(KBSニュース 韓国語 2017/02/28)

日曜日の夜である去る2月26日夜9時、ソウルの日本大使館前の少女像のすぐ隣にはいつものようにビニールテントが張られていました。一坪程度の狭いテントの中に所狭しと座っている人たちは少女像を守ると出た大学生、国も地方自治体も知らん振りをするのなら私たちで少女像を守ると出た若者たちです

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日本大使館前の少女像にビニールテントが設置された時期は、パク・クネ(朴槿恵)政府と安倍政府が締結した韓日慰安婦合意の2日後である2015年12月30日、その後400日以上、これらの活動は続いています

■大学生が守りに出た理由は?...「少女像は公共造形物と違う?」

大学生が少女像守護に出た理由は何だろうか? 公式に少女像を責任を持って管理すると乗り出した政府機関がないためです。これらは少女像を守って保護するために区庁職員が出るわけでもなく、関連する国家公務員や警察が出るわけでもない現実から止むなく市民が先に立ったと言います

大学生は、市民が少女像前で追慕をして、守っている人たちには激励の一言を伝えて行くが、ごく少数ではあるが少女像について是非を論じる人もいると言います。去る2016年6月には30代(の女性)が少女像を凶器(金槌)で叩きつける『槌テロ』もありました。当時、大学生と市民が出て、さらに大きな被害が出る前に防ぎました。

大学生は、中央政府や地方政府が積極的に乗り出していない状況で、平和の少女像を守ることに少しでも力を加えることができて、やりがいがあると言いました。取材陣が席を一緒にした30分余り、道行く市民が苦労する(お疲れさま、がんばっての意)と言いながら、これらの守っている人たちにコーヒーを渡して消えたりもしました。

日本大使館前の少女像は現在、公共造形物と登録されていません。ここ道路の敷地はソウル市鍾路区庁の管轄だが、鍾路区庁は市民が設置した少女像について関連する道路法の条項が曖昧で、どうすることも出来ない立場だと釈明しました。

■ソウル市鍾路区庁「条例改正して管理することができるようにする」

それと共に、公共施設物と登録されたものではないので区庁が直接管理に出ることもできない状態だと言いました。だが、鍾路区庁は条例を改正して少女像を公共造形物として管理する案を推進していると説明しました。『鍾路区都市空間芸術条例』改正案が早ければ来る4月、本会議上程を控えているということです。

特に、公共造形物を移転、交換、解体しようとする時にも審議委員会で審議を受けるようにし、少女像をむやみに移転したり、撤去できないようにするという方針です。今までは法解釈などの問題でどうすることも出来なかったが、条例を改正し、今後、少女像を法的な枠の中で守って保護するという意向を明らかにしたわけです。

全国各地の少女像は、ソウルの日本大使館前の少女像と同じく公共造形物として扱われていない場合が多いです。少女像が政府や地方自治体の公的な保護を受けられずにいるのです。現在、全国60体余りの少女像のうち、江原道原州市と江陵市、忠清北道提川市にある平和の少女像が地方自治体の公共造形物と登録され、管理されているだけです。

そうかと言って、少女像が顕忠施設に指定されていることもありません法規上、それもまた難しいというのが報勲処の説明です
※顕忠施設:独立有功者・国家有功者・参戦有功者などのように国家のために貢献したり犠牲になった方の功績および犠牲精神を称えるための建築物・造形物・史跡地または国家有功者の貢献や犠牲があった一定の区域で、国民の愛国心を育成することに相当な価値があると認められるものをいう。(韓国語版ウィキペディア)
報勲処:国家行政機関で、主な役割は愛国者と退役軍人に関する政策の立案と実施を行なうことである。(ウィキペディア)

■全国各地の顕忠施設2,038個・少女像は0個...理由は?

