室長が記者会見で発表した。

 工事の中断によるコスト発生は避けられないが、議論を中立的かつ公正に進めるためには一時中断するのが望ましいと判断した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領がこの日午前に開いた閣議で決めた。(略)

 政府は新古里原発5、6号機について、10人以内の「公論化委員会」を設置し議論を進めることにした。同委員会は工事を中止するか再開するかの最終決定を下す「市民陪審員団」を構成する。議論は最長で3カ月かかる見通しだ。

 洪氏によると、5月末の新古里原発5、6号機の工事の進捗(しんちょく)率は28.8%で、工事を中止する場合、補償費用など計2兆6000億ウォン(約2550億円)がかかるという。


政府「新古里5・6号機の中断は『協力要請』... 韓水原「困惑」
(ニュース1 韓国語 2017/07/04)

蔚山市蔚州郡の新古里原子力発電所5・6号機の建設工事中段措置は法的規定による適法な措置ではないとの論議が浮上して、政府の苦心が深くなっている。

政府は先月27日、ムン・ジェイン(文在寅)大統領主催で閣僚会議を開き、新古里5・6号機の建設を3か月間中断した状態で公論化の過程を経て、『公論化委員会』で白紙化するかどうかを決定するようにした。

昨年6月に原子力安全委員会が建設承認を議決する過程で提起された安全性および地震危険性の評価なしに拙速に処理した問題から、様々な争点を一つずつ探ってみた後、市民に決定権を与えるという趣旨だ

論議の核心は、現行法上、安全や手続き上の問題を除き、原子力発電所の工事を中断したり、取り消す法的規定がないにもかかわらず、大統領が工事中断を指示したということだ。

新古里5・6号機の建設中断に反対する住民たちは3日、原子力発電所の運営会社である韓国水力原子力発電株式会社(韓水原)(韓国電力公社の子会社)のイ・クァンソプ社長と懇談会を開き、「原子力発電所の建設中断決定は原子力委員会だけができるもので、今回の建設中断決定は法的な根拠がない」と強く反発した。

蔚山市蔚州郡を地域区に置くカン・キルブ正しい政党議員も最近、「原子力発電所の建設中断は原子力発電所法により、建設許可や取り消しなど、安全上、手続き上の問題を除いては中断したり、取り消すことはできない」とし「法的手続きと公的機関を排除し、市民が決めるというのは間違い」と指摘した。

実際、現行の原子力安全法第17条には、原子力発電所の建設の一時停止および取り消し決定を、虚偽・不正な方法で許可を受けたり、安全問題など事業者の帰責事由により下せるようにしている。政府の今回の方針のように公論化のための一時中断などの根拠はない

政府もこのような点を意識したように、閣僚会議で結論を出した事案としながらも、いざ産業通商資源部(省に相当)が最近、韓水原に送った公文書では「公論化期間中、工事を一時中断することができるように必要な履行措置を速かに取ってほしい」という内容で『協力要請』形式を取った

そして、『処分性』がない協力要請であるだけに違法論議は根拠がないと反論している。

政府高位関係者は4日、「公論化作業を公正にするには一時的な中断が避けられず、韓水原など建設関連会社に“協力”を求めたもので違法の素地はない」としながらも「ただし、違法論議が提起されること自体だけでも不便でないのか」と話した。

政府が『協力要請をした』と一歩退いて、新古里5・6号機の建設責任を担う韓水原は、より一層苦しい状況に置かれた。このようになれば、政府の『協力要請』を受けた韓水原が工事中断を決める格好になるためだ。

政府の方針に従うしかない公企業の立場で要請を受け入れない工夫はなく、万一、この問題が訴訟に飛び火した場合、押し付けられかねない状況だ。

建設会社と契約を結んだ主体が韓水原なので、事実上、工事の進行の手を休めた施工会社や、これにより2次被害を受ける地域商人が工事中断にともなう被害補償を要求する場合、訴訟相手は韓水原になるしかない

実際、住民たちはすでに『工事中断時、告発対応』方針を取り上げて韓水原が誤った決定をする場合『背任』に該当すると警告している。

さらに、韓水原が自主的に工事中断の決定を下すことができるのかも不明確だ。韓水原としては工事中断措置と関連した内部規定がないため、理事会の開催などの公式手続きを進めるのかどうかも決められずにいる。

韓水原関係者は「私たちは公企業として政府の方針に忠実に従うだけ」としながら「それ以上の立場表明は難しい」と話した。

韓水原は現在、新古里5・6号機の工事の進行を止めたまま、現場を維持・管理する最小限の作業だけ行っている。(機械翻訳 若干修正)

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