(SBSニュース 韓国語 2015/09/09)

<アンカー>
私たち空軍の主力戦闘機『KF-16』の敵味方識別装置の性能改良が遅れ、2020年から無力化される可能性があるというニュースを昨日(8日)お伝えしました。

ところが、これはKF-16だけの問題ではなかったです。戦闘機にヘリコプター、そして対空砲に至るまで、陸海空の戦力3,200台、なのでわが軍の戦力の25%程度が性能改良が必要なものと確認されました。問題が簡単でないようです。イ・ギョンウォン記者です。

<記者>
現代戦では戦闘機と艦艇、対空砲など陸海空あらゆる戦力が総動員されます。

同盟国は同じ敵味方識別装置を使い、これから出る信号で味方なのか敵軍なのかを判断します。

アメリカは敵味方識別装置を2020年から切り替えるという計画をわが軍に昨年5月に通知しました

わが軍の1次調査の結果、改良対象戦力は対空砲など防空戦力1,600台余り、戦闘機など空中戦力540機余り、艦艇など海上戦力270隻余りなど計3,200台に達しました。わが軍全体戦力の25%が性能を改良しなければならないという話です

作戦遂行のために陸海空軍が互いに戦術情報を交換する、いわゆる戦術データリンク体系の性能を改善するように求める通知も受けたが、その数は海軍イージス艦3隻と空軍戦力160機余りに達します。わが軍の最も重要な戦力がすべて網羅されました。

2020年以前に性能改良をしなければ、核心戦力3,200台は無用の長物になるわけです。

[アン・キュベク/新政治民主連合議員(国会国防委):韓米連合作戦のために必要な性能改良事業であるだけに、計画と予算を把握できずにいるのは残念な点です。わが軍は早速マスタープランを策定する必要があります。]

アメリカから性能改良通知を受けてから1年4か月の間、軍当局は改良の費用を把握できないまま、アメリカに関連情報を要請して回答だけ待っています。(機械翻訳 若干修正)


(SBSニュース 韓国語 2015/09/10)

アメリカ軍が武器体系の目と神経網のような装備の性能を一斉に改良するようにとわが軍に通知しました。性能改良対象装備は敵機と味方機を区別する敵味方識別装置とイージス艦などの敵標的情報を共有する戦術データリンクです。この2つの装備をアップグレードしなければならないわが軍の武器は3,200台で、すべて肝心な核心戦力です。

期限は2019年までです。2020年からアメリカ軍がアップグレードされた敵味方識別装置とデータリンクを稼動するためです。私たちはただ従わなければなりません。実際に私たちだけでなく日本もヨーロッパのNATOもアメリカ軍の要求を黙々と受け入れなければなりません。拒否すれば自国の武器体系の目と神経網が不通になる災いを招くためアメリカの意に逆らうことができません。すごいアメリカです。

●昨年に電撃通知…「時間がない」

アメリカ軍は昨年4月25日から5月2日に行われた韓米指揮統制の相互運用性委員会で「2020年から敵味方識別装置モード4用連合暗号資材と戦術データリンクであるリンク16端末の運用を中断する」という青天の霹靂のような口頭通知をしました

わが軍は公式文書でアメリカ軍の意を伝えてほしいと要請し、同じ内容の文書が昨年5月21日、わが軍に到着しました

敵味方識別装置を現行のモード4からモード5に切り替え、データリンクはリンク16をアップグレードして適用するという通知です。わが軍は足元に火がつきました。合同参謀は急いで調査に着手しました。結果は衝撃的でした。わが軍の戦力3,200台に手を加えなければならないことが明らかになりました。

具体的にみるとさらに苦しいです。早期警戒機、海上哨戒機などの監視偵察戦力20機余り、戦闘機など空中戦力540機余り、艦艇など海上戦力270隻余り、ヘリコプターなど航空戦力680機余り、対空砲など防空戦力1,670台余りです。わが軍戦力の核心中の核心です。単純に規模のみをみてもわが軍全体装備12,480台の25%水準です。

またデータリンク改良対象は空軍戦力160機余りと海軍イージス艦3隻です


合同参謀は陸海空各軍に再び改良対象装備を確認し、改良作業の範囲と期間、費用などを算出して所要を提起するよう指示しました。去る7月にはアメリカ軍側に性能改良に関する詳細な情報を要求しました。陸海空軍もアメリカ軍も現在まで合同参謀に回答をしていません。

●再来年に着手しても…

費用は最低10兆ウォン以上と推定されるだけで正確には分からないです。性能改良期間がどれくらいになるかも分かりません。お金もお金だが問題は期間です。武器体系によっては改造水準の大型工事が必要になります。それでも国内で大型工事ができるならば幸いです。アメリカで買い入れた主要武器体系はわが軍が改造できる権限がありません。アメリカに送ってこそ性能改良ができるという意味です。大型武器を船に乗せて送って持って来るだけで数か月です。

戦力から離脱する核心装備が続出するしないのに、2020年以前に3,200台の改良を終えることは不可能な課題です。来年の予算は一昨日(8日)、国会に提出されたため、来年の事業開始はもうなくなりました。急いでも再来年の予算を受けて再来年から開始できます。残った時間は2017年、2018年、2019年の3年です。KF-16,134機の性能改良を行う事業も何年も事業者の選定作業が絡まってさ迷っていますが、1年に1,000機以上ずつ性能改良をやれというのですか。

アメリカ軍が公式通知して1年4か月が過ぎても足踏みしているわが軍は情けないが、同盟国の事情などは眼中にもないアメリカ軍は薄情ですアメリカの立場では自国の防衛産業企業が座って大金を稼ぐことなのに、とても冷酷に時間も与えないです。性能改良をしないというのでもなく、しないで耐える能力もありません。

韓米同盟のキャッチフレーズは「一緒に行きましょう」です。駐韓アメリカ軍と駐韓アメリカ大使館の人たちは機会があるたびに「一緒に行きましょう」と声をあげます。ぜひ一緒に行きましょう。(機械翻訳 若干修正)

goshi

日本の防衛―防衛白書〈平成27年版〉
防衛省
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