ソウルの南山公園白凡広場にはキム・グ(金九)先生の銅像があります。ソウルの厚岩洞にはアン・ジュングン(安重根)義士の銅像があり、龍山区の孝昌公園にはイ・ボンチャン(李奉昌)義士の銅像があります。これらの銅像には共通点が一つあります。すべて顕忠施設です。

顕忠施設は全国各地に2千を越えています。国家報勲処の『顕忠施設情報サービス』によれば、2017年2月現在、独立運動に関連した顕忠施設は889個で、国家守護と関連した顕忠施設は1,149個、全2,038個です

このうち独立運動に関連した造形物は8個、銅像は89体で、アン・ジュングンとユ・グァンスン(柳寛順)、ナ・ソクジュ(羅錫疇)などの独立闘士の銅像もあり、全国各地の様々な3・1独立運動記念碑と記念塔もあります。また、多くの独立有功者慰霊塔と追慕塔、民族正気塔も顕忠施設に指定されています。

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■顕忠施設に少女像はない...「独立運動と直接関連していないため」

だが、日本大使館前の少女像を含めて、全国60体余りの少女像の中に顕忠施設に指定されている場合はありません

国家報勲処関係者はこれについて、慰安婦おばあさんが独立有功者ではなく、少女像が独立運動とは直接関連がないため、顕忠施設に指定されていないと明らかにしました。〈顕忠施設の指定・管理などに関する規定〉によると、独立運動関連の顕忠施設は独立運動に関する事実や独立有功者の功績を称えるために設置する記念碑・追悼碑・語録碑とその他の碑石や塔などであるが、少女像はこれに直接該当する場合ではなく、顕忠施設リストからは抜けているという説明です。

顕忠施設に指定されると、〈国家有功者などの礼遇および支援に関する法律〉74条の3によって顕忠施設管理者が指定されます。法によって顕忠施設管理者は施設を誠実に管理しなければなりません。また、施設管理費用の一部も支援を受けることができる道が開かれます。だが、多くの少女像が公共造形物と登録されず、顕忠施設と認められず、管理の死角地帯に置かれています

ユン・ミヒャン(尹美香)韓国挺身隊問題対策協議会共同代表は、少女像が法規上で顕忠施設になることができなかったとしても、その意味だけは顕忠施設と変わらないと明らかにしました。ユン・ミヒャン代表は、日本大使館前の少女像だけでも数多くの市民が訪ねてきて、黙祷もして、花も置いて行くとし、これは一般的な顕忠施設の風景と変わるところがないと説明しました。ユン代表はまた、子供たちの手を握って少女像を訪れる家族も少なくないと言い、少女像が教育的にも良い役割をしているという意を明らかにしました。

報勲処は顕忠施設の紹介ウェブページで顕忠施設の概念を「国民の愛国心を育てるのに相当な価値があると認められるもの」と強調しているが、少女像も顕忠施設に指定された慰霊塔や追慕塔、民族正気塔などと同じように愛国心を込めているという事です

■拷問と苦しみを乗り越えて歴史を語ること、これも独立運動

道路法のために少女像を公共造形物に登録することも大変で、独立運動を直接したのではないため顕忠施設に指定することも難しいという現実に、取材陣は京畿道広州市にあるナヌムの家を訪ねました。日本軍慰安婦被害者であるイ・ヨンス(李容洙)おばあさん(90才)に少女像に対する考えを聞いてみました。少女時代に日本軍の神風部隊に連行されたイ・ヨンスおばあさんは、我が国の人々が歴史を必ず知っておくべきで、あらゆる拷問と苦しみを乗り越えて生き残り、歴史を語る『慰安婦』おばあさんこそ独立運動の先頭に立っている人たちにほかならないと話しました

政府や地方自治体が、法がそうなっていて今すぐ少女像の管理に出ることが難しいと述べている間、3月1日の98周年三一節になれば、大学生が日本大使館前の少女像を守って428日目になります。(機械翻訳 若干修正)

「少女像見ましたか?①」は↓
2017年02月24日