(SBSニュース 韓国語 2017/05/11)

韓国空港公社が10億ウォン近くかけて購入した『爆発物処理ロボット(EODロボット)』も電波認証を受けていないことが確認されました。空港公社は現在『EODロボット』の運用を全面中断して、対テロ業務に支障が生じています。

201048394_700_R

●無線作動『EODロボット』電波認証対象

『EODロボット』はポクレン(Poclain。ショベルカーの通称。フランスの重機製造会社の名)と似た形です。キャタピラで移動して、非常に長いニッパーの手で爆発物を回収、運びます。爆発物処理(EOD)要員が無線操縦して空港庁舎、航空機内部などに投入します。要員の生命を担保できない瞬間に運用する重要な対テロ装備です。空港公社は昨年初め、一台あたり3億ウォンほどするこの装備を3台購入し、金浦と済州、金海空港にそれぞれ配備しました

201048393_700_R
▲韓国空港公社が購入した『EODロボット』と類似の装備


しかし、購入契約をした当時、電波認証を受けたのか確認さえしなかったことが把握されました。この数年間、空港公社の各種対テロ装備を修理してきたキム某氏(爆発物処理専門家)はSBSとのインタビューで「『EODロボット』が電波認証を受けていなかったことを把握し、去る2月7日、監査室に指摘した」とし「しかし、空港公社はその後も別に認証手続きを踏まなかった」と暴露しました。

彼は引き続き「去る1月にも、購入が予定された他の対テロ装備である『携帯用X線システム』が電波法未認証装備であると教えたが、装備検査を通過させた後、購入を強行した、度々こうしたことが繰り返されたため、到底理解できず(マスコミに)情報提供した」と話しました。

以後、キム氏は「監査室を通じて『EODロボット』の運用が中断されたという請願通知を受けた」としながら「未認証装備を販売した人達だけ処罰する現行法が変わらない限り、空港公社のように“度胸”使う機関や人達はなくならないだろう」と話しました。

●『EODロボット』3億ウォンの値もない

電波未認証も問題だが、取材を進めるほど空港公社が導入した『EODロボット』の問題点も一つや二つでありませんでした。この装備を実際に使用した元空港公社関係者は「昨年導入した『EODロボット』が固有の業務を実行できないほど基準に満たない」と打ち明けました。

この関係者によれば、一番目の問題は『爆発物運搬不可』です。『EODロボット』は爆発物を発見した後、それを持って安全な場所に移動するのが主な任務です。EOD要員は、爆発物と仮定した10kg前後のスーツケースを『EODロボット』が握って庁舎内の階段や45度の傾斜路を移動できるのか訓練します。ところが、カバンを持った状態で前から階段を降りることがでず、後ろから降りる“コメディ”を繰り広げるということです。このロボットの重さが150kg(ポンドの間違いで68kg?)に過ぎず、10kg程度の物を持って階段を降りる場合、重心がばらついて前に転ぶためというのが理由です。人で言えば物を持って後ろを向いて降りなければならない状況です。

他の問題も深刻であると言います。この関係者は「昨年購入した『EODロボット』は半自動方式のため、いちいち人がセッティングをしなければならない」と説明しました。「この装備に付いている探索カメラが自動で動き、爆発物を発見しなければならないが、一度セッティングしたカメラの高低を遠隔操縦することができず、ロボットを再び元の位置に戻したり、人が直接ロボットのところに行くしかない」というのがこの関係者の主張です。彼は「2002年に購入した『EODロボット』もこれほどではない」とし「果たして3億ウォンの装備が正しいのか腹が立つ」と取材陣に鬱憤を放ちました。

●対テロ業務“穴”…国土交通部何をしたか

これに先立ち取材ファイルで報道した『携帯用X線システム』に続き、また他の対テロ装備である『EODロボット』まで未認証状態で1年以上、不法に運用してきた空港公社を見ると、果たして公共機関に相応しいのかあきれるだけです。外部の指摘を受けて装備の運用を中断したとしても、その間、対テロ業務に“穴”が開きかねないということは明白です。これほどであれば、空港公社に対して管理責任がある国土交通部も批判から自由ではありません。今からでも未認証装備をなぜ購入したのか、不法使用期間はどれくらいになるのかなどを徹底して調査しなければなりません。そうしてこそ、いくら小さな無線機器でも電波認証を受けなければならないこの法律を小商工人が納得しないでしょうか?

取材陣は2週間前、空港公社に未認証『EODロボット』と関連した取材要請をしました。だが、まだ何の釈明や説明を出していません。(機械翻訳 若干修正)


記事中の画像は現物のものではありませんが、↓を見ると同機種で間違いなさそうですね。

航空機の爆発物除去する無人ロボット
(ニュース1 韓国語 2016/04/28)

28日午後、『2016年対テロおよび航空機事故収拾総合訓練』が釜山の金海国際空港国際線貨物ターミナル係留場で行われた。無人ロボットがテロ犯が設置した爆発物を除去している。(機械翻訳 若干修正)

5649871357466


で、ICORテクノロジー社(カナダ)製品の価格表
CALIBER-T5051643

84,520ドル。これは本体価格でさらに数万~数十万円くらいのオプションが色々あるようですが、さすがに2千万円分ということはないでしょうから、誰かの懐に入っているんでしょうね。