(コリアタイムス 韓国語 2017/02/16)

不法滞在者の取り締まりが拡大し、ラティーノ(中南米からの移住者)社会だけでなく、ラティーノ従業員を置く韓国人業者も緊張している。

「センタービルの某韓国人食品店に14日昼、取り締まり班が押しかけて不法滞在身分であるラティーノ従業員10人ほどを捕まえて行ったよ。」

当局が韓国人食品店を急襲したという噂が出回って、15日、ワシントン地域の韓国人食品業界は一日中落ち着かなかった。該当の店は否認しているが、この噂は手のほどこしようもなく広がり、食品業界は事実確認に出るなど忙しい日を送った。ドナルド・トランプ大統領就任以来、不法滞在者に対する中央政府レベルの大々的な取り締まりが行われて、移民者社会が根こそぎ揺れている

今日の『ラティーノ労働者ストライキ』断行の余波にも触覚

特に今回の取り締まりがメキシコをはじめ、中南米系の移民者を狙ったという観測が広がり、ヒスパニック系移民社会全体が不安に震えている。それとともにラティーノ従業員を大挙雇って営業している韓国人経済もぐらつく兆しだ

不法滞在ラティーノ取り締まり説を最も敏感に受けとめる韓国人業界はやはり大型食品店。従業員の60~70%がラティーノ系なのに加え、これらの大半が不法滞在身分であるためだ

バージニアにある大型韓国人食品店のある関係者は「13日に行われた不法滞在者取り締まり以後、ラティーノの従業員が不安に動揺している」とし「自分も捕まるのではないだろうか心配して、状況をもう少し見守った後に自国に帰るかどうかを決めるという」と厳重な雰囲気を伝えた。

彼は引き続き、「ラティーノの顧客が不安感で支出を控える雰囲気で売り上げも萎縮し、特に取り締まりが強化されれば働く人がいなくなってどのようにするべきか悩む」と窮屈な心情を打ち明けた。

事情はラティーノ従業員の労働力に大きく依存する建築業、クリーニング業、レストランなど韓国人経済の主力業種も同じだ

韓国人建築業界は、最近、人手不足の難非常事態になった。韓国人業者の営業および技術力とラティーノの労働力が結合した形態であるビジネス運営体制が、根本から揺れるためだ。

30余年間、建築会社を運営してきたK氏は「ただでさえ仕事がないのに、不法滞在者取り締まり説が飛び交うとラティーノヘルパーが目立てば捕まえられると思って保身を図って出てこない」とし「一部はコロラドやミシガンなどに移るなど、働く人を見つけるのがすでに難しくなっている」と述べた。

彼は引き続き、「もう不法滞在者ラティーノを使うのも怖くなる」とし「1日で終わることを2~3日で行う方法以外、他の対策がない」と目の前に迫った現実に寞寞していると言った。

韓国人クリーニング業界も神経を尖らせている。クリーニング店ごとに3人前後のラティーノ従業員を置いてアイロンがけなどを任せている状況であるため、不法滞在者逮捕の消息を鋭敏に受け入れざるを得ない。

ワシントン韓国人クリーニング協会のハン・ドンチョル理事長は「ラティーノ従業員が非常に不安に思っており、一部は自国に帰るという人もいる」としながら「ラティーノ従業員と共に協力して共生してきたシステムが崩れれば、私たちもくらっとし、彼らも食べていく問題なので心配」と述べた。

ワシントン韓国人クリーニング協会は来る3月初め、新会長の就任式を兼ねた集まりで、今回の事態に対する対応策も共に議論する計画だ。

韓国人飲食業界も暗雲が立ち込めている。韓国レストランは5~10人のラティーノ従業員を雇用して料理と皿洗い、野菜の下拵えなどを任せている。大半が不法滞在者であるこれらは、韓国人従業員の60~70%の賃金でも雇用が可能で、不況に苦しむ韓国人飲食業界では欠かせない存在だ

アナンデイルのあるレストラン事業主B氏は「ただでさえお客さんが少ないのに、ラティーノ従業員まで捕まれば商売はすべて終ったとみて良い」とし「最近心配になって眠れず、適当な対策もなく、より困り果てる」と述べた。

トランプ政権の不法滞在者取り締まりの飛び火は、近づく未来ではなく、すぐ足の甲に落ちた火になっている。バージニアとメリーランド、DCエリアのラティーノ労働者は、トランプ大統領の反移民政策に抗議次元で、16日午前6時から午後6時まで仕事に出勤しないことで行うストライキを断行することにした。この日、一部ラティーノ従業員のストライキ参加で多くの韓国人企業などは営業に大きな打撃を受ける見込みだ。

「明日、ラティーノ従業員が一人も出勤しないといいます。これをどうしたらいいのか?」

メリーランド,アナポリスでレストランを運営するA氏は15日、本誌に電話をかけて苦しいように哀訴をならべた。A氏は近くのマクドナルドの事情も伝えてくれた。ラティーノ従業員が16日に実施されるワシントン地域のストライキに参加することにしながら、マクドナルドはやむを得ず、この日は休業することにしたというのだ。

A氏は「十数年間ビジネスをしてきたが、こうしたことは初めて経験する」としながら「今後、どのように商売をしていくかも分からない」と深いため息を吐いた。

ある大型韓国人食品店は、ラティーノ従業員の半分ほどがストライキ参加を通知したことが知られ、正常営業が難しいものと見られる。また他の韓国人食品店のある関係者は15日、「ラティーノ従業員が落ち着かない雰囲気なので、明日なってこそ、どれくらい出勤をしないのか分かるようだ」と心配を並べ立てた。

一部レストランでもラティーノ従業員がストライキに参加することにし、16日の働き手不足に苦しめられる見通しだ。

アメリカ韓国人奉仕教育団体協議会(NAKASEC)など韓国人権益団体では、不法滞在者の取り締まりと追放は一時的に終わる事案でないとしながら、韓国人業界ではニュースに耳を傾けて専門家たちの助言を聞いて対策をたてることを薦めた。(機械翻訳 若干修正)


2016年05月31日