韓国軍:潜水艦3隻に欠陥、昨年初めに運行停止
(朝鮮日報 2011/05/18)



甲板を固定するボルトがしばしば破損、昨年修理

 韓国海軍最新鋭の214級潜水艦(排水量1800トン)3隻全てが、船体の欠陥により、昨年初めに運航停止の決定を受けていたことが17日までに分かった。理由は、セール(艦橋がある船体上の構造物)と甲板を固定するボルトの締め付けが不十分で、運航中にボルトが緩んだり折れたりする事故がしばしば発生したからだ。214級潜水艦は、ドイツのHDW造船所が設計し、現代重工業が建造した韓国海軍の主力潜水艦で、2007年から09年にかけて3隻が実戦配備され、さらに6隻が配備される予定になっている。

 未来希望連帯の宋永仙(ソン・ヨンソン)議員によると、

214級1番艦「孫元一(ソン・ウォンイル)」は、06年から09年にかけて6回事故が発生し、艦橋と甲板を固定するボルト約20本が運航中に緩んだ。

2番艦「鄭地(チョン・ジ)」は、ボルトが緩んだり折れたりする事故が09年から10年にかけて6回発生
し、

3番艦「安重根(アン・ジュングン)」は、ボルト2本が緩み2本が折れる事故が、09年から10年にかけて3回発生した。

 海軍が調査した結果、直接的な原因は、韓国のボルトメーカーW社が、設計当時HDW社の要求した締め付け強度に合わない製品を納品したためと判明。海軍と現代重工業は、甲板を固定するボルト全てをHDW社の規格に合ったものと交換した。それでもボルトの緩みが発生したため、HDW社の技術陣が韓国を訪れ、甲板内部に鉄板を重ね補強ボルトをはめて固定する工事を昨年6月から今年2月にかけて行ったという

 監査院は、昨年12月にこうした事実を確認したという。宋永仙議員は「214級は最大400メートル以上の深海で水圧に耐え、作戦を行わなければならないのに、重要な部分の固定ボルトが運航中に緩めば、場合によっては大きな事故につながりかねない」と語った。これに対し海軍側は「問題が発生するたびにボルトを修理し、作戦投入に支障はなかった」と釈明したという。




部品の質が問題ではなく、韓国人が組み立てたことが問題だったんですね。

配備しても使用しなければ、いつまでもこうして↓ホルホルしてられるのに……


韓国海軍214級潜水艦『孫元一艦』進水~マラッカ海峡まで作戦可能
(国民日報KUKIニュース 韓国語 2006/06/09)

我が海軍に1,800t規模の214級潜水艦時代が到来した。海軍は9日蔚山(ウルサン)現代重工業で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と尹光雄(ユン・グァンウン)国防省長官を含む軍の関係者が参加して最新型潜水艦『孫元一(ソン・ウォンイル)艦』の進水式を行った。

海軍は現在9隻保有している209級(1200t)と比較して、性能が大幅に向上された214級潜水艦を保有する事により作戦範囲が更に広がる事となった。214級潜水艦の建造費用は3000億~4000億ウォンに至ると明らかにされた。

ドイツHDW社の技術移転を受け我が国の技術で作った『孫元一艦』は、AIPシステム(空気不要装置)を通じて海上に浮上しないで2週間程度の水中作戦が可能で、核潜水艦ではなくディーゼル潜水艦では最高の性能と評価を受けている。209級の場合バッテリー充電の為に三日に一度浮上して酸素を供給しなければならない弱点がある。(中略)

盧大統領は祝辞を通じて、「自主国防は国家存立の基盤で平和と繁栄の基礎」としながら、「海軍力は自主国防の中枢である」と語った。

盧大統領は、「文武大王艦と独島艦に続いて孫元一艦を進水し、海上戦力の中心であるイージス駆逐艦も建造を開始した」とし、「これを基礎としてで機動艦隊が編成されれば、我が海軍はまさに大洋海軍として生まれ変わる事になる」と強調した。(翻訳 2ch ちょーはにはにちゃん氏)
「安重根艦」、ディーゼル潜水艦では世界最高水準
(中央日報 2009/12/01) 

  1日に釜山(プサン)海軍作戦基地で就役式を行う海軍214級潜水艦「安重根(アン・ジュングン)艦」(1800トン)は、艦長イ・ヨンウン中佐と40人余りの乗務補助員がすべて「安重根義士崇慕会」の会員だ。 昨年6月に進水式を行った後、ソウル南山(ナムサン)の安重根義士記念館を訪れ、護国の決意を固めたのがきっかけになった。 安重根艦の内部に安義士の遺影、「為国献身」など遺墨が掛けられているのもこうした理由からだ。

  イ艦長と乗務補助員らは3月の殉国日と11月の挙事日に合わせて記念館を訪れるという。 安重根義士崇慕会のアン・ウンモ理事長は「若い乗務補助員が安義士の志を敬って国防に献身するのを見る度に胸が熱くなる」と述べた。

  就役は軍人でいうと実際に戦闘に投入できる能力を備えたと認められる手続きだ。 安重根艦は進水後1年6カ月間、試験運転した結果、合格判定を受けた。 全長65.3メートル、幅6.3メートルの安重根艦は、水中で300の標的を同時に処理できる能力を備えている。 最高時速20ノット(37キロ)で、米ハワイまで燃料の再充填なく往復航海できる。 一つ下の級の209級潜水艦とは違って空気不要装置(AIP)を搭載しているため、水面に上がらなくても2週間にわたり水中で作戦遂行が可能だ。 ディーゼル潜水艦としては世界最高レベルだ。

  安重根艦は孫元一(ソン・ウォンイル)艦、鄭地(チョン・ジ)艦に続く3つ目の214級潜水艦だ。

安重根義士は独立運動家では初めて海軍の艦艇に名前が付けられた。

海軍は2012年から2018年にかけて進水する214級潜水艦6隻に金佐鎭(キム・ジュァジン)・尹奉吉(ユン・ボンギル)・金九(キム・ク)など独立運動家の名前を付ける予定だ
。 柳寛順(ユ・クァンスン)烈士も候補群に含まれ、女性の名前が付いた海軍艦艇が登場する道が開かれた。

  丁玉根(チョン・オックン)海軍参謀総長は就役祝賀文で「安重根艦の就役で韓国の海軍はより強力な水中戦力を確保することになり、敵にはさらに恐れられる存在になった」とし「将兵が世界最高の潜水艦を作るよう努力してほしい」と要請した。

 ◇214級潜水艦=1200トン級の209級潜水艦の長所を生かして独HDW社が開発した新型ディーゼル潜水艦。 韓国では「孫元一級潜水艦」と呼ばれる。 214級・209級などの名称はHDW社が任意に数字モデル名を付けたもので、特別な意味はない。




世界の軍隊バイブル 東アジア編
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海上自衛隊 潜水艦 SS-501 そうりゅう
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