(週刊朝鮮/朝鮮日報 韓国語 2012/08/01)

食肉犬市場年3兆ウォン、年200万匹流通 
関連法皆無‘無法天下’ 

初伏を9日控えた去る7月9日、京畿道城南市の牡丹5日場(5日ごとに立つ市場。毎月4、9、14、19、24、29日)。ソウル地下鉄8号線牡丹駅の5番出口を出て100m程歩いて行くと、33度を上回る炎天の日差しの下、商人が広げた数百個のパラソルが終わりなしに広げられている。この市場通り最も右側の道に沿ってずっと続くのが食肉犬取り扱い店である。直接歩いて数えてみると店舗数が30店余り程になる。息を吸い込むたびに家畜特有のいやな臭いが熱い空気と混ざって肺の中に入ってきた。一つの鉄杖に数十匹ずつ閉じ込められている犬は一斉に舌をだらりと垂らしてへっへっと息を切らしていた。下に敷かれている犬は目が白くひっくり返ったままよだれを垂らしてすでに‘失神’状態であった。 

おじいさん1人が近づいて、ある店の主人と一言二言話をした。数分も経たないうちに鉄杖が少し開かれ、犬一匹が店の中に引かれて入っていった。犬が急に吠える声に続き人の悲鳴と似た鋭い絶叫の声が聞こえると、外にある鉄杖の中の犬も低く吠えて動揺する。中に引きずられて行った犬は暫くして四つの脚をしゃんと伸ばしたまま固まった状態で頭に黒い袋が被せられ持ち上げられて出てきた。この死んだ犬は、犬鉄杖の上に脚を上にして逆に置かれた。鉄杖の後の店の前にはいくつかの大きな釜から白い湯気が吹き出てきていた。 

食肉犬の50%流通する牡丹市場では 

城南牡丹市場は我が国で消費される食肉犬の50%が流通する最大規模の犬集荷場だ。ここでは生きている犬を消費者や犬肉を売る食堂主人が直接選べるように展示されている。お客さんが願えばすぐに電気装置で屠殺して販売する。個人店でなくとも、牡丹市場内には屠殺施設が備えられている、いるいわゆる‘係留場’だけで7個程があると知られている。牡丹市場の食肉犬流通商人は、国内で取り引きされる食肉犬の価格を動かすことができる程、業界で大きい影響力を行使している。牡丹市場を除けば、全羅地域は食肉犬競売場が、慶尚・忠清地域は既存の市場が主に相場を左右する。動物自由連帯(代表チョ・ヒギョン)が出した《韓国の犬肉に対する考察と犬肉産業の実態報告書》によれば、城南牡丹市場の他にもソウル市清涼里市場、黄鶴洞中央市場に小規模で食肉犬を育てて屠殺・販売する業者がいる。ソウル市永登浦市場ではすでに屠殺された犬を陳列して枝肉を売る。仁川市桂陽洞と山谷洞一帯の‘犬農場団地’でも10店余りの業者で小規模に犬を育てて屠殺・販売している。 

我が国で犬を食用として屠殺して販売することは合法でも不法でもなく無法だ。現行の畜産法第2条で犬は家畜に分類されているが、家畜の加工・販売に関連した畜産物衛生管理法第2条には牛、鶏、豚などの食用動物13種類のみを認めるだけで犬は除外されている。犬の屠殺・流通・販売について国で管理監督する法的根拠はない。 

犬肉は我が国の伝統食品ですが1948年の政府樹立と共にすぐに卑しい厄介者の身分になった。イ・スンマン(李承晩)政府はアメリカ軍政の圧迫に勝てず『ケジャンクク(犬醤汁、犬肉のスープ)』という固有の名称を『ポシンタン(補身湯)』と変えたし、パク・チョンヒ(朴正煕)政府は法的に規定した食品リストで最初から犬を抜いてしまった。88オリンピックを控えたチョン・ドゥファン(全斗煥)政府は対外的イメージを考慮して都心大通りのポシンタン屋の営業を制限した。キム・ヨンサム(金泳三)政府の時はフランスの女優ブリジット・バルドーの犬肉非難書簡が飛んできたし、この時から動物保護団体の犬肉食用反対活動が本格化した。キム・デジュン(金大中)政府は2002年ワールドカップ直前、犬肉に対する外国メディアの激しい非難に直面すると「食用犬が別にいるが愛玩犬を食べることはしない」という苦しい立場を発表した。 

