(世界日報 韓国語 2017/03/01)

大統領弾劾に反対する保守団体の応戦集会に3.1節(独立運動記念日)まで重なって太極旗の需要が急増しているが、これら太極旗の大部分が中国産だと明らかになった。

28日、関連業界によれば、個人用国産太極旗(横30㎝、縦20㎝)の販売価格は1枚あたり2000ウォン台だ。材質もポリエステル生地を使っていて生活防水が可能で、耐久性も高く、長期間の使用が可能である。

太極旗を作る国内企業は、今年に入って保守団体の集会が全国的に大きく増え、時ならぬ好況を期待したが、予想は大きくはずれた。中国産太極旗が横行して、太極旗販売量が若干増える水準にとどまったのである

太極旗生産業者であるA社関係者は「今年に入って大統領弾劾反対集会が全国的に開かれ、3.1節行事まで重なり、今年は生産量を大幅に増やしたが、中国産太極旗輸入業者だけ利益を得た」とし「中国産太極旗が国家の重大なことに利用されること自体が見るに忍びない」と述べた。

中国産太極旗の価格は国産の4分の1である500ウォン台に過ぎなくて、国産のように保管用または所蔵用とすることが難しいイベント用品だ。

材質も素材不明の薄い記事を使い、簡単に裂け、雪や雨に弱い。そのため、保守団体の集会後、ゴミ箱に転がっていたり、引き裂かれ捨てられることがたびたび起きている。

大学生キム某君(21)は「週末ごとにソウル都心の真ん中で形が分からないほど破れて地面に散らばっている太極旗を見ると気分が良くなかった」とした。

太極旗生産業者のある関係者は「大統領弾劾反対に使われる太極旗は、価格が安い中国産太極旗であるうえ、使い捨てで作るので簡単に破れて形が変わる」とし「中国産の低質太極旗によって大韓民国の国旗の尊厳性と地位が毀損されているわけだ」と残念がった。

この関係者は「太極旗を作る国内中小企業が原価節減のため、直接生産より中国産製品を持ってきている。100を越えていた生産業者はもう手で数えるほど」とし「国旗を生産する業者には現実に合う恩恵が切実だ」と指摘した。(機械翻訳 若干修正)