(コリアタイムズ 韓国語 2017/05/08)

昨年、青少年追放猶予プログラム(DACA)を申請して結果を待っているニューヨーク州居住のキム某氏(22)は、ドナルド・トランプ大統領が当選してDACAが取り消されるかも知れないという噂が広がり、他州の運転免許証を取得することにして、知人から紹介されたブローカーに前金3,000ドルを払って運転免許証を申請した。
※DACA(Deferred Action for Childhood Arrivals 児童期入国移民送還延期措置)
 不法移民者のうち△16歳未満で入国△2007年6月15日以前に入国△1981年6月15日以降生まれ――などの要件を満たした人が申請して承認されると2年間の滞在許可。更新可能。

ブローカーは「1週間以内にワシントンDCで合法運転免許証の発給を受けられる」とキム氏を安心させた。だが、一か月が過ぎても連絡がなく、キム氏が電話をすると「免許取得のために虚偽税金書類を用意しなければならないから時間をさらにほしい」と話した。これにキム氏が「合法と言わなかったか。不法ならばいらない。お金を返してほしい」と抗議すると、以後ブローカーは姿をくらましてしまった。

幼い時に両親とともにアメリカに来てニューヨークに住んでいる不法滞在者イ某氏(23)は、詐欺被害に続き脅迫まで受けたケースだ。前金2,500ドルを払ってバージニア州で運転免許を取得しようとしたイ氏は、ビザを偽造するという事実を一歩遅れて知り、数回電話をかけて払い戻ししてほしいと言ったが、ブローカーは「トランプ大統領就任以後、不法滞在者は皆捕まえて追放していることを知らないのか」とし「これ以上電話したら移民当局に申告してしまうぞ」と脅迫した。

イ氏は「1年以上パートタイムをして貯めたお金なのに一日で飛ばしてしまった」とし「不法滞在身分をエサに詐欺を働くだけで足りず、脅迫まで受けるのでとても大変だ」と訴えた。

反移民政策を掲げたトランプ大統領就任以降、不法滞在者が追放の恐怖に包まれた中、韓国人不法滞在者に接近して他州の運転免許証の発給を受けられるようにするという詐欺行為が猛威を振るっている

被害者によれば、韓国人ブローカーは、カリフォルニアなど不法滞在者にも運転免許が発行される州ではない地域で「身分に関係なく合法運転免許証の発給を受けられるようにする。」という広告を通じて集客をしている。手数料はおよそ1,500~3,000ドルで、ブローカーは韓国人不法滞在者の身分を扮装するため、虚偽で作成したビザをパスポートに付着したり税金報告書を偽造した後、ワシントンDCやメリーランド、カリフォルニアなど移民身分に関係なく運転免許証を発行している13州に運転免許申請する方式を使っている。

特に最近では、韓国政府と運転免許証相互交換協定を結んだバージニアなどで韓国の運転免許証を偽造して申請すればアメリカの免許証に交換される方式の新手の詐欺も新たに登場した状況だ。

問題は、前金として1,000~2,000ドルを受け取った後、何もせず突然姿をくらましてしまうブローカーが多いという点だ。特に一部の場合、払い戻しを要求すると、今日明日と延ばし、移民当局に申告するという脅迫を繰り返しているものとみられる

移民専門家たちによれば、被害者の大部分はこのような不当なことにあっても滞留身分が明らかになることを恐れて申告を敬遠し、同様の被害事例はますます増えている。それだけでなく、被害者が運転免許取得のためにブローカーに提出したパスポートなどの身元情報も盗用される確率が大きく、身分盗用による2次犯罪被害も懸念されるというのが専門家たちの指摘だ。(機械翻訳 若干修正)