犬肉関連法は深刻な問題 

法的に食用動物13種からは抜けているが厳然と消費されている犬肉の法的地位はあいまいな面がある。 

農林水産食品部(省に相当)防疫総括課のある関係者は「食品衛生法では犬肉を食物と見なしたりもする」と話した。食肉犬の流通と販売は取り締まる法的根拠がないが、屠殺された犬肉は取り締まりの対象になるということだ。食品医薬品安全庁が昨年9月に国会に提出した《食品衛生法行政処分現況》によれば、茹でた犬肉で食中毒を起こす可能性のある黄色葡萄状球菌が検出され、一部の犬肉食堂に対して営業停止処分を下したことになっている。

当時、食品医薬品安全庁は「食用犬を買って料理する接客業店を対象に回収検査をしたところ黄色葡萄状球菌が検出されて行政処分した」として「食品衛生法では医薬品を除く食物を食品と規定していて、屠殺された食用犬を食品と見ている」と明らかにした。食品医薬品安全庁が食品衛生法に基づいて飲食店の犬肉衛生状態を取り締まったのは昨年が初めてだった。しかし、既存の市場で冷蔵施設なしに屋台に氷だけ敷いて売る犬肉は、食堂で売るよりさらに非衛生的という指摘にもかかわらず、まともに取り締まりが行われずにいるのも事実だ。結局、食肉犬と犬肉の流通に対する法の網は明確な適用基準もなく、弱点だらけであるわけだ。こうした現状で政府が集計する食肉犬市場に対する基本資料があるわけがない。 

政府は犬肉問題が出ると動物保護協会から外国メディアまで立ち上がる現状が負担で、流通管理と衛生に問題だらけという指摘がずっとある犬肉問題を回避する態度に一貫している。 


食肉犬市場関連人口100万人 

我が国の食肉犬市場規模はいったいどれ程になるのか。食肉犬飼育者の営農組合法人格である大韓肉犬協会チェ・ヨンイン事務総長によれば、国内では一年間で最少200万匹以上の食肉犬が市場に出ている。犬肉を主な料理として売るポシンタン屋、健康院だけでも全国に1万店を越えると推測される食肉犬を育てる農家も全国的に2万か所余りで、3000匹~5000匹程度育てれば大規模飼育農場で打つ。一匹あたり飼育に必要な最低面積が1㎡という点を勘案すれば、大規模飼育農場の場合、最低5000㎡の敷地を確保しているわけだ。附帯施設まで考慮すれば坪数で計算して犬農場一つが2000坪余りに達すると見ることができる。 

お金で換算した全体市場規模も相当なものだ。2006年に政府が国会保健福祉委員会所属キム・チュンジン議員(高敞、扶安・当時開かれたウリ党所属)に提出した《食用犬の衛生処理のための政策研究》資料によれば、当時、全国の食肉犬市場規模は1兆4000億ウォン台(約1千億円)であった。現在は市場規模が当時よりもはるかに大きくなったというのが業界の観測だ。城南牡丹市場の食肉犬流通商人は現在の食肉犬市場規模が3兆ウォンだと推算した。業界で最も大手と知られた城南牡丹市場の食肉犬専門流通業社Y畜産のチョ某代表は、週間朝鮮との通話で「我が家で1年に所得申告する金額は60億ウォン程度」と明らかにした。 

食肉犬流通構造で最も下の段階である犬飼育農場では、30㎏(斤数でいうと50斤に該当)以上の食肉犬一匹を中間商人に渡す時、概ね20万ウォン程度を受け取る。中間収集商人は飼育場から買い入れた食肉犬一匹あたり数百ウォン程度の利益をのせて城南牡丹市場などの大型商人に渡す。首都圏の犬飼育農家の中には中間業者を通さず市場の大型商人らと直接取り引きする場合もあるという。これら大型商人は主に全国のポシンタン屋、健康院に屠殺した犬を納品する。このような犬市場流通構造にはケソジュ(犬焼酎。漢方薬などと一緒に煮込んだ薬用飲料。酒ではない)のような抽出物加工業者まで関連している。犬飼育農家2万か所余りと流通担当商人、飲食店事業主、関連加工業者まで合わせれば、食肉犬市場には100万人以上の生計がかかっているというのが業界関係者たちの主張だ。 

中国輸入犬流通? 

