(ヘラルド経済 韓国語 2017/04/10)

チョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領が大統領在任時代の1986年、ヨーロッパ歴訪で日本領空を通過しながら日本王を『天皇陛下』と表現した事実が外交文書公開の結果、明らかになった。

外交文書公開に関する規則(部令)(省令に相当)に基づき、11日に秘密解除された1986年の外交文書によれば、チョン・ドゥファン元大統領は1986年4月5日、日王に「陛下。私は美しい貴国の領空を通過しながら大韓民国政府と国民に代わって陛下に丁重な挨拶を申し上げる次第です。私は1984年、私の貴国訪問の際の陛下との出会いを喜ばしい気持ちで回想しつつ、この機会をとらえて陛下の健安と貴王室と貴国民のさらなる繁栄と幸福を願っています」というメッセージを送った。

先立って、イ・ミョンバク(李明博)元大統領も在任当時、アキヒロ(アキヒト 明仁)日本王を『日本天皇』と呼んで議論になったことがある。

イ・ミョンバク大統領は去る2009年9月15日、マスコミとのインタビューで日王の訪韓問題に言及しながら「日本天皇が韓国を訪問するのはとても特別な意味があるとみており、韓国を訪問する自体も重要だがどのような形で訪問するか、これがとても重要だ」と話した。

これと関連して、当時キム・ウンヘ(金恩彗)元青瓦台(大統領府)報道官も『日本天皇』という表現を使いながら「来年に日本天皇の訪韓が実現すれば過去の歴史に終止符を打って未来に向かって進むことができる契機になるだろう」と明らかにしたことが知られた。

天皇表現は、1998年10月に国賓として日本を訪問したキム・デジュン(金大中)元大統領、2003年6月にやはり国賓として訪日したノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領も使用したことがある。

キム・デジュン政府は当時、「相手国の呼称の通り呼んであげることが外交慣例である故、これからは政府は『天皇』呼称を公式的に使う」と明らかにしたし、ノ・ムヒョン元大統領も2005年の年頭記者会見で「日本では天皇と呼びますね」と言及した。

「韓日併合で日本は良い事もした」という江藤隆美総務庁長官の1995年11月の発言に、チャン・ツェーミン(江沢民)中国主席との首脳会談後「(日本の)悪い行儀を直す」と話したキム・ヨンサム(金泳三)元大統領も、1994年の訪日当時には日王主催の晩餐で『天皇陛下』という表現を使用したと知られる。

このように歴代大統領の『天皇陛下』表現が繰り返されている中、天皇陛下表現をめぐる論議がずっと提起される理由は、日本と私たちの民族の痛恨の屈辱の歴史と関連しているためだ

天皇は日本人の情緒だけで受け入れられる日本だけの称号なのに、あえて私たちがその表現を受け入れなければならないのかということ。日本の『天皇』概念の原型は中国の『天子』思想に根拠を置いたもので、むしろ中国の『天子(天の子)』より高い存在という表現と解釈される。

韓日慰安婦合意、独島問題などで韓日間の葛藤様相が続いており、このような論議は今後も続くものと見られる

イ・ミョンバク政府当時、青瓦台側は「1998年10月に『天皇』呼称に対する政府の公式の立場を明らかにして以降、ずっと使用してきた状況で、再び『日王』『日皇』などに呼称を回帰する場合、呼称問題をめぐる論議が再燃し、韓日の友好協力関係に不必要で望ましくない影響をもたらす可能性がある」という立場を明らかにした。

青瓦台は引き続き「国際外交上からも相手国の呼称で呼んであげるのが慣例」とし「漢字使用国である中国と台湾でも日本天皇の公式呼称で『天皇』を使用しており、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、フィリピンなど英語圏の国では皇帝という意味の『Emperor』を使用している」と説明した。(機械翻訳 若干修正)


主要マスコミ全てが「日王」なんて呼んでいるうちは訪韓が実現されることはないでしょうね。