(NEWSIS/朝鮮日報 2016/04/05)

 旧日本軍の元慰安婦の遺族が、韓国政府を相手取って補償金を求める訴訟を起こした。

 法曹界関係者が4日語ったところによると、2010年に死去した元慰安婦の息子Aさんは今年1月、女性家族部(省に相当)長官を相手取り、5000万ウォン(約480万円)相当の補償金を求める訴訟をソウル行政裁判所に起こした

 Aさんは訴状などで「政府は元慰安婦たちの面倒を見ていく上で、少しの隙もあってはならないと同時に、被害者の子孫に対してもおろそかにすることはあってはならない。元慰安婦の遺族に対しても、存命の元慰安婦たちと同等の補償を行うべきだ」と主張した。

 またAさんは「政府は元慰安婦たちに対する支援を行っているというが、それは生存している方々に限った話だ。亡くなった元慰安婦の家族には会おうともせず、慰めの言葉もかけず、無責任な態度を取っている」と指摘した。

 また「大統領は日本政府と合意したからといって、あたかも解決したかのように国民にアピールしている。現在に至るまで何ら解決することなく、元慰安婦たちは一人、また一人と亡くなっているのに、政府の態度には怒りを禁じ得ない」と主張した。

 これに対し女性家族部側は、Aさんの訴えを棄却するよう求める意向を表明した。同部は答弁書で「韓日間で慰安婦問題について合意し、日本政府から10億円の基金が拠出される予定であり、韓国政府は財団を設立してその基金を運用していく計画だ」と述べた。

 その上で「基金は全面的に被害者のために使われる予定であるので、被害者の方々の意思が反映されることが重要だ。意見を最大限尊重した使い道を決めていく」と説明した。


そういえば以前、国会議員がこんな↓法案を出していましたね。(人気取りのために出しただけで、たぶん廃案になっているでしょうが)

元慰安婦の損害賠償請求権譲渡を可能に、法改正推進
(聯合ニュース 2009/01/27)

 国会の金映宣(キム・ヨンソン)政務委員長は26日、日本軍従軍慰安婦被害者らの日本政府に対する損害賠償請求権を家族や友人、民間団体などに譲渡できるようにした「日帝下日本軍慰安婦被害者に対する生活安定支援及び記念事業などに関する法律」改正案を国会に提出した。改正案が成立すれば、慰安婦被害者の死後にも日本に持続的に賠償を請求できるようになる。

 金委員長は、「韓国人をはじめとするアジアの女性を性奴隷とした日本軍の慰安婦は、その由来を探ることができない残虐な犯罪」だとし、日本は高齢の慰安婦被害者が死亡すれば賠償問題が自然に消滅するものと期待しているため、法案を提出したと説明した。

歴史通2016年5月号
B01BVS09BO