(コリアデイリー/LA中央日報 韓国語2017/04/27)

1992年の4・29暴動(ロサンゼルス暴動)当時、精神科の相談または専門の治療を受けた韓国人が2,000人余りに達したことが分かった。

神経精神科専門医チョ・マンチョル博士は、当時1次相談を受けた韓国人の数は2,000人余りで、このうち深刻な症状で精神科専門医の治療を受けた韓国人は537人に達したと明らかにした

チョ博士は当時、LAカウンティ保健局アジア太平洋相談センターのディレクターとして働いており、暴動直後には連邦災害対策本部(FEMA)と連係して暴動被害者の精神治療を主導した。

チョ博士が25日に公開した資料によれば、韓国人被害者のうち相当数がPTSD(心的外傷後ストレス障害)症状を見せ、このうち64.8%(348人)が薬物治療を受けなければならないほど症状が深刻だった。PTSDは事故のショックで精神的苦痛が続く一種の精神疾患で、睡眠障害、パニック障害、幻覚などの症状が現れることがある。

特に韓国人被害者から現れた症状のうち注目すべきことは『ファビョン』(火病)とチョ博士は強調した。チョ博士は相談を経ながら被害韓国人の相当数が『ファビョン』にかかったということを認知し、自己診断書にファビョンに対する質問を追加した。(ファビョンはウルファビョン(鬱火病)とも言うが、悔しい思いをしたり、恨めしいことを経験して積もった怒りを静めることができなくて生じる病気だ)

チョ博士は「この質問を受けた193人のうち70%がファビョンで苦痛を受けていた」とし「これは暴動による悔しさが極に達したため」と強調した。

25年前に被害者が作成した質問用紙を調べた結果、政府とマスコミに対する不信が大きかったことが分かった。40代のある男性被害者は「アメリカに懐疑を抱く。まるで人種の展示場の中で韓国人をさながら『村の太鼓』(誰でも叩いてよいものという意味)と考えているようだ。人種差別のない故国が懐かしい」、また他の被害者は「政府から被害補償を正当に受けたい」と書いた。その他にも「銃対銃で戦いたい」と怒りを表出する被害者がいるかと思えば、「SBA融資額があまり少なくてビジネスを再び開くことも他の店を買収することもできない」と絶望感をあらわにした。

チョ博士は「LAコリアタウンだけ政府が保護せず放置して暴動の原因を韓黒葛藤に追い込む主流社会に対する反感と悔しさがファビョンとして現れた」としながら「被害者に4・29暴動はアメリカンドリームからアメリカン悪夢に転換したおぞましい事件として残ることになった」と伝えた。

問題は、このように多くの韓国人が深刻な精神的苦痛を受けたにもかかわらず、韓国人被害者のうち誰も精神的被害の補償や謝罪も受けることができなかったということである

チョ博士は「もしかしたら被害韓国人が補償を受けるのに必要ではないだろうかと思い、もしもの場合に備えて当時精神科専門相談を受けた韓国人のうち500人余りの診療記録を去る25年間、保管してきた」とし「今からでも政府から正当な被害補償と謝罪を受けるのに必要なら、この資料を提供して証言する」と明らかにした。

弁護士によれば25年が過ぎたが訴訟提起は可能だ。

LA暴動当時、被害韓国人側で訴訟を提起したミン・ビョンス弁護士は「25年が過ぎたが訴訟提起は可能だ。しかし知っておかなければならないことがある。人権訴訟は戦うためであり、勝訴を期待して始めてはいけない」と改めて強調した。長期戦になり、実質的な補償を受けることはできない戦いになる恐れがあるためだ。だが、彼は「第2次世界大戦当時、強制的に収容所に連行されたアメリカ居住日本人たちは、大変だったが長い訴訟で50余年ぶりに被害補償を受けることができた」とし「労力のいる戦いになるだろうが、人権のため、また正当な待遇を受けるためには必要ならば戦わなければならない」と伝えた。(機械翻訳 若干修正)