(韓国毎日新聞 韓国語 2017/05/02)

「七星市場の猫湯(?)販売をやめさせてください。」

昨年、補身湯(ポシンタン 犬肉スープ)賛否集会で沸きかえった大邱市北区の七星市場が、今年は猫湯(コヤンイタン)販売が事実かどうかをめぐり頭を抱えている。あるオンラインコミュニティを中心に七星市場の犬肉路地近くの健康院など一部商人が猫湯を売っているという噂が広がったためだ。

先月初め、北区庁オンライン嘆願窓口には、七星市場の猫湯販売をやめさせてほしいという文が相次いで上がってきた

別名『ナビタン』とも呼ばれる猫湯は、猫を沸騰しているお湯に入れて薬剤(漢方薬)と一緒に煮詰めたものを意味する。
※ナビは韓国ではよく猫につける名前。タンは『湯』の韓国語読みで煎薬の後に付く語。『猫湯(コヤンイタン)』などの場合には『湯』ではなく『焼酎(ソジュ)』が付くことが多いようです。『犬焼酎(ケソジュ)』など(補身湯、参鶏湯と紛らわしいから?)。

請願人は「七星市場で猫を不法に捕獲してナビタンとして販売している。徹底的に取り締まって売らないようにしてほしい」と訴えた。現行法上、路上の猫を殺すなど虐待をすれば1年以下の懲役、または1千万ウォン以下の罰金刑を受ける。

北区庁は直ちに現場指導に出た。だが、猫湯販売店を発見できなかった。区庁関係者は「一部の商人が過去に猫湯を販売していたが今は販売していないという」とし「看板、出入り口などの『猫』文面を隠すように指示した」と話した。区庁は七星市場一帯に猫など野生・遺棄動物の販売行為が違法であることを知らせる垂れ幕を掲げ、取り締まりを続けている。

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▲大邱市七星市場犬肉路地のある商人が北区庁の指示により『猫』
(고양이 소주(猫焼酎))の文字が見られないように看板の一部を隠した。(赤字「犬焼酎」、左「黒山羊」)

犬肉路地周辺の事業主は悔しいという態度だ。猫が関節炎に良いという理由でかつては求めるお客さんがしばしばいたが足が途絶えて数年は過ぎたと主張する。ある事業主は「看板などに残った猫文面はそこまで消すことができなかっただけ」しながら「猫を捕獲するとか買って食べることは皆処罰対象のため取り引きにならない」と強調した。また「求めるお客さんがいれば鶏足(タッパル)が主流だと推薦する」と付け加えた。

だが、市場周辺では依然として猫湯が密かに取り引きされているという話も流れてくる。お客さんの依頼があれば事業主が猫を求めて湯を作り、3~5匹基準17万~20万ウォン程度で販売されるというのである。ある商人は「猫は地方市場で買ったり、山などに枠を置いて捉える業者を通じて求めると聞いている」とし「前金を受け取ったり、信頼できるお客さんのみ相手にしている」と耳打ちした。

動物保護団体はこれと関連して、大邱市の積極的な対応を促した。保護団体関係者は「嘆願による単発性の指導、取り締まりでは摘発も難しくて効果もない。行政力だけ浪費するわけ」としながら「自治団体長が商人と協議して環境整備に出た城南市(京畿道)の牡丹市場のように団体長が乗り出してこそ解決策を探すことができるだろう」と指摘した。(機械翻訳 若干修正)

2016年01月16日