(京郷新聞 韓国語 2017/04/10)

アメリカのカールビンソン空母船団が韓半島(朝鮮半島)に経路を修正すると西海で訓練中だった中国は神経を尖らせた。世界のマスコミの関心も韓半島に傾いた。対北朝鮮政策の大きな枠組みを提示しないまま『独自行動』、『軍事的オプション』を取り上げて武力誇示をするアメリカ,ドナルド・トランプ政府の歩みが、むしろ北朝鮮の誤った判断を呼び、リスクを加重させるという指摘が出ている。

中国メディアは、空母遼寧号船団が最近、韓半島周辺の敏感な情勢を考慮して西海と渤海一帯で訓練をしているとしながら、カールビンソン号派遣に注視した。アメリカが北朝鮮に対してシリアのように軍事的打撃を加える可能性は低いが、トランプのスタイルから見て、突出的な武力動員まで進む可能性も排除することはできないと見た。

環球時報は10日、トランプ政府がシリア空襲直後、空母を韓半島付近に移動させることによって〈アメリカが軍事行動を恐れないという信号を送っている〉と分析した。

この新聞は〈北朝鮮が第2のシリアになるだろうか〉という題名の社説で、〈アメリカがシリア空襲作戦を北朝鮮にも適用する場合、効果は制限的でリスクは大きい〉とし〈北朝鮮の1000余りの火砲と様々な短距離ミサイルがソウルを照準している状況で、アメリカが北朝鮮に象徴的な打撃を加えればソウルが災いを被る恐れがある〉と指摘した。

中国国防部(省に相当)は「カールビンソン空母の動向を把握中」とだけ明らかにした。外交部は「現在、韓半島情勢が高度で敏感になっている」としながら「関連国が互いに自制して刺激を避けなければならない」という論評した。ワン・イー(王毅)外交部長は先月、記者会見で『双暫停』と『双規併行』を強調した。韓半島の緊張を和らげるために北朝鮮が挑発を止めなければならないだけでなく、韓米が軍事訓練を止めて対話と交渉に出なければならないということだ。

シリア空襲を見守りながら、トランプの歩みに対する中国の危機意識が高まったのは事実だ。イギリス,フィナンシャルタイムズは中国専門家のインタビューを通じて〈トランプを『張り子の虎』と見ていた中国の見方がシリア空襲を契機に変わった〉と報道した。アメリカ,ニューヨークタイムズもトランプ政府の動きが〈韓半島(政策変化)の道しるべになり得る〉と書いた。イギリス,BBCはトランプがシー・チンピン(習近平)中国国家主席との首脳会談を前後して北朝鮮に対する独自行動の可能性を警告した点に注目した。

しかし、トランプの韓半島戦略は依然として具体的な姿を現していないとして、不確実性を懸念する声も多い。ブルームバーグ通信は〈まだ(トランプ政府の)メッセージはベールに包まれている〉と書いた。香港のサウスチャイナモーニングポストは中国専門家たちの話を引用し、トランプの強硬策がむしろ北朝鮮キム・ジョンウン(金正恩)労働党委員長を刺激して計算錯誤を呼ぶ可能性があると報道した。

日本政界は韓半島が戦時状況を目前に置いているというように緊急対策まで取り上げた。執権自民党内で『ポスト安倍晋三』の先頭走者に挙げられる石破茂元防衛相は9日、「ソウルが火の海になるかもしれない」としながら韓半島有事の際、韓国内の日本人救出対策を立てなければならないと主張した。(機械翻訳 若干修正)


(聯合ニュース 2017/04/10

 韓国統一部の李徳行(イ・ドクヘン)報道官は10日の定例記者会見で、米国が北朝鮮を先制攻撃する可能性が取り沙汰されていることに関し、「それほど憂慮する必要はないだろう」と述べた。李氏は「米国は北に対する韓国の政策を支持するとしており、韓国政府はすべての問題を平和的に解決するという立場だ」と説明した。

 また、「核やミサイルなどによる北の挑発を賢く解決し、朝鮮半島の平和と安定を守ることが重要だ。韓国政府は米国だけでなく周辺国と緊密に協議していく」との考えを明らかにした。政府の北朝鮮への制裁と圧力は、北朝鮮の態度の変化を導き対話で全てを解決するためのプロセスの一つであり、軍事的な緊張と対決につなげるものではないとも強調した。