このように食肉犬市場規模が思った以上に大きいにもかかわらず、これという管理機関がないため、食肉犬の供給元をめぐる根拠の分からない噂も公然と飛びかっている。その中の代表的なものが国内で流通している相当量の犬肉が中国産あるいは遺棄犬という噂だ。牡丹市場の商人は皆「全国各地の取引先だけから持ってくる」として、このような噂を根拠のないことと一蹴した。もちろん、これら商人が売る犬の原産地を確認する方法はない。城南牡丹市場内でH健康院を運営するユン某氏は「犬の原産地を問うのは野菜商人に直接栽培して育てたかと聞くのとかわらない」として、質問自体があきれるという表情になった。京畿道安城にある大韓肉犬協会で会ったある飼育業者は「需要に比べてすでに出荷量があふれる状況なのに、あえてそのような(中国から輸入したり遺棄犬を流通させること)必要がない」という立場だ。 

犬流通過程で供給元が問題になるのは犬肉等級に関する規定がないためだ。牡丹市場に行けば相場表に‘地元犬’と‘肉犬’と分類されているが、これを区分する基準はひたすら斤数だけだ。地元犬は20斤から30斤の間の重さを持つ犬を指し、肉犬は重さ50斤以上の大型犬を意味する。50斤以上の肉犬は農場で日本の闘犬種と黄犬を種子交配させた雑種が大部分だ。牛肉や豚肉のように肉に対する等級がなく、重さでだけ計算して屠殺をしている状態では食肉犬に対して確認できる情報が殆どないわけだ。もし遺棄犬が混ざっていると言っても商人が「違う」といえば確認する方法がない。これと関連して大韓肉犬協会チェ・ヨンイン事務総長は「もし遺棄犬が開市場に出てくることになったら遺棄犬保護所や色々な動物を取り扱う競り場を通じて流通する場合がありえる」と話した。チェ事務総長によれば、保護所に遺棄犬が入ってくる場合、一定期間が過ぎれば安楽死させなければならないが、死体を焼却する所が相当でなくて密かに売る場合もあるというのだ。動物愛実践協会パク・ソヨン代表も「(遺棄犬を)どんなところにも里子に出したり、あるいは犬肉として売って利益を得る保護所もある」と話した。 

食物廃棄物食べる犬 

犬の衛生管理の実態も毎度浮上する問題だ。食用として飼育される犬は人々が食べ残した残飯を食べる。ところが、この残飯が犬が食べることができる程度に良好な状態なのかも確認し難い。また、犬飼育関連法がなく、政府で犬飼育農場に対しては防疫支援をしていないという点も犬飼育場の衛生状態をより一層劣悪にさせる要因だ。最近、インターネットを熱い雰囲気にした済州道の‘悪魔犬商人’の写真は、食肉犬の流通管理がどれほど劣悪なのかを見せる事例に選ぶことができる。しかし、このような憂慮に対して食肉犬飼育者らは犬の餌や流通に大きな問題がないという立場だ。大韓肉犬協会のチェ・ヨンイン事務総長は「飼育場の周囲に学校や給食所、大規模工場の大食堂から出る食物廃棄物を回収する方々が犬農場にもちょっと与える」として「我が国の牛、豚屠殺場や道の養鶏場から出る動物の頭、足、内蔵みたいなものをみな犬が消費する」と話した。チェ事務総長は「当日に発生した残飯をすぐに犬に食べさせるので衛生には全く問題がない」と主張している。かえって全国で発生する食物廃棄物のうちの約40%を犬が消化する実情に光を当ててほしいという立場だ。 

