(ソウル経済新聞 韓国語 2015/10/27)
政府が韓日首脳会談開催と日本軍慰安婦問題を連携していた従来の立場から一歩退いたのに、日本側が誠意を見せるどころか無礼を犯して両国間の神経戦が続いている。
来月1日に予定された韓中日首脳会談が一週間を切ったが、軍慰安婦問題をめぐり韓日間の接点を見つけることができず、会談日さえ確定することができずにぎくしゃくしているのだ。
27日、日本政府報道官である菅義偉官房長官は記者会見で、「11月2日の韓日首脳会談開催案を日本側に提案した」という大統領府当局者の前日の発言について、「そのような報道をしたのを私は知らない」と述べた。
たとえ大統領府報道官の公式発表ではないが、韓日両国のほぼすべてのマスコミが報道した内容について日本官房長官が「知らない」として事実上無視するような発言をしたことをめぐり、外交上の欠礼という指摘が出ている。
平成27年10月27日(火)午前-内閣官房長官記者会見 12:55~(当ブログにてテキスト起こし) 時事通信のクリハラです。日韓首脳会談についてお伺いします。韓国側は昨日11月2日の開催を日本側に提案し、日本の回答を待っているということですが、政府としてこの提案を受け入れるのか、それについて既に回答しているのかについて 官房長官:そういうような報道したのかについて私、承知していません。いずれにしろ日韓の会談については最終調整中に思ってます。 |
たとえ大統領府報道官の公式発表ではないが、韓日両国のほぼすべてのマスコミが報道した内容について日本官房長官が「知らない」として事実上無視するような発言をしたことをめぐり、外交上の欠礼という指摘が出ている。
これに対して外交部(省に相当)は、報道官定例記者会見で「菅長官は報道内容を知らないとしたもの」としながら、わが政府が来月2日に首脳会談を開こうと提案したことを無視したものではないと解釈した。だが、政府としては前日に日本を圧迫する次元で先制的に日付まで決めて会談を提案した事実を公開したが、ボールを日本側に渡して無策で待つしかない状況に置かれるようになった。
特に政府が「意味ある韓日首脳会談のためには慰安婦問題が進展しなければならない」という従来の目線を下げて、安倍晋三日本総理が問題解決に対する政治的意志を表明する水準を要求したのに日本側が難色を示しており、ともすると“しない方がよかった”首脳会談になる可能性もある。これと関連してユ・フンス(柳興洙)駐日大使は前日に東京で開かれた韓日国交正常化50周年に関するシンポジウムでの演説で「(韓日)首脳会談の前に(軍慰安婦問題を)解決することができなくとも、『解決のための糸口を探ることができる』というメッセージを(韓国の)国民に伝える必要がある」と話した。
読売新聞は27日、「韓国側は安倍日本総理がソウル滞在中に軍慰安婦問題に対する立場を表明することを要求したが、日本側が難色を示した」としながら「これを受け、韓国側は昼食を省き、約30分間の首脳会談を開催する日程を提示した」と報道した。(機械翻訳 若干修正)
↓2つの記事を見ると、韓国が受け入れられるほどの譲歩を日本から受けられないため発表できずにいたところ、中国に急かされて仕方なく、交渉中にもかかわらず「日本の返答待ち」と発表したようですね。
日本、慰安婦立場表明に難色…韓国「それでは昼食なしで30分の会談」
↓2つの記事を見ると、韓国が受け入れられるほどの譲歩を日本から受けられないため発表できずにいたところ、中国に急かされて仕方なく、交渉中にもかかわらず「日本の返答待ち」と発表したようですね。
日本、慰安婦立場表明に難色…韓国「それでは昼食なしで30分の会談」
(聯合ニュース 韓国語 2015/10/27)
軍慰安婦問題に対する安倍晋三日本総理の立場表明をめぐり、韓日間の異見が露出したことによって、韓国政府が昼食なしで30分間の韓日首脳会談を開催しようという立場を日本側に伝えたと読売新聞が27日、報道した。
読売は「韓国側は安倍日本総理がソウル滞在中に軍慰安婦問題に対する立場を表明することを要求したが、日本側が難色を示した」とし「これを受け、韓国側は昼食を省き、約30分間の韓日首脳会談を開催する日程を提示した」と報道した。
安倍総理は韓中日3か国首脳会談に参加するために3か国会談が開かれる当日である11月1日に訪韓すると発表された。韓国政府は3か国首脳会談を契機にした韓日首脳会談を11月2日に開催することを日本側に提案したと26日、明らかにした。
日本側は、韓日首脳会談のために安倍総理が韓中日首脳会談終了後に一日さらに韓国に滞在する必要がある場合、11月2日に首脳会談の他に昼食など儀典上の配慮をすることを韓国側に求め、韓国は軍慰安婦問題に進展がない限り、実務的な首脳会談にとどまるものとし、日本側の立場の変化を求めている様相である。(機械翻訳 若干修正)
(朝鮮日報 2015/10/27)
韓国大統領府(青瓦台)は26日、中国の李克強首相が31日に朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と会談すると発表した。両者の会談は今週末にソウルで開かれる韓中日3カ国の首脳会談に合わせて開かれるものだ。しかし、発表には肝心の3カ国首脳会談がいつ開かれるかに関する言及がなかった。
大統領の外交日程は遅くとも1週間前には公表するのが一般的だ。外交関係者の間では3カ国による首脳会談を11月1日に開くという日程が既成事実化している。準備もそれに向けて進んでいる。
それでも韓国政府が正式に発表できないのは、韓日首脳会談の日程調整が難航しているためだ。外交筋は「両首脳の日程調整に手間取っているが、慰安婦問題の解決法をめぐる双方の立場に隔たりが大きいことが最大の要因だ」と指摘した。
大統領府は当初、李克強首相の訪韓日程だけを発表する計画はなかった。韓国政府関係者は「3カ国首脳会談と二国間の首脳会談の日程が全て確定しt段階で3カ国が同時に発表する予定だった。しかし、中国が李首相の訪韓計画を発表すると通告してきたため、韓国側もその部分だけひとまず公表することにした」と説明した。
大統領府関係者は記者団に対し、韓日首脳会談について、「最近日本側に11月2日を提案し、回答待ちの状態だ」と話した。政府周辺では「韓日首脳会談の開催が容易ではない点を内外にアピールしたものだ」との見方が出ている。
外交関係者は27日に韓国入りする日本の石兼公博・外務省アジア大洋州局長に注目している。韓国外交部(省に相当)の李相徳(イ・サンドク)北東アジア局長と会い、慰安婦問題に関する「略式協議」を行うとみられるためだ。外交筋は「今回の会談は就任あいさつの性格が濃いが、首脳会談を目前に控え、最大の懸案である慰安婦問題をめぐり意見のすり合わせが行われる可能性がある」と指摘した。
いくつかの韓国メディアでも「調整を終えて同時発表するのが慣例、日付を決めて提案したことを発表したのは異例」という報道があるくらいですから、「知らない(承知していない)」と答え、政府間の公式的なモノではないとしてくれた菅官房長官には感謝するべきじゃないのかな。
いくつかの韓国メディアでも「調整を終えて同時発表するのが慣例、日付を決めて提案したことを発表したのは異例」という報道があるくらいですから、「知らない(承知していない)」と答え、政府間の公式的なモノではないとしてくれた菅官房長官には感謝するべきじゃないのかな。