(釜山日報 韓国語 2017/02/12)

韓日漁業協定決裂の理由として、これまで政府は、韓国が日本海域でより多く獲るので不利にならざるを得ない構造だと主張してきたが、実際には、この構造は南海EEZ(排他的経済水域)での海砂採取後に固定化したことが分かった

海砂採取が単純な漁資源の減少だけの問題ではなく、それによる波紋が韓日漁業協定など様々な方面に悪影響を及ぼしているので、なおさら海砂採取は中止するべきだというのが漁民の主張だ。

■海砂掘り出して日本も漁獲急減

12日、水産協同組合中央会によれば、南海EEZでの海砂採取が始まった2008年、日本まき網業界が韓国EEZ内で漁獲した量は2万5586tで、当時、韓国まき網が日本EEZ内で漁獲した量より9倍ほど多かった

だが、砂採取以降、漁獲量は徐々に減り2011年は6797t、2014年は832t、交渉決裂になった昨年には131t(韓国まき網漁獲量の1.3%水準)まで減った

交渉というのは取り交わすものがなければならないが、日本の立場では、南海EEZの海砂採取以降は韓国海域での操業量が大幅に減り、あえて韓国海域に入ってくる理由がなくなったのだ。一言いえば、砂のために、韓国が受け取るものだけあり、渡すものがない状況になってしまった

通常、韓日漁業交渉を通じて、韓国は日本EEZ内ではえ縄、大型まき網などがタチウオ、サバなどを操業する利益を得て、日本は韓国EEZ内で遠洋まき網が操業する利益を得る。日本は韓国EEZ内でも主に済州島近隣海域で操業をしながら、黒マグロとサバ、アジを主に獲る。

ところが、各種水産生物の産卵場であり、回遊路、魚介類の成長地である欲知島近海で海砂採取が行われ、水産生物の回遊経路自体が変わってしまったのだ。

■政府の戦略なしにとんでもないカードで交渉

実際、南海EEZの海砂採取地域である105海区でのまき網漁獲量だけみても、サバの場合、2010年に比べて2016年は16%水準に減り、アジも5%水準に急減した。大型まき網水産協同組合が最近、日本まき網業界から入手した情報によれば、過去、主に済州島近隣で形成された冬季のサバ、アジ漁場が最近では日本水域である101,102海区側に移動したことが分かった

大型まき網水産協同組合関係者は「砂採取以前までは、日本まき網が韓国区域に入ってきて操業する量が韓国よりはるかに多かったが、砂採取以降、状況が逆転した」としながら「魚の立場で考えても、砂を掘りおこす海域はもちろん、周辺も浮流土砂のために前がぼやけて餌を手に入れることはできないが、当然他の経路に回らないか」と述べた。

水産業界のまた別の関係者は「海砂採取で魚は減り、韓日漁業協定までずっと決裂して二重苦を経験しているが、結局、韓日漁業協定決裂もまた海砂採取のためであるとはさらにくやしくて憤りが爆発する」としながら「政府はずっと、日本まき網が韓国海域に入ってくるというとんでもない期待で交渉に臨んできたが、それで結局交渉に失敗したのではないのか」として政府の戦略不在を批判した。(機械翻訳 若干修正)


これはなおさら協定を結ぶ必要ないですね。

2017年02月01日