屠殺段階での衛生状態はさらに深刻だ。多くの犬屠殺は市場のみすぼらしい係留場や野山の無許可建物のようなところで行われる。一匹あたりの屠殺費は1万~2万ウォン線。屠殺場ということもできないコンテナの中で槌と電気棒、火炎バーナー、高圧ホースなどを使い、決まった法的手続きなしに進行される。220V電圧に接続した電気棒で電気衝撃を加えて犬を気絶させた後、5分以内に毛をみな抜き取る。去る7月9日には京畿道高陽市一山東区の野山で犬の血管に水を入れて重さを増やす手口で不法屠殺をして警察に摘発されることもした。 

肉犬協会「犬肉合法化してほしい」 

今年の夏も確かに動物協会の犬肉反対パフォーマンスが全国で繰り広げられている。最近、ソウルのあちこちで『犬肉はなくならなければならない悪習です』と書かれたピケを持った人達の1人デモを見ることができた。初伏だった去る7月18日には動物愛実践協会と韓国動物保護連合、生命体虐待防止フォーラムなどの男女会員たちがソウル市光化門広場のイ・スンシン銅像の前で体にペインティングをし、子犬とともに大型太極旗の上に座るパフォーマンスを行った。動物協会連帯側は「国民感情を勘案して文化の荒廃化を防ぐために一日も早く‘犬の食用禁止法’が用意されなければならない」と主張した。動物協会会員たちは伴侶動物である犬を食べるという事自体の倫理的妥当性を問題にする。

犬肉をめぐる対立と葛藤もあちこちで広がっている。昨年6月、牡丹市場で計画された‘犬肉祭り’は動物協会の激しい反発で結局すべての行事が取り消しになった。 

去る6月には仁川市南洞区九月洞のあるレストランで‘犬肉パスタ’を発売して世論の激しい非難を受け、2日で販売を中止して謝罪文を上げることもあった。当時、レストラン代表は公式ブログ掲示板に「今まで私どもが進めてきた犬肉に関連したすべてのメニューをなくす。また、今後も犬肉を使うことはない」と書いた。 

去る5月には中国同胞が好んで食べると知られるいわゆる‘犬肉ラーメン’が問題になった。朝鮮族社会で好んで食べるインスタント犬肉袋ラーメンのスープを実際に犬肉で作るという事実が知らされ、国内動物愛護家の顰蹙を買った。 

犬飼育業者は、世論を意識して犬肉問題をむやみに覆ってしまい隠すのに汲々とする政府の態度に対して不満が多い。チェ・ヨンイン大韓肉犬協会事務総長は「若い人達が(犬肉事業を)新規で始めないので年月が経てば犬関連事業が消えることもできる」として「だが、少なくとも現時点では食べ物として食べているのだから畜産物と認定をして正常な管理流通が行われなければならなのではないか」と話した。協会は国会に何回も嘆願をするなど犬肉合法化のために努力しているが、政治家たちは投票者の心を意識して犬肉合法化関連立法発議を敬遠している。

これと関連して、城南牡丹市場の食肉犬流通業社であるY畜産代表チョ某氏は「イ・ミョンバク政府になって食品医薬品安全庁で犬肉問題について対策をたてようと私を訪ねてきた」として「政府でも開市場問題を解決しようとする試みをしたものと見て、我々の方でも開市場に対する資料を準備したがその時ちょうど狂牛病騒動がさく烈してうやむやになってしまった」と明らかにした。 

現在、政府は一方では犬肉合法化を、また他方では犬の食用全面禁止を望んでいる現状で、めぼしい解決策がないという立場だ。農林水産食品部のある関係者は「犬肉合法化問題はあまりにも敏感で接近し難い」として「国民的合意が先行しなければならない問題」と話した。(機械翻訳 若干修正)


禁止令を出せば

生計を奪う気ニカ~
646467365

合法化して衛生管理に乗り出せば

現状を無視した規制で商売を成り立たなくする事実上の禁止令ニダ~ 
646467365

と、犬食関係者の“生活のかかった”デモ(?暴動?)が起こるでしょうから、今のように動物愛護者のパフォーマンスやネットで多少騒がれる程度で済んでいる現状を韓国政府は動かしたくはないでしょうね。

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