(文化日報 韓国語 2015/09/24)

韓国型戦闘機(KF-X)事業が失敗に終わるのではないかという懸念が増幅している。国内の技術水準および第3国との技術協力などを考慮していないどんぶり勘定式の事業進行で、来る2025年までに18兆ウォンをかけてミドル級戦闘機120機を量産するという檀君以来最大の国策事業は開始する前に座礁の危機に瀕している。

昨年9月、次期戦闘機(F-X)事業(F-35購入)の進行条件として防衛事業庁がF-35A製作会社であるロッキード・マーティンからKF-X開発事業に必要な4つの核心技術の移転を受けると公言したが、去る4月にアメリカ政府の輸出許可(E/L)承認拒否でKF-X事業に赤信号が点いたためだ。

特に防衛事業庁は代案としてアクティブ位相配列(AESA)レーダーと赤外線探索および追跡装備(IRST)などの核心技術を第3国との海外技術協力を通じて開発すると明らかにしたが、提携が最も有力なヨーロッパの戦闘機開発企業などもアメリカの『ミッション(任務遂行)コンピュータ』など核心装備との互換性の問題と源泉技術開示などの理由で技術提供に難色を示していることが分かった

防衛事業庁と防衛産業業界によれば、KF-X電子装備の核心であるミッションコンピュータはロッキード・マーティンの製品が搭載される可能性が高い。ミッションコンピュータはAESAレーダーからの情報を受け取り、空対地ミサイルなど武装システムに任務遂行を指示する電子装備の中核だ。

ヨーロッパ航空業界関係者はこの日、文化日報との通話で「ロッキード・マーティンのミッションコンピュータにヨーロッパ製AESAやIRSTなど航空電子装備をシステム統合するには、源泉技術をアメリカに公開するほかはないが、会社の機密を競合航空企業に露出させながら戦闘機の核心技術を韓国に提供する理由があるだろ
うか」
と反問した。

ヨーロッパ航空機製作社の立場では、AESAレーダーやIRSTなど核心技術を韓国側に提供する程度では技術公開に伴うリスクの負担と採算性が合わず、KF-Xに装着する空対空・空対地など武装システムの購入などを条件に技術協力に応じる可能性が提起されている

しかも、今後韓国側は主要な技術協力および移転をめぐり、アメリカロッキード・マーティンとヨーロッパ航空会社との二重の交渉を行って綱渡りするほかはなく、開発期間と開発費がさらにかかるという懸念も出ている。(機械翻訳 若干修正)


韓国型戦闘機開発事業(KF-X)の相手をロッキード・マーティン社からエアバス社に変えますか? それとも・・・

2015年09月21日
2015年09月23日


中国空軍 J-11B 多用途戦闘機
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