(オリコンスタイル 2016/12/30)

 年末恒例の『第58回日本レコード大賞』(主催:日本作曲家協会)の授賞式が30日、東京・初台の新国立劇場で開かれ、最優秀新人賞は韓国の男性7人組グループ・iKON(アイコン)に決定した。 

 人気グループ・BIGBANGの弟分となるiKONは、リーダーのB.I(20)、ジナン(22)、BOBBY(21)、ユニョン(21)、ジュネ(19)、ドンヒョク(19)、チャヌ(18)からなる7人組。今年1月に1stアルバム『WELCOME BACK』で日本デビューした。 

 司会を務める女優の天海祐希から名前を呼ばれると、飛び跳ねたり、メンバー同誌(ママ 同士)で抱き合ったり、じっと上を見つめて感動したりとメンバーそれぞれのリアクションで喜びを表現。同じ賞を争ったBOYS AND MENのメンバーとハイタッチも交わされた。 

 B.Iは「いまちょっと緊張しているから、しゃべれるかわからないけど、僕たち、本当に幸せです!夢みたいですね。最優秀新人賞をもらえるなんて思ってなかったですけど…本当にありがとうございます! 全部、僕たちの音楽を聴いてくれた皆さんのおかげだと思います」と日本語でファンにスピーチした。 

 そして、「今からもっと頑張って、いい姿をお見せするiKONになります。僕たちのことちゃんと覚えてください。ありがございました!」と締めくくり、メンバー全員で頭を下げてファンに感謝すると、「DUMB & DUMBER」を熱くパフォーマンスした。 

 授賞式の模様は、TBS系で生放送。総合司会は5年連続5度目となる安住紳一郎アナウンサーと初めてとなる天海が務めた。 

■過去10年の『最優秀新人賞』受賞者
 第47回(2005年):AAA
 第48回(2006年):絢香
 第49回(2007年):℃-ute
 第50回(2008年):ジェロ
 第51回(2009年):BIGBANG
 第52回(2010年):スマイレージ
 第53回(2011年):Fairies
 第54回(2012年):家入レオ
 第55回(2013年):新里宏太 
 第56回(2014年):西内まりや
 第57回(2015年):こぶしファクトリー


(サイゾーウーマン 2016/12/17)

 毎年12月30日に放送されている恒例の音楽特番『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)。今年はノミネート楽曲の発表直前、大スキャンダルが起こり、波紋を呼んでしまった。

 ノミネート発表の約3週間前、昨年大賞を受賞した三代目J Soul Brothersの所属事務所LDHが、審査に大きな影響力を持つというバーニングプロダクションに対し、1億円を支払っていたとする疑惑を「週刊文春」(文藝春秋)が報道また、各レコード会社は審査員に対して、過剰な接待を行っているなど、賞レースの裏側を暴いた。

「この記事によって、大賞受賞と予想されていたAAA所属のエイベックスにも、大激震が走りました。それでも当初は、『AAAに受賞させる』と意気込んでいたようですが、今年の大賞受賞は嫌でも“買収”を連想されてしまうため、やはり及び腰になってしまったとか。現状では、本命が西野カナ、次点はAKB48。大穴で、利権や癒着とはまったく無縁の、宇多田ヒカルといったところでは」(レコード会社関係者)

 なお、2年連続で大賞を受賞していた三代目JSBは、ノミネートすらされなかった。

「これに関しては、単純にエントリーされなかっただけのようです。バーニングとの裏取引や、辞退といった話ではありません。なにより、受賞に執念を燃やしてしていたのは、LDHではなく、バックのエイベックスという部分が大きかったといいます」(同)

 現在、エイベックスは、AAAの大賞受賞を諦めつつあるというが、最優秀新人賞に関しては、ほぼ確実に手中に収めたようだ

「今年の新人賞受賞は、林部智史、羽山みずき、BOYS AND MEN、そしてエイベックスのK‐POPユニット・iKONの4組です。アーティスト自体の勢いでいえば、最優秀新人賞はボイメンが妥当ですが、所属であるユニバーサルの営業努力は、残念ながらエイベックスの勢いにはかなわない。大賞は諦めても、最優秀新人賞だけは勝ち取る……それがエイベックスの作戦のようです」(レコード大賞運営スタッフ)

 裏の裏まで、ほぼ全てが白日の下にさらされてしまっている「レコ大」。いっそのこと今年は、視聴者も各芸能プロやレコード会社の水面下の駆け引きを想像しながら、賞レースを楽しむべきなのかもしれない。


“レコード大賞のドン”謝罪告白 バーニング「1億円請求書」
(週刊文春2016年11月10日号 2016/11/02)

(略)十月二十六日、週刊文春WEB「スクープ速報」で一報を伝えると、スポーツ紙の「B担」と呼ばれるバーニング担当記者の間ではどよめきが起きたという。

「その日は、東京・代々木体育館で韓国のアイドルグループ・iKONのコンサートがありました。iKONは三代目と同じくエイペックスと契約していて、同社が今年のレコ大の新人賞に推す有力候補の一角です。多くのB担が取材に来ていましたが、速報で文春報道を知った記者らは口々に『うわっ!』『これはまずい』と声を上げていました。でも目の前にいるバーニングやエイペックスの関係者には誰ひとり真相を質そうとしない。それどころか、取材後はエイペックスの招きで赤坂の韓国料理店で接待を受けていた。案の定、翌日は各紙iKONを称賛する記事を掲載していました」(音楽関係者)

ワイドショーも芸能界のタブーを見て見ぬフリ。レコ大を放送するTBSは言わずもがなだった。

「十月二十八日に外国特派員協会で会見を行なったピコ太郎は、実はエイペックスの所属タレント。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の外国人記者が『一億円を払ってレコ大をとりたい?』と質問し、ピコ太郎が『話が大きすぎて見当もつきません』とかわす一幕もあったが、NHKを含めた全局が該当部分をカット。エイペックスから『触れるな』とのお達しがあったのです」(テレビ局関係者)(略)


また"韓流”ごり押しが始まるんですかね。