(大田日報 韓国語 2015/11/11)

瑞山浮石寺仏像奉安委員会が、文化財庁が保管している瑞山浮石寺の金銅観音菩薩坐像を親見し、今後の対応策を明らかにした。

奉安委は、来る2月にこの仏像に対する『流体動産占有移転の禁止仮処分』の時効が満了することに伴い、日本返還を防ぐための占有地(保管場所)移転訴訟を年末までに推進するという計画だ。

瑞山浮石寺と瑞山浮石寺仏像元の場所奉安委員会は10日午後、大田市儒城区所在の国立文化財研究所保存科学センターを訪問し、金銅観音菩薩坐像を親見して礼仏を行った。

最近、瑞山浮石寺の住持として赴任したウォンウ僧侶の要請によって行われた今回の親見には、ドシン、キム・ギョンイム瑞山浮石寺仏像奉安委員会共同代表とユ・ヘジュン瑞山市議員、ミョン・ジョンスン瑞山市庁文化財チーム長、イ・ジョンソン瑞山市浮石面発展協議会長など20人余りが参加した。

ウォンウ瑞山浮石寺住職僧侶は礼拝の後、「これまでの色々な困難にも関わらず、慈悲深い微笑を維持された仏様の姿に深い感動を受けた」とし「今回の親見を契機に浮石寺の仏様を元の場所に迎える国民的動きが新たに再起動した。必ず元の場所である浮石寺に戻れるように最善を尽くす」と話した。

親見を終えた後、瑞山浮石寺の仏像の元の場所奉安のための今後の対応策が議論された。

この日の議論で奉安委は、現在、国立文化財研究所収蔵庫に保管されている仏像を元の所在地である浮石寺に移転するための占有地移転訴訟を12月中に行うことに決めた

イ常勤奉安委執行委員長は「来る2月に仏像に対する『流体動産占有移転の禁止仮処分』の時効が満了することに伴い、政府が韓日関係改善などの目的で観音菩薩像を日本に返還する恐れがある」とし「法的にこれを防ぐために徹底して準備を終え、来月中に移転請求訴訟を再起する」と述べた。

先立って裁判所は、去る2013年2月に観音菩薩像が日本に渡った経緯が確認されるまで、わが政府がこれを日本に返してはいけないと判決した。

奉安委は、この仏像が対馬に渡っていった経緯は正確に確認されなかったが、高麗末に倭寇によって略奪されたと推定することができる根拠資料を十分に蓄積しただけに、日本返還を防げると展望している。

イ執行委員長は引き続き「今後、観音菩薩像の去就は、韓日仏教協議会など両国の宗教界の対話を通じて解決していく方針」としながら「来年の釈迦生誕日は文化財庁収蔵庫でなく、元の場所である瑞山浮石寺で観音菩薩像を祭れるように瑞山市、仏教界とともに努力していく」と明らかにした。(機械翻訳 若干修正)


これ↓の続報です。
2015年10月26日